アメリカ大統領選挙の不正に関して新聞はどう言っている?

アメリカ大統領選挙の郵便投票について、色々な不正疑惑が出ています。
それに関して、新聞各紙が社説でどのような主張をしているか調べました。

下の方に書きましたが、読売新聞と八重山日報の記事をピックアップしています(悪い意味と良い意味で)。
また、選挙前の報道を一部拾ってコメントしています。

アメリカ大統領選挙の不正疑惑についての新聞各紙の社説での主張
※共同通信の分は、山陰中央新報/佐賀新聞などをみて下さい。
 しんぶん赤旗はまだ大統領選挙に関して社説で触れていないのでリストにはありません。



読売新聞 11/7 米大統領選 正当な開票に疑義は挟めない

この社説を見て目を疑ったね。
 厳正な開票と集計作業を経て示された民意を尊重しなければ、選挙の意義は失われてしまう。米国の民主主義の真価が、まさに問われている。
「厳正な開票と集計作業を経て示された」選挙であれば「選挙の意義は失われてしまう」と言うのはその通りでしょうね。
では、今回の選挙で「厳正な開票と集計作業」がされたと言える根拠は何でしょうか?

 これに対し、共和党のトランプ大統領は、いくつかの接戦州で自らが優勢だったのに、郵便投票が加わって覆されたとし、「不正が行われた」と主張した。具体的な根拠は示していない。
 トランプ氏の陣営は、郵便投票の開票作業を見守る監視員の活動が不当に制限されたとして、接戦州での集計作業の一時停止を求める訴訟を起こしている。
窓に段ボールが張られて共和党の人が追い出されたという動画がありましたが、あれも捏造なんでしょうかね?

不毛の法廷闘争の苦い歴史を、繰り返してはならない。
本当に不正があったのならば、それを正そうとすることは不毛ではないですが。

八重山日報 11/7 現実直視した負担軽減策を


 気になるのは日米メディアの報道だ。日本の情報番組などでは、敗北を認めないトランプ氏に対し、コメンテーターが「泣き言を言っている」「往生際が悪い」「むちゃくちゃだ」などと非難を浴びせた。米国のニュースキャスターも同じような論調だ。
各紙の社説読みましたが、メディアの問題を指摘しているのは八重山日報だけでした。素晴らしい!
尖閣のこともちゃんと報道していて、沖縄タイムス/琉球新報を含め他の左派新聞と一線を画します。

 日本メディアの場合、外国の選挙報道だから許されるのかも知れないが、そうした一方的な姿勢は、いずれ国内の選挙報道にも反映されてくる懸念がある。そうなれば選挙の公正さに重大な影響を及ぼす。メディア関係者は自省すべきだ。
残念ながら、懸念ではなく既にそうなっています。

以下選挙前のをピックアップしました。

日本経済新聞 6/11 米大統領とSNSの対立は人ごとでない

表現の自由という民主主義の根幹に関わる問題だ。揺れる米国の姿は人ごとではない。
発端は5月下旬、ツイッターがトランプ氏の投稿に「物言い」をつけたことだ。11月の米大統領選で郵便投票が不正の温床になる。そう断じた書き込みが誤解を生みかねないとして注記を加えた。
表現の自由に関わる問題があるのは、ツイッター等ですね。

SNSは現代社会を支える情報インフラだ。各社への規制は利用者も巻き込んで幅広く議論すべきだ。大統領だからといって独断でことを進めるのは乱暴すぎる。
情報インフラが勝手に判断するな!

読売新聞 7/21 米大統領選 郵便投票の利点を生かせるか

郵便投票を巡る政治対立を抑えるには、有権者登録時の書類と返信封筒の署名を照合するなど、不正防止策を徹底し、信頼性を高める取り組みが欠かせない。
そうですね。今回その不正防止対策は徹底されたのでそうかね?

トランプ氏が大統領選の結果を受け入れるかどうかについて、明言を避けているのも気がかりだ。自らの敗北を示す開票情報が出ても、「郵便投票などで不正があった」として異論を唱える余地を残そうとしているのではないか
そりゃ受け入れるかどうかは状況を見なきゃ答えられないでしょうに。

選挙は民主主義の根幹である。大統領選の結果は米国だけでなく、世界全体の進路を左右する。米国はその重責を認識し、模範を示してもらいたい。
不正な選挙があったのに、それを受け入れるのは模範でも何でも無いでしょう。

高知新聞 9/29 【米最高裁判事】拙速な指名は禍根を残す

大統領選は、新型コロナウイルスの影響で郵便投票が増えると見込まれている。投票者が増えれば、多くの民意が選挙結果に反映されると普通は思うだろう。
そりゃ不正が無ければね。
さらに、大統領選の結果は「最高裁まで争われる」とも明言している。最高裁に保守派の判事を増やす目的が、そうした理由だとすれば、民主国家のリーダーとして資質が疑われる。
ケント・ギルバート氏の動画によると、アメリカの政治と司法の保守・リベラルは意味が異なるそうです。
司法の保守は法律に厳格に基づいた判決を下すが、リベラルは世論を見て判決を下すそうです。
選挙・国民投票などでない世論なんぞ、誰の意見かわからないから、そんなものに従って欲しくないので、全員保守で良いと思います。
それは横に置いておくとしても、意図は色々あるでしょう。0・1で物事を見るべきではないと思います。

京都新聞 9/30 米最高裁判事 選挙に司法巻き込むな

そもそも投票日の1カ月以上も前からさしたる根拠もないのに相手候補側の「不正」を吹聴し、「最高裁まで争われる」と主張すること自体が尋常でない。
ふ~ん。根拠ないんだ。

民主党支持者が多く利用していることから、トランプ氏は自身が不利になるとみて郵便投票を「不正の温床」と主張している。
不正があると言っている理由が「民主党支持者が多く利用している」ことである根拠は?
どこにも書かれていませんが。人には根拠ね~って言うけど、自分の場合は言わなくても良いの?

アメリカ大統領選挙に関する社説


新聞社説
要約
朝日新聞米大統領バイデン氏当確 民主主義と協調の復興を
米国社会の融和と国際秩序の再建が喫緊の課題である。この大国の軌道を正す歴史的な重責を自覚してもらいたい。
「トランプ後」の世界を描く使命は、米国だけでなく国際社会全体で背負うほかない。その出発点となる来年、日本もより多角的で自律した平和主義外交へと歩を進めるべきだ。
毎日新聞バイデン氏が勝利宣言 内外の分断修復に全力を
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利宣言した。共和党のトランプ大統領との大激戦を制した。
深まる社会の分断を修復し、漂流する世界をまとめる。難しい課題だが、それができなければ米国の影響力は弱まるばかりだろう。
東京新聞バイデン氏が勝利 米国の再生が託された
トランプ氏が破壊した米国の良さを修復し、輝きを取り戻してほしい。大統領選を制したバイデン前副大統領の課題は、米国の再生である。
過去には戻れない。前を向いて進んでほしい。
読売新聞バイデン氏勝利 米国の安定と威信を取り戻せ
トランプ政権の4年間で失われた米国の安定と威信を取り戻さねばならない。「自国第一」主義から国際協調路線への回帰も急務である。
地球温暖化対策のパリ協定への復帰も急いでもらいたい。中国にルール順守の圧力をかけるため、環太平洋経済連携協定(TPP)加盟も検討すべきではないか。
産経新聞バイデン氏勝利 強固な日米同盟の確認を 「分断」の克服に期待したい
米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が当選に必要な選挙人の過半数を得て勝利宣言した。来年1月20日に就任の運びだ。
泥沼の混乱に陥ることは望ましくない。訴訟はきちんとした証拠を伴うものでなくてはならない。
中央日報「敵味方の分裂政治」の審判を受けたトランプ氏…われわれも振り返らねば=韓国
ドナルド・トランプ米国大統領は現役だが再選に失敗した。現役の利点を生かすことができなかった。
参謀らと味方の話だけに耳を傾けず、反対側と疎通して和解と統合のために努力してほしい。トランプ氏が投げかける教訓は決して軽くない。
東亜日報バイデン時代、文政府の北朝鮮政策の全面見直しは避けられない
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、「米民主党政府は、韓国の民主党政府と平和プロセスを緊密に協調し、協力してきた経験がある」とし、北朝鮮核問題により大きな進展を成すために知恵を集めて行くと述べた。バイデン前副大統領が米大統領選で当選を確実にしたことを受けて、韓米間「民主党組合」を強調して期待を示したのだ。
政府は、新しいアプローチに基づいてバイデ氏の政権移行チームとの政策調整を急がなければならない。その開始は今後1年半残った任期内に何でも成し遂げるという性急さから捨てることだ。
朝鮮日報全く同じ文在寅とバイデンの「国民統合」演説、あまりに違うものに感じられる
ジョー・バイデン米国大統領選当選者は「私は誇り高き民主党員だが、米国の大統領として統治する」とし「私に投票しなかった人々のためにも、私に投票した人々のためと同じように一生懸命働くつもりだ」と語った。米国大統領選当選者が、当選の第一声で「国民統合」を掲げたのだ。
分裂に直面した米国が癒やしと統合の第一歩を踏み出す様子を見ながら、文大統領が就任式で語っていた、あの多くの統合の約束を思い出した。全く同じ内容の演説が、これほど異なる印象を与えるケースもないだろう。
朝鮮日報バイデンの「原子力同伴」と韓国の「脱原発」、何が似ているというのか
米国大統領選挙に当選したバイデン候補は選挙期間中、クリーンエネルギーのインフラ構築に2兆ドル(約210兆円)を投資し、2035年までに電力分野における二酸化炭素排出量をゼロにするとの公約を発表した。これについて韓国与党・共に民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)代表は9日「バイデン当選人は炭素排出の抑制、再生可能エネルギーの拡大などを公約に反映させたが、これは(福祉、雇用政策もそうだが)われわれが進もうとする(グリーン・ニューディール、デジタル・ニューディールなどの)道と一致している」と主張した。
これはドイツが二酸化炭素排出量を減らせなかった原因とされている。そのような客観的事実から顔を背け、詐欺としか言いようのない経済性評価に基づいて原発を閉鎖し、「カーボン・ニュートラル」を掲げる韓国政府の宣言は、実現の可能性が全くないただの「言葉遊び」にすぎない。
人民報世界の安全を脅かす米国(一) 人々の支持を完全に失う政治的覇権
他国の内政への乱暴な干渉は、米国の覇権外交の顕著な特徴だ。(文:薊平。
だが、歴史は最後には公正な判決を下す。手出し、攪乱、干渉、覇権、覇道、いじめは最後には行き詰まる。
沖縄タイムス[米新政権と基地問題]「沖縄の声」直に届けよ
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領の勝利が確実になったことで、沖縄の基地問題にどのような変化が生じるのだろうか。バイデン氏は既に新政権の布陣の検討に入っているとされる。
米国の県系人ネットワークの力も借り、沖縄の声を米政府に届けるルートの構築も重要だ。再来年が復帰50年の節目であることを新政権に伝え、さらなる負担軽減に努めるよう求めてもらいたい。
信濃毎日新聞バイデン氏「勝利」 試される米国の民主主義
大激戦となった米大統領選は、民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利を確実にした。米メディアが一斉に報じた。
多様性を認め、党派を超えた協力で米国を一つにまとめ、模範となって世界を導く―。バイデン氏の宣言は魅力的だが、21世紀の米国が民主主義の実力と真価を試されるのは、これからだ。
京都新聞バイデン氏勝利 簡単でない「融和」への道筋
米大統領選で、民主党のバイデン氏が勝利を確実にした。共和党の現職トランプ氏との激しい競り合いは、投票日から4日たって決着の見通しが付いた。
安倍晋三前首相はトランプ氏と個人的な関係を築いたが、菅義偉首相はゼロからの仕切り直しとなる。従来の対米戦略を練り直す必要に迫られるのではないか。
新潟日報バイデン氏勝利 独善と分断にピリオドを
「自国第一」「自分第一」の独善的な政治と決別し、約束した分断の克服と国際協調の実現に向けて指導力を発揮してほしい。求めたいのは、トランプ政権下で大きく揺らいだ米国の民主主義を立て直すことだ。
例えば、拉致問題を巡り菅義偉首相は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と無条件での会談を目指す意欲を表明しているが、バイデン氏は前提条件のない首脳会談には反対の立場だ。情報の収集や分析を進め、日本の立場についてどう理解を得るかなど今後の向き合い方を考えていかなければならない。
西日本新聞バイデン氏「勝利」 米国に健全な民主主義を
民主主義を守り抜くという民意の表れだろうか。米大統領選は大接戦の末、民主党のバイデン前副大統領が選挙人の過半数を獲得し、共和党現職のトランプ氏の再選を阻止する情勢となった。
内向きになったとはいえ、米国は民主主義国と市場経済を先導できる存在であることに変わりはない。その矜持(きょうじ)を持ち、世界の安定に貢献してほしい。
北海道新聞大統領選バイデン氏勝利 分断修復し世界と協調を
大激戦となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領の勝利が確実になった。共和党のトランプ大統領は信任を得られなかった。
日本はトランプ氏と安倍晋三前首相が親密な関係を築くことで同盟を強化するとしたが、目立ったのは日本の対米追従だった。言うべきことは言える対等な関係の下で、日本も国際協調の立て直しに尽力する必要がある。
河北新報米大統領にバイデン氏/分断の克服へ期待の表れだ
社会の分断と独善、不寛容をいとわない扇動政治に終止符が打たれる。米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領(77)が共和党の現職トランプ氏(74)に勝利し、当選を確実にした。
就任時は78歳と、米史上最高齢の大統領となる。国内外の難題に立ち向かうためには、政権基盤を強固にすることが欠かせまい。
神戸新聞バイデン氏勝利/融和と協調への転換点に
米国が国民の分断や独善的な自国第一主義からの脱却へ、確かな一歩を踏み出すことを期待する。記録的な高投票率となった大統領選は事実上、民主党候補のバイデン氏が制した。
日本にとっても人ごとではない。肝に銘じるべきである。
中国新聞バイデン氏勝利宣言 分断埋め米国の再生を
大接戦となった米大統領選で、民主党のバイデン前副大統領が勝利宣言にこぎ着けた。だが、共和党のトランプ大統領は敗北をすんなり認めていない。
被爆地の悲願であり、来年1月に発効する核兵器禁止条約を正面から受け止め、核軍縮の道筋を切り開こうとするかどうか。日米同盟の行方とともに、私たちも注視する必要がある。
日本農業新聞次期米大統領へ 国際協調で難局克服を
米国大統領選でバイデン氏が勝利を宣言した。世界は今“命の危機”に直面している。
また乳製品の一層の市場開放を超党派議員が求めているなど予断を許さない。日米関係を外交の基軸とする日本は、友好国として、米国の国際協調路線への復帰を後押しする一方、農畜産物のさらなる市場開放の要求があってもはっきりと断るべきである。
山陽新聞バイデン氏勝利 融和の米国を期待したい
米国の大統領選挙がようやく決着した。民主党の前副大統領バイデン氏が、共和党現職のトランプ氏を破り、勝利を確実にした。
日本の菅義偉首相をはじめ各国首脳からバイデン氏にただちに祝意がよせられたのも、政治空白を長引かせてほしくないとの意思表示であろう。トランプ氏も一日も早く敗北を受け入れ、融和にかじを切るべきだ。
世界日報バイデン氏 不正の疑い拭えぬ「勝利」
しかし、バイデン陣営による郵便投票での不正を指摘する声が後を絶たない。疑惑を払拭(ふっしょく)できないバイデン氏を次期大統領と認めることはできない。
だが、このままではバイデン氏の正統性に疑問符が付く。バイデン氏が新政権発足に向かう中、米国民の分断が一層進むことが懸念される。
秋田魁新報バイデン氏勝利 分断克服へ国民結束を
米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領がトランプ大統領(共和党)との大接戦の末、勝利を確実にした。バイデン氏は勝利宣言で「分断ではなく、融和を目指す大統領になることを誓う」と国民に結束を呼び掛けている。
バイデン氏は穏健でまっとうな政策を国民に訴え、語り掛けることで、4年間の対立を解きほぐしてもらいたい。それが大統領就任までの大切な一歩一歩となるのではないか。
山形新聞米大統領にバイデン氏 分断修復し再生を図れ
コロナ禍で異例の展開となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が大接戦の末に、共和党のトランプ大統領に対して勝利を確実にした。バイデン氏は勝利宣言で「分断を癒やし結束を目指す」と述べた。
こうした政策は議会の協力が不可欠だ。バイデン氏は長い議員歴を生かし共和党との協力を進めてほしい。
福島民友新聞米大統領選/分断克服し再建へ指導力を
大接戦となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした。共和党のトランプ大統領のもとで深刻化した社会の分断を克服し、一刻も早く国の再建を進めなければならない。
国際社会の安定へ日米両国が果たすべき役割について再確認し、連携を深めることが大切だ。早期の電話会談、訪米の実現に向け調整を急ぎ、確固とした信頼関係を構築してもらいたい。
福井新聞バイデン氏勝利確実/分断を修復し再生目指せ
米大統領選は、共和党の現職トランプ氏に挑んだ民主党のバイデン前副大統領が大接戦の末に勝利を確実にした。フェイク(うそ)と言い逃れ、分断と憎悪の4年間に米国民がノーを突き付けた格好だ。
対中国政策や富裕層への増税など、国論を二分する課題は山積している。議員歴の長いバイデン氏だからこそ、党派を超えた交渉力を遺憾なく発揮して乗り越えてもらいたい。
山陰中央新報米大統領にバイデン氏/「分断」修復し再生を
コロナ禍で異例の展開となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が大接戦の末に、共和党のトランプ大統領に対して勝利を確実にした。バイデン氏は勝利宣言で「分断を癒やし結束を目指す」と述べた。
バイデン氏は議員歴が長く党派を超えた交渉が得意なはずだ。共和党との協力を進めてほしい。
高知新聞【バイデン氏勝利】融和と協調で再生を
世界が注視した米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした。バイデン氏は政権移行に向けた動きを本格化させた。
投票によって政治家への要望も不満もぶつける。民主主義を機能させる原動力にも思いを巡らせたい。
佐賀新聞米次期大統領と日米関係
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は国際協調路線への回帰を掲げ、日本など同盟国との関係も重視する考えを示している。米国第一主義を前面に出し、同盟国を軽視する姿勢が目立ったトランプ政権からの転換は、日本としても歓迎すべき政権交代と言えよう。
バイデン氏が北朝鮮との対話に慎重な姿勢をとるならば、日本政府も戦略を見直す必要がある。日本が米朝の橋渡し役となる道はあるのかも探るべきだろう。
東奥日報国家再生へ分断の修復を/米大統領にバイデン氏
コロナ禍で異例の展開となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が大接戦の末に、共和党のトランプ大統領に対して勝利を確実にした。バイデン氏は勝利宣言で「分断を癒やし結束を目指す」と述べた。
バイデン氏は議員歴が長く党派を超えた交渉が得意なはずだ。共和党との協力を進めてほしい。
宮崎日日新聞米大統領にバイデン氏
コロナ禍で異例の展開となった米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が大接戦の末に、共和党のトランプ大統領に対して勝利を確実にした。バイデン氏は勝利宣言で「分断を癒やし結束を目指す」と述べた。
バイデン氏に求められているのは勝利宣言で語った「トランプ派も含む全ての国民の大統領」としての行動だ。融和を図り政策を実現してほしい。
日刊工業新聞バイデン氏勝利宣言 融和政策、世界にも波及を
自由貿易体制の維持・強化が、米国の経済再生にとっても不可欠である。ジョー・バイデン次期米国大統領には、自国第一主義でゆがんだ世界との連携を、正しいものへと軌道修正してもらいたい。
米国が自由貿易の重要性を再認識し行動すれば、保護主義が台頭する世界を変えるきっかけともなる。日本は同盟国として、米国が進むべき方向を共に考える対等なパートナーとして、課題解決へ協調していくべきだ。
熊本日日新聞バイデン氏勝利 求められる「分断」の修復
大接戦となった米大統領選は、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が勝利を確実にした。しかし、共和党のドナルド・トランプ大統領(74)は、複数の州で「不正がある」として集計の停止を求めて訴えており、混乱は続きそうだ。
共和党の対応次第で法廷闘争の行方は変わってこよう。分断か団結か、米国の民主主義の真価が問われる場面だ。
富山新聞バイデン氏「勝利」 分断から融和へ国家修復を
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が当選を確実にした。郵便投票を不正の温床とみなすトランプ大統領は敗北を認めず、法廷闘争に入る方針である。
文化財の新たな活用として、野々市市では国重要文化財の「喜多家住宅」の常時公開が始まり、町家の保存と旧北国街道沿いの街並みの魅力向上を図っている。各地域で足元の宝を生かす可能性を探ってもらいたい。
愛媛新聞バイデン氏勝利宣言 憎悪と暴力から脱し融和の道を
米国民は内外に混乱を招いた「トランプ政治」との決別を選んだ。米大統領選で、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした。
協調路線の回帰を目指すバイデン氏にとってパリ協定や世界保健機関(WHO)の復帰など、自国第一主義で傷ついた外交の立て直しは急務だ。そして、自由・民主主義陣営の盟主として再び役割を果たすことを期待したい。
八重山日報米政権交代「強固な同盟」維持は
米メディアの世論調査によると、大統領選で有権者が最も重視する政策は、バイデン前副大統領の支持者が人種差別問題、トランプ大統領の支持者が経済政策だった。「アメリカ・ファースト」と呼ばれる自国優先主義を掲げたトランプ政権は、過去に例のない内向きの政権と言われた。
米中関係どころか、日米関係の今後さえ見通しが良好とは言えない。最悪の場合、そのツケが回ってくるのが八重山の尖閣諸島だろう。
日本経済新聞バイデン氏勝利を秩序回復の契機に
次の米大統領に民主党候補のバイデン前副大統領の当選が固まった。自国第一主義を掲げたトランプ大統領は過去4年間、敵対する中国などだけでなく、同盟国ともしばしば対立し、世界を混乱に陥れてきた。
トップが女性という国はたくさんあり、米国はむしろ出遅れ気味だが、超大国のリーダーまであと一歩まで来た意味は小さくない。閣僚候補も女性が多く取り沙汰されており、女性活躍を印象づける政権になりそうだ。
中央日報バイデン時代、団結と治癒を期待する=韓国
長く待った末にジョー・バイデン民主党候補が7日(現地時間)、選挙人の過半数を超えたことによって今回の米国大統領選挙で勝利を確定した。バイデン氏はこの日、故郷であるデラウェア州ウィルミントンでした勝利宣言演説の核心メッセージは「団結」と「治癒」だった。
このような状況の中でバイデン氏が率いる米国が、世界秩序の守護者としての役割を今一度引き受けるというから非常に喜ばしい。バイデン氏の当選を祝い、彼の団結と治癒策を通じて、米国さらには国際社会が再び仲良く、そして健康になることを期待する。
朝鮮日報韓米同盟復元、韓米日協力正常化からまず急ぐべき
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米大統領選挙で勝利したバイデン大統領当選者に送ったメッセージで、「我々の同盟は強力で、韓米両国間の連帯は非常に強固だ」「両国関係の将来の発展に対する期待は非常に大きい」と述べた。
韓日協力は単に2国間の問題ではなく、米国のインド・太平洋戦略の基本軸だという認識は、民主党も共和党も変わらない。韓米日の亀裂で得をするのは北朝鮮と中国だけだ。
人民報【国際観察】米大統領選の背景は「カネ」かそれとも「民主」か
盛り上がりを見せる今年の米国の大統領選挙と連邦議会選挙は、まさに米国政治の金権性を強く物語るものとなっている。「CenterforResponsivePolitics」によると、両選挙にかかる費用は過去最大の140億ドル近くとなる。
米国政治の天秤ばかりの片方の皿には新型コロナで死亡した20数万人と医療保険のない市民3000万人を含む99.999%の普通の人々がおり、もう片方の皿には人数は少ないが米国政治の大口献金者がいるため、政治家、ごく少数の富豪と大企業や集団の利益が交錯し、人命では太刀打ちできない重みを占めるにいたっている。これが今年の選挙では変えようのない金権政治だ。
琉球新報バイデン氏勝利 融和と協調に全力尽くせ
米大統領選は政権奪還を狙う民主党のバイデン前副大統領が共和党の現職トランプ大統領を破り当選を確実にした。トランプ政権の4年間で社会の分断が深まり、人種差別と格差が広がった。
基地負担を強いられる沖縄は、日米の安全保障協議に当事者として加わるべきだ。玉城知事はあらゆるネットワークを駆使してバイデン新政権に求めてほしい。
沖縄タイムス[バイデン氏勝利宣言]人種差別に明確なノー
トランプ大統領の4年間に対する審判が下った。選挙結果が示しているのは、トランプ氏の継続を有権者は望まなかったという一点に尽きる。
法廷で結果がひっくり返るようなことになれば、米国はそれこそ収拾不能な混沌(こんとん)状態に陥る。分断と対立をこれ以上深めないためにも、トランプ氏には一日も早い名誉の撤退を期待したい。
読売新聞米大統領選 正当な開票に疑義は挟めない
厳正な開票と集計作業を経て示された民意を尊重しなければ、選挙の意義は失われてしまう。米国の民主主義の真価が、まさに問われている。
結果的に、司法の判断で大統領が決まったことに、米国の内外から強い批判が集まった。不毛の法廷闘争の苦い歴史を、繰り返してはならない。
琉球新報トランプ氏が提訴 民主主義の根幹揺るがす
米大統領選は投票日から3日たっても開票が続き、確定結果がでない異例の事態となっている。民主党のバイデン前副大統領が共和党地盤で猛追すると、トランプ大統領は激戦州の集計停止を求め提訴した。
新型コロナ禍を乗り越えるには、分断ではなく協調が求められる。米国の民主主義は分断を乗り越えられるか正念場を迎えている。
信濃毎日新聞米大統領選 暴動あおる不正の主張
米大統領選で、共和党の現職トランプ氏が各州の集計作業などに不正があるなどとし、各地で法廷闘争に乗り出している。激戦州で集計差し止めを求めるなど、法的措置を相次いで講じた。
選挙自体を無に帰し、有権者の投票をないがしろにするような行為は、米国の社会基盤そのものを危うくする。そんな「場外乱闘」の長期化が気掛かりだ。
北海道新聞米大統領選 混乱助長する法廷闘争
大接戦の米大統領選で、劣勢になっている共和党のトランプ大統領は開票作業の中止などを求めて、法廷闘争に打って出た。民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした全ての州で不正があったとして提訴するという。
暴力を否定して公正な選挙を呼び掛ける立場の大統領が、それを率先して妨げるのであれば、民主主義の根幹が崩れる。トランプ氏の大統領としての資質を改めて疑ってしまう。
佐賀新聞米大統領選の集計遅れ
米大統領選はコロナ禍のために膨大な数となった郵便投票の集計に時間がかかり、当落の判明が遅れている。バイデン前副大統領(民主党)優勢の流れだが、トランプ大統領(共和党)は「不正がある」として、法廷での闘いを強化する意向を示した。
時間をかけ慎重な開票と集計で、法廷での追及にも耐えられる結果を出せば、分断の修復に向けてより多くの国民が受け入れることになる。米国の民主主義の強さを発揮してほしい。
南日本新聞[米大統領選] 早期の混迷収拾を望む
共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領が争う米大統領選は、投票から2日たっても当落が確定していない。バイデン氏が当選に必要な選挙人の過半数獲得に向けて優勢となっているが、トランプ氏が郵便投票の開票を進める一部の州で集計停止を求めて法廷闘争に打って出たことから、混迷が当分続きそうだ。
バイデン氏は「当選すれば、すべての国民の大統領になる」と訴えた。分断をこれ以上進めないためにも、泥沼の争いは避けてほしい。
愛媛新聞米大統領選の混乱 分断深まる恐れ 泥沼化の回避を
大接戦の米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が優位な情勢となっている。苦境に立たされた共和党のトランプ大統領は、投票の集計停止などを求め法廷闘争に打って出た。
トランプ氏の対立をあおる手法により、当時より分断は深まっている。混乱の長期化を避ける努力をするべきだ。
朝日新聞米大統領選 粛々と公正な集計を
米国の民主主義は傷ついたといわれつつも、自律機能を保っている。このまま粛々と制度に沿った手続きを進め、次の政権を決めてもらいたい。
トランプ氏はこれまで移民らに門戸を閉ざす姿勢が目立ったが、米国社会の多様化は止めることのできない潮流だ。必要なのは、排外ではなく寛容な包摂をめざす指導者であることが、いっそう鮮明になっている。
毎日新聞トランプ氏の法廷闘争 引き延ばしなら身勝手だ
大接戦の米大統領選で、共和党のトランプ大統領の陣営が開票作業の差し止めを求めて提訴した。激戦州の中西部ミシガン州で、集計作業を開票所で監視する人の数が制限され、透明性を欠いていると主張している。
トランプ氏の手法には与党の共和党からも批判が出ている。民主主義の基盤である選挙のプロセスをねじ曲げるのは許されない。
産経新聞米大統領選 混乱の長期化は望まない
米大統領選は、民主党候補のバイデン前副大統領が当選に必要な選挙人の過半数獲得に向け優勢となり、共和党のトランプ大統領は逆転を狙い、法廷闘争を開始した。事前の大方の予想に反してトランプ氏は各州で得票を伸ばし、大接戦に持ち込んだ。
日本を含む各国がその影響を免れないからだ。トランプ氏の一挙手一投足が注目されていることを忘れないでほしい。
中央日報当選の可能性高まったバイデン候補…文大統領、外交リセット準備すべき
一昨日行われた第46代米国大統領選挙でジョー・バイデン民主党候補の当選の可能性が高まっている。ドナルド・トランプ大統領側が再集計要求と開票中断訴訟など不服の動きを見せているものの、開票が米国全土で完了すれば、不確実性はとりあえず相当部門解消されるだろう。
文大統領の任期は、1年半余り残っているだけだ。時間は、文大統領の味方ではない。
東亜日報目前に迫ったバイデン時代、北朝鮮核問題や韓米同盟懸案の調整を急げ
米大統領選は、今や法廷闘争というトンネルに入り込む様相だ。しかし、開票結果では民主党候補のバイデン前副大統領の当選が確実視される。
これを土台に、同盟懸案と北朝鮮政策を静かに調整しなければならない。それもせず「クリントン政権3期」云々し、便宜的楽観論を展開することはあってはならない。
ハンギョレ新聞勝利控えたバイデン、米国の前に置かれた重い責任
米国の“歴史的”な大統領選挙で、ジョー・バイデン民主党候補が勝利に迫っている。ミシガン、ウィスコンシンなど主な競合州で逆転勝ちし「選挙人団270人確保」告知を目前にしている。
韓国政府は、バイデン候補の外交安保チームと迅速に協議して立場を明確に伝達し、協力空間を作らなければならない。朝鮮半島平和プロセスと朝米交渉が好循環を成し遂げられるよう、韓国が主導する明確な青写真も用意しなければならない。
朝鮮日報バイデン時代、南北ショーへの未練を捨て米中選択の圧力に備えよ
米国大統領選挙の勝者が民主党候補のバイデン元副大統領になることが事実上固まった。韓国の安全保障と繁栄は韓米同盟の上に成立している。
2013年6月に朴槿恵(パク・クンヘ)大統領(当時)は中国北京で習近平・国家主席と会談し、韓中FTA(自由貿易協定)の早期締結などを含む「韓中未来ビジョン共同声明」を発表したが、同年12月に韓国を訪れたバイデン副大統領(当時)は「米国に反対する側に『賭ける』ことは決して良い賭けではない」と警告した。韓国も用意周到かつ綿密な準備と戦略が必要だ。
沖縄タイムス[バイデン氏優勢も] 相互不信 修復の道険し
米大統領選は民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が中西部の激戦州を制して、当選へ大きく前進した。5日午後11時現在、現職のドナルド・トランプ大統領(74)と大接戦になっている。
開票終盤でも支持者間の対立が続いており、選挙に伴って民主主義の危うさが露呈した。この異常事態を修復するのは容易ではないだろう。
京都新聞大統領選長期化 政治空白と対立を懸念
大接戦となった米大統領選は、勝者の確定まで長引く異例の展開となりそうだ。民主党のバイデン氏が当選に必要な選挙人の過半数獲得に向けて優勢とみられている。
ワクチンの供給をはじめとする新型コロナへの対応や、温室効果ガスの削減、核軍縮に向けた交渉など、地球規模の課題解決でも米国が果たす役割と責任は大きい。掲げてきた民主主義の旗印を大統領選で守れるのか、国際社会は注視している。
新潟日報米大統領選 混迷はどこまで尾を引く
開票が進む米大統領選は、予想を超える接戦となった。こうした中で最終盤に、バイデン氏にリードを許したトランプ陣営が選挙に不正があるとして複数の州で法廷闘争に突入した。
だが混迷が長引けば、ウイルス禍で疲弊した世界経済がさらに打撃を受けるだろう。大統領選の早急な決着が待たれる。
高知新聞【米大統領選】民主主義の基盤損なうな
米国社会の分断が極まったかのような米大統領選は、勝者の確定に向けてなお不透明感が漂っている。情勢は、民主党のバイデン前副大統領が当選に必要な選挙人の過半数獲得に向けて近づいている。
懸念されるのは、米国社会の党派分断は当時よりも深まっている点だろう。さらなる騒乱に発展するようでは、世界に民主主義の価値観を広げてきた米国政治の成熟度が問われる。
日刊工業新聞大統領選、バイデン氏優勢 脱保護主義へ、日本も協力を
日本にとって米国は最も重要な同盟国である。新政権と早期に関係構築し、分断する世界を協調へと転換させてほしい。
日本や欧州、成長するアジア諸国などと連携する新たな世界秩序づくりが求められる。バイデン氏が選挙戦で訴えた「BuildBackBetter(より良い再建を)」が、国内だけでなく世界にも及ぶことを期待したい。
毎日新聞トランプ後の世界経済 保護主義との決別が急務
米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン氏の重要課題は新型コロナウイルスの影響で危機に陥った経済を立て直すことだ。「米国第一」を振りかざすトランプ大統領は制裁関税を相次いで発動し、世界経済を分断した。
グローバル化のひずみを修正し、果実が広く行き渡るよう協調を主導する。国際社会の新たなリーダーが果たすべき役割だ。
中央日報理解不能な韓国外交部長官の訪米の動き
外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官が今月8日から米国を訪問中だ。9日公式招待者であるマイク・ポンペオ国務長官との会談に続き、ジョー・バイデン当選者陣営の外交安保担当と会って韓米両国懸案に関する意見を交わし、韓国政府の立場を説明するのが目的だという。
いま韓国政府がしなければならない優先業務は、中途半端に従来の立場をバイデン側に伝達することではなく、新しく発足するバイデン政府の戦略と調和できるように韓国の既存の政策を再検討することでなければならない。
東亜日報同盟重視の核専門家に外交・安保チームを入れ替え、バイデン陣営との二人三脚を
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は一昨日、米ワシントンでマイク・ポンペイオ国務長官に会談し両国の懸案について話し合った。今会談では、世界貿易機関(WTO)事務総長の選出など、両国の懸案について意見を交わしたという。
私たちもひたすら南北関係にのみ焦点を当てて、密室コード人事で構成した外交ラインを全面的に入れ替えて、バイデン政権と呼吸を合わせる本格的な北米・北朝鮮の核外交ラインを復元する必要がある。果敢な人事刷新がなければ、新しい韓米関係の設定は難しくなりかねない。
人民報世界の安全を脅かす米国(二) 世界に損害を与える経済的抑圧
近年、米国の評判は下がり続けている。これは独断専行で制裁の圧力を振りかざし、世界経済の発展を阻害する行為の責任が否定できない。
米国は貿易の主導権を利用して頻繁に国際経済・貿易摩擦を引き起こしている。一国主義・覇権主義的行為によって度々他国の利益を侵害し、莫大な経済的損害を与え、世界経済に潜在的リスクをもたらしてもいる。
沖縄タイムス[ハリス氏副大統領へ]壁乗り越え女性に希望
世界中の女性に勇気と希望を与えたに違いない。米大統領選挙で民主党のジョー・バイデン氏(77)が当選確実になったことを受け、カマラ・ハリス上院議員(56)が女性で初めて、米国の副大統領に就任する見通しとなった。
ただ副知事に登用するなど、まずは足元から、政策決定の場に女性を増やす努力も忘れないでほしい。社会の半分を構成する女性が政治の意思決定の場に増えれば、社会はより健全に機能するはずだ。
しんぶん赤旗米大統領選/結束にほど遠い危機の深まり
米大統領選挙は、共和党の現職トランプ大統領が敗北の受け入れを拒否する異例の事態が続いています。米社会の分断の深刻さ、問題の根深さを端的に象徴するものです。
同時に、長引く戦争、恒常的な海外基地の展開など軍事的関与のあり方について既成二大政党への米国民の不満と怒りも、かつてなく強まっています。単なるトランプ以前への回帰でなく、世界との関わり方、「超大国」のあり方自体が問い直されていることも明らかです。
神戸新聞日米同盟と負担/懸案解決へ着実な交渉を
米大統領選で民主党のバイデン氏が勝利を宣言した。日本は新政権との関係構築を迫られる。
安保を取引材料としたトランプ政権と比べ、バイデン政権とはより冷静に話し合えるだろう。足元の懸案を解消してこそ、同盟への国民の信頼は増す。
山形新聞米次期大統領と日米関係 信頼の同盟、再構築を
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は国際協調路線への回帰を掲げ、日本など同盟国との関係も重視する考えを示している。米国第一主義を前面に出し、同盟国を軽視する姿勢が目立ったトランプ政権からの転換は、日本としても歓迎すべき政権交代と言えよう。
バイデン氏が北朝鮮との対話に慎重な姿勢を取るならば、日本政府も戦略を見直す必要がある。日本が米朝の橋渡し役となる道はあるのかも探るべきだろう。
山陰中央新報米次期大統領と日米関係/信頼の同盟へ再構築を
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は国際協調路線への回帰を掲げ、日本など同盟国との関係も重視する考えを示している。米国第一主義を前面に出し、同盟国を軽視する姿勢が目立ったトランプ政権からの転換は、日本としても歓迎すべき政権交代と言えよう。
バイデン氏が北朝鮮との対話に慎重な姿勢をとるならば、日本政府も戦略を見直す必要がある。日本が米朝の橋渡し役となる道はあるのかも探るべきだろう。
東奥日報真の信頼に基づく同盟を/バイデン政権 日米関係
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は国際協調路線への回帰を掲げ、日本など同盟国との関係も重視する考えを示している。米国第一主義を前面に出し、同盟国を軽視する姿勢が目立ったトランプ政権からの転換は、日本としても歓迎すべき政権交代と言えよう。
バイデン氏が北朝鮮との対話に慎重な姿勢をとるならば、日本政府も戦略を見直す必要がある。日本が米朝の橋渡し役となる道はあるのかも探るべきだろう。
南日本新聞[バイデン氏勝利] 分断解消し米国再生を
米大統領選は大接戦の末、民主党のバイデン前副大統領が共和党のトランプ大統領に勝利し、当選を確実にした。世界が注目した超大国の指導者選びで、米国民は自国第一主義で国際社会に混乱を招き、国内では対立と分断をあおり続けたトランプ政治との決別を選択した。
内外の課題を解決する政策を実現させ、世界から尊敬される米国を取り戻すには、議会の協力が欠かせない。バイデン氏には、長い議員歴の中で培ってきた党派を超えた調整力を発揮してもらいたい。
陸奥新報米大統領選「団結し、国際社会で活躍を」
米大統領選は10日までに、民主党のジョー・バイデン氏(77)が当選に必要な選挙人の過半数である270人以上を確保、勝利を確実なものとした。ここに至る道のりで、米社会は新型コロナウイルス感染拡大と人種対立で深い傷を負い、選挙戦を通じた国民同士の憎しみと分断が生まれた。
現政権となってから距離を置き、もしくは離脱した世界的枠組み、例えば地球温暖化対策の枠組みである「パリ協定」や世界保健機構(WHO)などへの対応をどうするのかといった課題もある。新政権では、これら枠組みへの復帰が図られる見通しだが、わが国も新たな国際協調が図られるよう協力することが求められよう。






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