インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実「桜の花出版編集部」(星雲社)

旅する天皇: 平成30年間の旅の記録と秘話 で昭和天皇がオランダに行ったときのことが書いてあった。
じゃあオランダはインドネシアの植民地支配に対する清算は、インドネシアの人達の全く不満のないものだったんだよね~?
と思ったのでそれが少しはわかるだろうと思ってこの本を読んでみた。

結論は、植民地支配後のオランダの清算がどうであったか書いてなかったのでどうであったかわからないってことだ。
他の西欧諸国と同様、補償・謝罪などは一切なかったものと想像はできるが、あくまでも想像。
太平洋戦争後、オランダが再度植民地支配するために2度の戦争をして60万人犠牲になったってあるしね。

サブタイトルで「大東亜戦争は侵略戦争ではなかった。」とあるので、右よりな人の本だなとおもって読み始めた。
大東亜共栄圏は、国のえらい人達が言っていただけのものだと思っていたが、
インドネシアの人達にいずれ独立させるし、大東亜共栄圏についての教育をしていたというのは知らなかった。

証言に共通しているのは、オランダは徹底した愚民政策を行っていたっていうこと。
300ある言語は統一せず、横のつながりを持たせない(路上で3人以上で話をしているととっつかまるなど)ようにしていんだって。
それによって、独立なんてできたとしても相当先の未来なんだろうって思っていたらしい。

それとは違い日本軍部は、学校を作り教育をし、インドネシア語を共通語にして、いずれは独立させるとしていた。
実際にどうするつもりだったかは知らないが、教育をして・いずれ独立させると言ってそれを妨害すれば、大いなる反発があることは容易に想像できる。
だから、親日国家群を作って、欧米諸国に対抗しようという考えていたんだろうと思う。

オランダ支配時は、食うには困らなかったが、日本軍政時代の後期は戦争のために苦しくなったというのが、スカルノ大統領夫人以外は話があっている。
証言をした人達は見な裕福な地位にいたので、そうではない人達の話がききたかった。
日本軍政時代は、良いこと・悪いこと両方あったとあるので、まあある程度信用のおける証言なんだろうと推察できる。

学校の教育しか受けていない人は読んでみると良い本だと思った。
色々な視点で見ることが出来るようになるというのは良いことだと思うから。

マレーシアと違ってインドネシアは自分たちの力で独立を勝ち取ったというのが大いなる誇りになっているようだ。
某国は棚ボタだったから、それがないから、今のような状況なんでしょうね。

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