普段行く道にも歴史がある

歴史は景観から読み解ける」を読みました。

「はじめての歴史地理学」という副題がついていますが、著者の専門は歴史地理学とのこと。
高校時代通った道がどう言う変遷で成り立ったかというのから話は始まっている。
今を見ただけではわからず、歴史だけ見てもわからない。そういう分野の本です。

私は理系だが、歴史も地理も好きなのでどストライクの分野ですね。

天橋立の話が書いてあったが面白い。
江戸時代に砂洲が急激に伸長したことが昔の絵などでわかっている。
その理由は、人口増などで近くの山の木が減り、土砂流出で天橋立が育った。
最近は、木が戻ったので砂が減る傾向にあるとのこと。

また、昔は松の葉を着火剤として使っていたので、土壌堆積せず痩せ地のままだったから、松しか育たなかったが、今は松の葉を集めないので松以外が育っていると。
環境問題を考えるうえで、歴史も見ないと考えを誤りますね。



歴史は景観から読み解ける: はじめての歴史地理学
上杉 和央
ベレ出版
2020/10/14

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