琉球新報には笑いのセンスがあるようだ

琉球新報が挑んだファクトチェック・フェイク監視」を読みました。

琉球新報がファクトチェックとは片腹痛いですな。
毎日新聞だったり、BuzzFeed Newsのファクトチェックのレベルと似たり寄ったりです。

「はじめに」に次のようにあります。
ネット上などの情報や政治家の発言の正確性を検証する「ファクトチェック」(真偽検証)を選挙戦中に実施することを決断した琉球新報は、選挙報道の原則である「公正中立」を保ちつつ、フェイク情報を正し、有権者に影響を与える誤った情報を正す報道に踏み切った。
「公正中立」とは笑えますね。

同じ「はじめに」に「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を伴う基地建設を巡り・・・」と、しれっと「有権者に影響を与える誤った情報」を発信していますね。
新基地ではなく、キャンプシュアブの基地拡張です。

百田尚樹氏の普天間飛行場に関する発言はデマか?

作家の百田尚樹氏が、メールマガジンで普天間飛行場について「周辺に家など何もない畑と荒れ地の中に作られた」「騒音がうるさい基地のそばにわざわざやってきたのは住民」と誤った情報を拡散した。
もしかして「家など何もない」って1件でも家があったら誤りだと言うのですかね?
まわりに人家が少ないという比喩的表現ですよ。
「俺の実家、まわり田んぼで何にもねー」って言っても田んぼが多く、店などが少ないという言い回しで、店が1つあるからデマだというのと一緒です。

百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明」に次のようにあります。
戦前の宜野湾村役場は現在の滑走路近くにあり、琉球王国以来、地域の中心地だった。沖縄の基地問題をめぐる最たる誤解が自民党内で振りまかれたことは重大だ。
過去形ですね。米軍が普天間飛行場を作った時はどうだったのでしょうね?
戦後直後の普天間飛行場付近の航空写真を見てみましょう。
とてもでもないが、戦後に人家が沢山あったようには見えない。

次に、令和2年の昭和49年の人口比を見てみましょう。
飛行場が出来た後にも大分増えています(一部減っている所もあるが)。

素晴らしき琉球新報のファクトチェック方法論

琉球新報で蓄積している過去記事のデータベースに当たったり、その分野に詳しい自社の記者や専門家に問い合わせたりしてみたり、当たりを付けていった。その上で、誰がどの立場から見ても解釈の余地のない事実と対象言説を並べて、事実検証した。
なかなか面白いことを仰っていますね。
琉球新報の記事データベース・自社の記者・専門家が正しい事を前提にしているようです。

これまで見てもらったもので「琉球新報の記事データベース・自社の記者」が役に立たないことはわかりますね。
そして、「専門家」と言う人達も自分たちの言説に賛同する人やどこの馬の骨かわからない人ではないだろうか。
対立する意見のある複数の「専門家」に意見を求めていますか?
そもそも、新聞の言う「専門家」はかなり胡散臭い(こちら参照)。

とてもではないが全てを指摘しきれないので、これにて終了。
ということで、お話にならない琉球新報のファクトチェックでした。

2021/02/02 追記
良い記事を見つけたので紹介します。
バズフィードと琉球新報が「ファクトチェック」で国際原則とかけ離れた記事、恣意的な運用の恐れ
2018年沖縄県知事選挙での取り組みが注目されたバズフィードと琉球新報ですが、国際団体であるファクトチェック・ネットワーク(IFCN、International Fact-Checking Network)が加盟団体に求める原則から逸脱した記事があります。
私が、ダメ出ししたBuzzFeed・琉球新報に触れていますね。
記事を読むと、公平性がなく、情報源を明らかにしていないから、ファクトチェックとしてなっていないとダメ出ししています。
「公正中立」とはちゃんチャラおかしいと上に書きましたが、公平に見るとこういう批評になるのでしょうね。


琉球新報が挑んだファクトチェック・フェイク監視
琉球新報社編集局
高文研
2019/8/30

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