最低賃金2000円以上が可能か?

最近その存在を知った、HARBOR BUSINESS Online(ハーバービジネスオンライン)。 「忖度しない」情報ニーズに応えるオピニオンメディアと謳っています。 その記事で「最低賃金2000円以上が可能な経済学的な理由<ゼロから始める経済学・第4回>」を見ての論評です。 ・企業による搾取率が1995年の30%から60%の倍に上がっている。  ⇒企業が不当に利益を得ている   ⇒その分従業員に還元できる    ⇒著者は2000円にあげるべきと言ってる これを書いたのは、埼玉大学大学院人文社会科学研究科の結城剛志教授という偉い方です。 2000円に上げらえる…

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トマト缶の黒い真実「ジャン=バティスト・マレ」(太田出版)

魚を他の場所から仕入れて少し生簀で飼ってそこの産地にするのと同じ原理なんだろうが、トマト缶もご多分に漏れないそうだ。 中国で育てて3倍濃縮にしたのをイタリアが輸入し、薄めて2倍にして塩を加えてイタリア産として輸出している。 トマト缶にもランクがあって、トマトの品質ではなく詰め物が多いとランクが下がり、最低ランクだと30%程度しかトマトが無いらしい。 イタリアの狭い国土でトマトをなんでそんなに輸出できるか疑問だったが、そういうカラクリなのね。 イタリアは腐敗していて、マフィアが横行しているのは知っていたが、トマトの収穫にも遺憾なく発揮している。 人権なんてあったものじゃない。 アフリカ…

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絶海の孤島「カベルナリア吉田」(イカロス出版)

対馬・父島はメジャーなので、絶海の孤島と呼ぶにはふさわしくないかもしれない。 青ヶ島は、廃道・廃線・未成道・隧道・林鉄・道路趣味~山さ行がねが~ の記事である程度知っている。 それ以外は大東島の名前を知っているだけで、後はマイナーかつ孤島と言って良いのでしょう。 著者は今回の取材だけでなく各地の孤島に何度も行っているので、最初に訪れた時の観光客みたいな視点が少なくて良かった。 観光案内をされてもねぇ。そういうのが好きな人もいるのだろうが、自分の好みではない。 最後の「孤島の旅を終えて」は是非読んでもらいたいと思う。 著者の気持ちが示されているし、納得できる内容だと思う。 絶海の孤島 増…

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「県境」の秘密「中原 淳」(PHP研究所)

大した秘密はなかったな~。 現代の飛び地のことは興味が無いが、それが結構多かった。 歴史的な経緯があるものを深掘りして書いてもらえたら良かったのだがそうでなくて残念。 この本のダメな点 ・地名とかが沢山出てくるが著名なものでは無いので普通の人はわからない  地図があればわかるが、それも無く本文を読んだだけではイメージ出来るだけの文章力もないので、  読んでも良くわからない ・写真があるが、本文の登場順でもないし、本文から参照も書いてないのでほとんど意味をなさない  わざわざ写真家を同行させている意味が無い

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嘘だらけの日英近現代史「倉山 満」(扶桑社新書)

本のタイトルは、編集者が後で付けたりするのがあるようだが、これは著者が喜んで付けているように思われる。 本文中でも喜々として書いているからね。 嘘というのであれば、嘘である根拠を書かなければ無いが、そんなものは無い。 嘘ではなく事実に対しての認識が自分と違うから嘘と言っている。 例えば、「労働者の5%が労働運動に参加した」という事実に対して、それが多いか少ないかは認識の違いで、 多いと言っても、少ないと言ってもどちらも嘘ではない。こういう類のを嘘と言っている。 10年前が1%だったなら、相対的に多くなったと言えるが、絶対的にどうか。 50%を超えてはじめて多いと認識する人もいれば、90%…

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呆韓論「室谷克実」(産経新聞出版)

いわゆる嫌韓では良く名前が出てくる人の本。 「2014年 年間ベストセラー第1位(新書・ノンフィクション部門、トーハン調べ」だそうです。 なんかなぁっていう内容です。 売れるために受けが良さそうな内容を書き連ねただけの文章に思えてしまう。 タイトルに「論」と入れる限りはそれに見合った内容であってほしかった。 愚民向けの本ってかんじね。

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日本人が魚を食べ続けるために「 秋道智彌・角南篤」(西日本出版社)

養殖が天然とほぼ同じになっているらしい(日本は違う)。 もっと少ないと思っていたが以外だった。 本の書きっぷりは、どこかに出したレポートをそのまま転記しているじゃないと思ってしまうものであった。 本のタイトルに合わせてうまく編集してくれれば良いのだが、こんな本ばっかりだな。 編集者の能力が低下しているのだろうかね。 同じようなことをそこらに書いてあるし。 内容も、日本がノルウェーのようになるにはどうしていくかとか書いてあるかと期待したがそうでもなく、 残念な本でした。最近外れ本を引くのが多いな。

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戦国北条氏と合戦「黒田基樹」(戎光祥出版)

本のタイトルは編集者が付けるんだろうが、合戦の情報なんてほとんど無いし、サブタイトルの「図解」も、地図があるぐらいで、これを図解とするにはおこがましい。 早雲から氏直までの5代のことがだらだら書いてあるだけ。 北条氏の資料はたくさん残っているから何とかと、最初に書いてあったがそれを生かした本にはなっていない。 本文書くだけなら2,3日でできそうな薄っぺらい本でした。

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中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか「加藤 嘉一」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

Amazonのレビューを見ると酷評ばかり。そうありなん。 まず、タイトル詐欺だし。 内容が無い薄っぺらい本。 レビューの中で、そうそうって同意できたものをピックアップする。 ・内容に新鮮さがなく、薄っぺらく、表現力も乏しい。 ・日本人に対する視点は勉強不足 ・著者の感想が延々と続き、エッセイ本 中国人は計画をきっちりせず臨機応変にやり、逆に日本人はきっちり立ててそれを大事にして進めるので柔軟性が無いと書いてあったが、日本と外国を比較する時に良く出てくる内容。 日本のやり方も良いところはあるだろうから、事象に応じて選択する柔軟性が必要だと思うね。 中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか …

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