己の価値観を他人に押し付ける人々に虫酸が走る
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「快楽としての動物保護」を読みました。
第Ⅰ章 忘れられた作家シートン
第Ⅱ章 ある写真家の死-写真家・星野道夫の軌跡
第Ⅲ章 快楽としての動物保護-イルカをめぐる現代的神話
とあり、メインは第Ⅲ章で、それぞれにあまり関連性はないので、第Ⅲ章だけを読むのでも良いと思う。
シートン動物記の名前は知っているが読んだことはなく、写真家の星野道夫は知らない。
シートン動物記は、本家イギリスではあまり読まれていないが日本では人気があるそうだ。
では、メインの第Ⅲ章からいくつか紹介します。
「存在の大いなる連鎖」というのがキーワードのようです。
神によって生物が創造され、進化し今の人間に至っている。そして人間もより高次のものになるという考え方。
原始的なものであるほど野蛮で劣ったものであり、人より猿・・・と野蛮・劣っていると。
人の中でも、白人 > 有色人種 であり、白人の中でも 高度な知識を持った人々 > スラムに住むような大衆 であると。
大衆は野蛮であるから、それらが好む野蛮な行為(動物虐待など)を取り締まろうというのが、動物保護の始まりとのこと。
最後の方に次のような文章がある。
善悪を語る人達は、立場(この場合、欧米圏・非欧米圏)によって善悪が異なるということを理解していないでしょう。
欧米圏が絶対的な善であると。
「存在の大いなる連鎖」の 白人 > 有色人種 という関係性から出てきているのでしょう(意識・無意識どちらかはわからないが)。
そして、善なる我々が、悪なる人々を教化してあげていると。
ちなみに「ワトソン」とは、シー・シェパードのポール・ワトソンのことで、本書では彼のインチキ文章を一つ引用しています。
環境保護、動物愛護に関わらず己の価値観を他人に押し付ける人々に虫酸が走ります。
快楽としての動物保護 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ
信岡 朝子
講談社
2020/10/9
第Ⅰ章 忘れられた作家シートン
第Ⅱ章 ある写真家の死-写真家・星野道夫の軌跡
第Ⅲ章 快楽としての動物保護-イルカをめぐる現代的神話
とあり、メインは第Ⅲ章で、それぞれにあまり関連性はないので、第Ⅲ章だけを読むのでも良いと思う。
シートン動物記の名前は知っているが読んだことはなく、写真家の星野道夫は知らない。
シートン動物記は、本家イギリスではあまり読まれていないが日本では人気があるそうだ。
では、メインの第Ⅲ章からいくつか紹介します。
「存在の大いなる連鎖」というのがキーワードのようです。
神によって生物が創造され、進化し今の人間に至っている。そして人間もより高次のものになるという考え方。
原始的なものであるほど野蛮で劣ったものであり、人より猿・・・と野蛮・劣っていると。
人の中でも、白人 > 有色人種 であり、白人の中でも 高度な知識を持った人々 > スラムに住むような大衆 であると。
大衆は野蛮であるから、それらが好む野蛮な行為(動物虐待など)を取り締まろうというのが、動物保護の始まりとのこと。
最後の方に次のような文章がある。
シー・シェパードのような環境保護団体は、まるで映画のような救済物語に実際に参加したいという大衆的な欲望を満たすための社会的装置としても機能している。シー・シェパードの支援者たちは、ボランティア活動や寄付活動、またはDVDや書籍、グッズの購入などを通じて、ワトソンらが文章や映像で描き出す動物の救済物語に実際に「参加した」気分を味わう。そして、ワトソンらの巧みな表現戦略によって絶対的な正義として描かれる動物保護活動家の側に何の疑いもなく事故を投影し、純粋な「悪」として描かれる非欧米圏の他者を攻撃することで、変わらない世界を「変えた」という疑似成功体験に陶酔するのである。」同意します。
善悪を語る人達は、立場(この場合、欧米圏・非欧米圏)によって善悪が異なるということを理解していないでしょう。
欧米圏が絶対的な善であると。
「存在の大いなる連鎖」の 白人 > 有色人種 という関係性から出てきているのでしょう(意識・無意識どちらかはわからないが)。
そして、善なる我々が、悪なる人々を教化してあげていると。
ちなみに「ワトソン」とは、シー・シェパードのポール・ワトソンのことで、本書では彼のインチキ文章を一つ引用しています。
「1978年2月下旬、長崎県の住民たちは千頭以上のイルカを狩り集め、日本の自衛隊から借り受けた機関銃を用いて冷酷にも大量虐殺した」(Watoson 1994, p.83)
環境保護、動物愛護に関わらず己の価値観を他人に押し付ける人々に虫酸が走ります。
快楽としての動物保護 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ信岡 朝子
講談社
2020/10/9
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