有機農産物の厳格化は選択肢を減らす行為だ。

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パブ米々(「パブリックコメントへのコメント」を略してこう呼ぶようにします)です。

概要


元々は、以下を1文で書いてあり、わかりにくいので書き換えました。
以下について、ゲノム編集技術を用いて生産されたものについても、原材料等において使用できないことを明確にする改正を行う。

・有機農産物の日本農林規格
・有機加工食品の日本農林規格
・有機飼料の日本農林規格
・有機畜産物の日本農林規格

改正の理由:現在の製造・流通の実情等を踏まえている。
現状:組換えDNA技術を用いて生産されたものは、原材料等において使用できない。

パブリックコメント結果

「⇒」以降が私の意見です。なお、賛成527件中3件、反対10件中2件分しか結果に載っていいませんでした。
「主な意見」と書いているので、そうなのでしょう。

■賛成
  1. ゲノム編集作物や種子を有機認定するのだけは絶対にやめて下さい。
  2. 「ゲノム編集(遺伝子操作)技術を応用して生産した農畜産物や、それらを加工した食品を認証しないとする規格改正方針」を支持します。絶対に認証しないでください!
  3. 有機農産物に遺伝子組み換えやゲノム編集技術を利用した生産物が含まれないことは賛成です。
⇒3つとも、賛成の理由が書かれていないですね。
 理由がないから、意見としてはゴミです。
 認定・認証は絶対にダメというのならば、その理由を書きなさいな。
 527件賛成があって、これが主な意見って、ひどいですね。
 1,2は感情でしか書いていない。

■反対
  1. 本改正(案)については、他法令との整合性や実効的な監視が困難であることから反対します。
    ⇒「他法令との整合性」については、具体的に何を指しているか不明なので、コメントできず。
     「実効的な監視が困難」については、妥当な意見ですな。どうやって見分けるのか見当もつきません。
  2. 日本農林規格では、ゲノム編集技術を排除するのではなく、むしろ「環境への負荷をできる限り低減」し、「動物用医薬品の使用を避ける」ためにゲノム編集技術を活用することを考慮する方向で改正がなされるべきと考えます。
    ⇒これも、なぜそうすべきか理由が書かれていません。

総評

理由が書かれているのは、反対の1つ目だけで、反対ということで良いですかね?
まあ、それは冗談として、規制強化=コストUP ってことを理解して意見しているのか、はなはだ疑問だ。

このパブリックコメントについて苦言を呈していた記事を見つけました。
賛否はうたっていませんが、説明が足りん!としています。
その通りですね。

読んでいて面白いのは、以下です。
ヨーロッパでは、硫酸銅は環境への悪影響があるので有機農業から除外すべきという意見も出ているが、代わりの殺菌剤がないので、使用禁止に踏み切れない。日本も同じだ。環境や人の健康に悪いものはすべて使わないというわけではなく、とりあえず化学合成農薬と化学肥料、遺伝子組換え技術由来のものは認めないと線引きしたともいえる。環境に害のある分解しにくい石油由来の化学資材(プラスチック材など)も使わないとは決して言わないのだ。有機農業の定義とはその程度のものと私は思っている
ほう、エライいい加減なものですね、有機農業って。
ここに、あれも、これもと有機農業で使ってよい農薬が書かれています。

なんか、今回の件も含め、頭隠して尻隠さずって感じですね。

タイトルでも書きましたが、厳格化は消費者の選択肢を減らす行為だと思っています。

有機・無機の2分類しかない無いとすると、厳格化された基準に1つでも満たしていなければ、無機農産物となる。
それは、厳格化=有機農産物のコストUP=高くて買えない となり、
非常に高い有機農産物と有象無象の無機農産物しか選択肢が無くなることを指す。

有機農産物にランク付けしたら良いと思う。

有機農産物★5つ  硫酸銅等も使わない、ゲノム編集技術も使わない
・・・
有機農産物★1つ  XX%までは、無機農産物/ゲノム編集の混入を許す
とか。

IAM 行政管理研究センター
ぎょうせい
2005/11/1

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