原発に抗して「荒川 紘」(唯学書房)

反原発の人達の思考はどうなっているのか気になり読んでみた。

この人、静岡大学の教授だったんだね。経歴を見ると自分が学生の時にいたようだが、人文学部の人で理系の私は知らないな。
1,2年の時の教養の授業でも選択していないし(選択肢にあったかは記憶にない)。
悲しいかな、

灯台(御前崎灯台のことです。補記)の展望台からは相模湾と遠州灘が一望できた。相模湾のかなたには伊豆半島が横たわり、望遠鏡を使えば静岡大学の建物も見えたはずである。


なんて書いてある。静岡に住んでいたのにこんなこと書くんですね。
どんな望遠鏡を使っても御前崎から相模湾は見えないぞ。
東海地震で浜岡原発が危ないとか書いておいてこれはね~。ただの誤記?耄碌している?
駿河湾ですよあれは!

脱線したが、全体的に原発嫌だから、原発に関しては否定的思考しか出来ない模様。
悲しいね。いろいろな視点から攻めるべきなのにね。

原発に関する、政府/行政/産業界は利権でズブズブ。それが諸悪の根源のように書いてあった。
これに関しては、そうだろうなと思う。
だから、攻めるべきは(責めるべきではない)はそこだろうね。
そこを攻めて改善を図るのが現実的。

1か0のどちらかしか考えられないのが、左巻きの人達の悪いところ。
原発全部止めろって言えば、抵抗もするだろうし。

秘密主義だと本文中批判しているが、それは何かあれば、喜んでそこを責める(さっき”攻める”としたのはこのことがあるから)。
子供がなんかやらかしたら、親に隠すのと話は一緒。
怒られなく(責められず)、じゃあ今後そうならないようにどうしたら良いか考えていきましょうね、みたいな感じじゃないと言いたくないよね。
だから、隠したくなるし、安全だって言ったりしてしまうだろう。

バイオマスとか日本は自然エネルギー一杯あるんだから原発いらねーって言っているが、
ある意味あっていて、ある意味間違っている。

日本で化石燃料が流通する前の里山はどんなんだったか知っているのかね(科学史をやっているのならそれを知らないというのであればモグリだと思うが)。
人口が多くて需要を満たせず禿山ばかりだったんだよね。1億2千万人を日本の国土で支えるのは無理なんですよ。
江戸時代はじめの2千万人程度が自然エネルギーで賄える限度でしょう。
北欧が自然エネルギーでうまくやっているって紹介していたが、人口密度が低いからできるのよ。

2016年度で水力が7.6%、その他再生可能エネルギーが6.9%。
人口が1/6に減れば今の状態で87%の電力を再生可能エネルギーで賄える計算になる(人が減れば今の数の施設を保守出来ないだろうから、強引な計算であることはわかっているがイメージの話)。
原発嫌で、再生可能エネルギーでやりたいなら、著者よ先ずあなたがと親族の5/6を滅する覚悟が出来てからそういう主張をしたらいかが?
まあ、主張するなとは言わないがいう限りには、自分の言動に責任を持ちましょうねってこと。
ただ言うだけ、結果論を言うのは誰でもできる。

原爆について、共産党は中国・ソ連のは問題ない!って言っていたと書いてあったのには笑えた。
安定の日本共産党。ある意味筋が通っている(日本の国益ではなく、中国・ソ連の国益を優先)。

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