山崎製パンのバター無し「バター香る・・食パン」が生まれた理由

臭素酸カリウムの件で見直したが、バター・米粉の表記問題で株を下げた山崎製パン」で、山崎製パンおよびその製品を売っていた会社の発表内容をまとめました。
今回は、なぜバターも米粉も入っていない「バター香るもっちりとした食パン」が生まれたかを考えてみたい。

直接原因


上記で紹介しなかったが、朝日新聞の「「バター香る」なのにバターゼロ 山崎製パンに措置命令」に直接原因が書かれていました。
山崎製パンによると、生産ラインの切り替え時間を短縮するために、他商品の生地を転用したためだという。
山崎製パンの発表内容にこのことが含まれないのが気に入らないが、そうなんですね。



根本原因を考える


山崎製パンの札幌工場に関して情報が無いかと探してみた。

有価証券報告書に「平成4年9月 北海道恵庭市に札幌工場を開設して稼働」とあった。
どこかの工場を買って、その工場がダメダメだったという話かと思ったが、自前で作ったようなのでそれは無さそうだ。

別で「\山崎製パン札幌工場へ行ってきました/徹底された品質管理で美味しさエクセレント! 」という記事を見つけました。
これには、AIB(米国製パン研究所)フードセーフティ監査で「Superior」か「Excellent」を取得していると書いてあった。

AIBフードセーフティってなに?って調べると山崎製パンに「AIBフードセーフティ指導・監査システム」というページがあった。
以下そのページの引用です。
このシステムは、世界の様々な法規を基にAIBが独自に作成した「AIB国際検査統合基準」に則って指導・監査が進められます。「AIB国際検査統合基準」は、原材料の入庫から製品の出荷までの全ての工程において、安全性を確保するための重要な事項を列挙したもので、5つのカテゴリーで構成されています。


いまいちどんな基準かわからないので「一般社団法人日本パン技術研究所」の「AIB国際検査統合基準(2017年版)」を
見出し単位で見ました。
見てわかったことは、異物混入などは防げても、食品表示と合致する生産工程であるかをチェックする機構は無いということだ。
そのため、工場でバター・米粉を使わないと決めていた場合、バター・米粉が入っていないことが「AIB国際検査統合基準」に準拠したものと言える。

疑問なのは、18万袋の食パン作るだけのバター・米粉の仕入れをしていないのに気づかないモノか?という点。
誤差の範囲でその程度のが足りなくても気づかないということなのか?

セクショナリズムが問題?生地を転用したというから、生地を作る部門とその後が完全に切り離されているのだろうか?
そんな事はあり得ないと思うのだが。

結局、根本原因は不明だが、安全基準と組織体制に問題がありそうだと言えそうだ。

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