中国共産党のウイグル人への仕打ちから沖縄の未来を想像すべき

ウイグル人に何が起きているのか」を読みました。

読んでいると沸々と中国共産党への怒りがこみ上げてきますね。
平和学の父」なる人や沖縄で反基地活動をしている人に、この本を読ませて感想を聞きたいところだ。

完全な監視社会になっているようで、監視カメラだらけで電話・ネットも同様。
再教育施設に入れられたということも電話で言えず、「入院」したとしか言えないと。
昔はスリなど普通にあったが、監視されまくりなのでそんなことも出来ず見た目の治安は良くなったそうだ。

再教育施設

強烈なのは再教育施設に入れる条件。
社会信用スコアというのがあり、100点満点で減点方式。点数が低いと再教育施設に入れられる。
ウイグル人であるだけでマイナス10点。パスポート保有でも同様。
次のことも減点対象
・毎日礼拝している
・宗教知識がある
・中国のテロ関与国家リストに上がっている26ヶ国(カザフスタンなど中央アジア諸国、エジプト・リビア・ロシア・タイ・マレーシア・再蛆アラビア・トルコなど)への渡航歴がある
・海外留学中の子供がいる
・海外でオーバーステイしたことがある

漢族公務員や民間監視委員がウイグル人の家に突然訪問して、一緒に豚肉食べたり、酒飲んだりして笑顔でいることを強要するそうだ。
それに嫌な顔をしたり、拒否したら即、再教育施設送り。
再教育施設では、拷問・思想教育・長時間労働など何でもござれ状態。

ウイグル人を根絶やしにするために次のことをしている。
・子供と親を切り離し、子供に思想教育をする
・若い女性を単独にウイグル外に働きに行かせ、ウイグル人同士の結婚を減らす
・堕胎の強制
・夫を再教育施設に送り、一人になったところに漢族の男が入り込む

臓器売買

豚肉を食べないムスリムの臓器は「清い臓器」として重宝されているとのこと。
児童施設から戻ってきた子供を調べると腎臓が一つ抜かれていたと。
臓器売買が行われているだろう証拠として以下が書かれている。

2018年のドナー登録数は37.5万人で善意のドナー提供者は5146人。
アメリカは2017年でドナー登録数は1.4億人で臓器提供者は1万281人。
臓器は誰にでも適合できるわけではないので、37.5万人が嘘だということだ(昔は死刑となった人の臓器を利用できたが、法改正で違法となった)。

外交力

外交力の差により、中国でスパイ容疑でつかまった人などの保護にも差が出てくる(アメリカ・イギリスなどとの差)と言っている。
日本は彼らの釈放のなためにほとんど何の外交交渉を行っていない。せいぜい日本大使館関係者が定期的に見舞いに行って、さしいれをしているくらいだ。日本にはこうした面で中国と駆け引きできるだけの情報収集能力はじめ外交材料がないのだ。こうした交渉には、当然軍事力、諜報防諜力、経済力や金融を背景にした強い国力が必要だ。
全面的に同意します。
新聞はじめマスコミは外交で解決しろと書くが「外交=単なる話し合い」としか見ていない。
交渉のネタが無いと交渉にならない。

誘拐犯とは金を払う位しか交渉できない。
でも、誘拐犯の家族・仲間がわかっていれば、それをネタに交渉が出来る。

それと同じ。日本は金しかないので今まで散々煮え湯を飲まされてきた。
竹島の話も漁民が捕まって、人質にされたのでそれを解放するために日韓基本条約も不利な形で結ばれたし、シベリア抑留・北朝鮮拉致の話も同じ。

この本を読んでいて「トマト缶の黒い真実」を思い出しました。
新疆ウイグル自治区はトマトの大生産区でイタリアに輸出し、イタリア産トマトピューレ・トマト缶・トマトケチャップとかで日本にも来ています。


ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在
福島 香織
PHP研究所
2019/6/18

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