子供のゲーム依存の責任をゲーム事業者になすりつけないで

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山陽新聞の社説矛盾チェックです。
ゲーム・スマホ関係の社説で「社会全体で」っていう主張が多い。
問題は社会全体にあるかもしれないが、社会全体で解決することじゃない。

ゲーム依存 社会全体で対策急がねば
山陽新聞の主張を見ていきましょう。

社説について


 若者の3人に1人が1日当たり2時間以上ゲームをし、時間が長いほど日常生活に悪影響が出ていることが、全国規模の実態調査で分かった。
 ゲームと日常生活の関係が数値で明らかになるのは初めてだ。実態把握は対策の一歩であり、治療の指針づくりや予防策の強化につなげたい。
大部分の人には日常生活に悪影響が出ているのでしょう。
しかし、日常ってなんだ?いつもゲームをするのが日課であれば、それも含めて日常だよね。
子供らしくとか普通とかみんながとか、そういうはどうだろうね。
個性ってものがあるから、型にはめてしまうのは良くないと思うんだよね。



ゲームを沢山やるが、ゲームのクリエーターになるためにゲームをやるのに加えいろいろ勉強している人もいるかもしれない。
好きこそ物の上手なれっていうじゃないですか。その対象がただゲームっていうだけかもしれない。

6時間以上ゲームをする人の半数は昼夜逆転の生活を送り、2割以上は半年以上、自宅に引きこもっていた
 「趣味や友達に会うなど大切な活動への興味が著しく下がった」「腰痛や睡眠障害など心身の問題が起きてもゲームを続けた」「学業や仕事に悪影響が出てもゲームを続けた」などと答えた人の割合は、いずれもゲーム時間が長くなるほど多かった。特に2時間を超えると顕著だった。
大事なことが書かれていません。
引きこもりになったのからゲームに没頭するようになったのか、ゲームのせいで引きこもったのか。
前者なんじゃないかと思うのですがね(引きこもってちゃポケモンGOできないよ)。

予防策も強化しなければならない。久里浜医療センターによると小学2年生がゲーム依存で昼夜逆転し、学校に行けなくなったケースがあるという。低年齢化が進んでいるのが心配だ。
学習到達度調査で読解力の順位が落ちたというが、どうすれば良い?」でも書いたが、中学生未満のスマホは法律で禁止したら?

そもそも依存状態に陥りやすい仕組みになっており、事業者の責任は大きいと言わざるを得ない。

はい?何を言っちゃっているのでしょう。何かに依存するってことは、他に依存するものが無いということで、
他に興味を持たせられないことが問題なんです。
あれも、これもしたい!ってなったら、必然的にゲームをやる時間は減るでしょう。
そもそも、依存もされないようなつまらないゲームじゃ、ゲーム業界やっていけいないでしょ。

「社会全体で」という風潮について


最初にも書きましたが、気に入らないね。
ちょっと調べたらだけで以下が見つかりました。本文若しくはタイトルに含まれます。
ゲーム依存 社会全体で危うさの認識を(読売新聞)
子どものゲーム障害 防ぐ手立てを社会全体で(毎日新聞)
ゲーム依存/社会全体で取り組む機運を(福島民友新聞)
ゲーム依存症/社会全体で対策考えねば(神戸新聞)
ゲーム依存 予防と診療の充実急げ(朝日新聞)
ゲーム障害 若者の依存を防ぎたい(東京新聞)
ゲーム障害 特に小学生への対策を(京都新聞)

沢山ありますね。ただそれは、基本、親の責任ですね。
社会全体が変わらないと解決しない=解決されることを諦めている ってことになりませんか?
社会の問題にしているようじゃダメだね。


赤字:根拠不明、太字:客観的ではない、下線: 矛盾している箇所。斜体: 特別にそれについてコメントするもの。

万引き依存症
斉藤章佳
イースト・プレス
2018/9/12

これ 以前読みましたが良いと思いますよ。

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