おしゃべりな貝「盛口満」(八坂書房)

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貝がぺちゃくちゃ喋るっていう本ではない。
貝殻を拾ってみるといろんなことがそこから分かるよっていう本。

内容は置いといて、文章の構成・最後に各貝を紹介しているページの見出しがあるなど、本としては優秀。
編集者の能力か、著者の能力か、もしくは両方がまるで違うんでしょう。
こういう本はもっと評価されてしかるべきだと思う。

浜辺などに落ちている貝殻だが、普通に何千年前のものとかもあるんだって。
貝塚にあるのは海に洗われていないいないので原型をとどめていても普通だとおもったが、かなり丈夫だね。
また、南方の貝も落ちてるそうだ。子供が海流に流されてきて貝の形になるが冬を越せず死んだ小さなものがまれにあるとのこと。
伊豆に熱帯の魚がいるが冬には死んでしまうっていうのと話は一緒ですね。

本の最後に、良いこと書いてあるなって思った。内容は書かないが、実際に読んでみてもらうと良いかなと思う。

おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史
盛口満
八坂書房
2011/4/1



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