日本共産党の党則を見て他が気になったので、各政党の党員に関する党則を比較してみた

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「日本共産党は現在も暴力革命の方針」はデマか?を書く時に日本共産党の面白い党則を見つけたので、他の党も含め党員に対する規約を比較してみました。

個別のものは下(入党・離党禁止行為・権利・義務)にまとめていますが、特徴的なものについてコメントします。

立憲民主党は維新の会をパクっている?


党員についての規定が維新の会とほぼ同じで、そして不備も同じところにあるのです。
維新の会は2016年に党則を作っていて、立憲民主党は2017年です。
立憲民主党は民主党から分裂したので新たに党則を作らないといけない立場でした。

他の党には、選挙権があるのに立憲民主党にはその規定がありません。
「代表選出の手続きについては、代表選挙規則で別に定める。」とありますが、その代表選挙規則が見つからない。
枝野代表、終身代表ですか?

公明党


唯一無条件で外国籍の党員を認めています。(そんな党が与党にいるのが恐ろしい)
公明党らしいと思うのは、公明新聞購読が義務となっている点です。

日本共産党


・離党に党の承認が必要
・党の決定に同意できなくてもその決定を実行しなければならない
という素晴らしい規定があります。
さすがです。

その他


自民党の規定は、えらい狭量ですね。全く同じ考えの人は存在しないのだから、もう少し何とかならんかなと思います。
片や、国民民主党(きっと民主党の党則を引き継いでる)は意外にも、まともでした。



入党・離党



入党資格離党
自由民主党
日本国民
党員一名の紹介
審査・承認されること
党に届ける
立憲民主党
十八歳以上の日本国民
国会議員の場合は承認が必要
組織規則で規定するとするが、
それが見つからず。

国会議員の場合承認が必要
国民民主党
十八歳以上の日本国民
国会議員の場合は承認が必要
党に届ける
国会議員の場合承認が必要
公明党
十八歳以上(国籍不問)
党員二名以上の紹介
党に届ける
日本維新の会
十八歳以上の日本国民
国会議員の場合は承認が必要
組織規則で規定するとするが、
それが見つからず。
国会議員の場合承認が必要
日本共産党
十八歳以上の日本国民
党員二名の推薦と入党費が必要
いちじるしく反社会的な人は不可
党の承認が必要
社会民主党
十八歳以上の日本国民
十八歳以上で日本に3年以上定住する外国人
国会議員の場合承認が必要


禁止行為・権利・義務



禁止行為義務権利
自由民主党
党議にそむく
党方針を公然と非難すること
反対党候補の応援
党決定候補者の支持
党費を納める
選挙・被選挙権
役員の選出・候補者決定
立憲民主党

党費を納める
国民民主党
党議に反する行為・言動
党費を納める 代表選挙への投票権
公明党
他党に所属
党議・党最高執行機関の決定に違反
党の政策・方針に従う
党費を納める
機関誌の購入
選挙・被選挙権
日本維新の会

党費を納める 代表選挙への投票権
日本共産党
他党に所属
党に敵対する行為
党決定事項に反する意見の公表
党の内部問題を党外に解決を求める
党の決定に同意できなくてもその決定を実行
党決定事項の読了
党の綱領路線と科学的社会主義の理論の学習
党費を納める
選挙・被選挙権
社会民主党
他党に所属 党費を納める 選挙・被選挙権

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