イモムシのとケムシは何が違う?

「イモムシの教科書」を読みました。
まず、イモムシは学術的用語ではなく、ケムシと明確な違いは無いそうです。
毛があればケムシと一般的に呼ばれるだけ。イモムシは芋(ヤマトイモ)につく虫だったからそう呼ばれるようになったらしい。
そして、イモムシ(この本では、ケムシもイモムシの中に入れて話をしている)は、チョウ・ガの幼生であり、ハエの幼生(蛆)やカブトムシの幼虫などはイモムシとは言わない。
知らなかったことに、ガとチョウと明確な違いは無いそうです。止まっている時に羽を広げているのが、ガで閉じているのがチョウなんて聞いたことがあるけどね。
そして、ガの種類の方が断然チョウより多く、9:1ぐらいの比率とのことだ。
イモムシの話に戻るが、特徴的なのは次の点。
・足は16本(例外はいる)で、前6本はちゃんとした足で(成虫になった時にも昆虫は6本)
その6本は胸部にあり、10本は腹部にある。
・だいたい4回脱皮する。脱皮しない状態だと皮の部分に伸縮性があまりないので、それ以上大きくなれないため脱皮するそうだ
・イチジクコバチというハチ(イモムシとは関係ないが)がいないと、イチジクは受粉できず種が出来ない。
日本にはこのハチはいないので、日本のイチジクには種が出来ない。
・ケムシの長い毛は、昆虫などに食べられることを防ぐためにあるらしい
毛虫の毛を切った実験をしたら、捕食される割合が倍になったそうだ
・モンキチョウの幼虫に寄生するハチがいるのだが、そのハチは糞のにおいを頼りに探す。
見つかり難いようにするた、糞を遠くに飛ばすために、放糞器という器官というのがある。50cmも飛ばせるらしい。
著者の安田守氏は、元高校理科教師で、「おしゃべりな貝」の著者、盛口満氏と同僚だったとのこと。
イモムシ屋と貝屋ですか。
イモムシの教科書
安田 守
文一総合出版
2019/4/26
まず、イモムシは学術的用語ではなく、ケムシと明確な違いは無いそうです。
毛があればケムシと一般的に呼ばれるだけ。イモムシは芋(ヤマトイモ)につく虫だったからそう呼ばれるようになったらしい。
そして、イモムシ(この本では、ケムシもイモムシの中に入れて話をしている)は、チョウ・ガの幼生であり、ハエの幼生(蛆)やカブトムシの幼虫などはイモムシとは言わない。
知らなかったことに、ガとチョウと明確な違いは無いそうです。止まっている時に羽を広げているのが、ガで閉じているのがチョウなんて聞いたことがあるけどね。
そして、ガの種類の方が断然チョウより多く、9:1ぐらいの比率とのことだ。
イモムシの話に戻るが、特徴的なのは次の点。
・足は16本(例外はいる)で、前6本はちゃんとした足で(成虫になった時にも昆虫は6本)
その6本は胸部にあり、10本は腹部にある。
・だいたい4回脱皮する。脱皮しない状態だと皮の部分に伸縮性があまりないので、それ以上大きくなれないため脱皮するそうだ
・イチジクコバチというハチ(イモムシとは関係ないが)がいないと、イチジクは受粉できず種が出来ない。
日本にはこのハチはいないので、日本のイチジクには種が出来ない。
・ケムシの長い毛は、昆虫などに食べられることを防ぐためにあるらしい
毛虫の毛を切った実験をしたら、捕食される割合が倍になったそうだ
・モンキチョウの幼虫に寄生するハチがいるのだが、そのハチは糞のにおいを頼りに探す。
見つかり難いようにするた、糞を遠くに飛ばすために、放糞器という器官というのがある。50cmも飛ばせるらしい。
著者の安田守氏は、元高校理科教師で、「おしゃべりな貝」の著者、盛口満氏と同僚だったとのこと。
イモムシ屋と貝屋ですか。

安田 守
文一総合出版
2019/4/26
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