新聞は立憲民主党・日本共産党の衆院選結果をどう評価した?

マスコミの大方の予測と反して自由民主党が単独過半数を取り、立憲民主党と日本共産党が議席を減らしました。
そして、特定野党共闘に与しなかった日本維新の会・国民民主党が議席を増やしました。

立憲民主党と日本共産党の選挙結果を新聞各紙が社説でどう評価したかをまとめました。

新聞は立憲民主党・日本共産党の衆院選結果をどう評価した?
※共同通信については、佐賀新聞・山形新聞の社説を見て下さい

しんぶん赤旗は、日本共産党の機関誌なので、ほっておくとして、突出しているのは東京新聞ですね。
社説の中身を見ると、自民が過半数を取ったことは一応書かれているが、その一部を消すと自民党が大敗したように読める内容です。
自民党を攻撃して立憲民主党を擁護しても、立憲民主党躍進のためのアシストにはならないと思いますがね。

負けた理由ですが、新聞の分析ってこんなもんなんですかね?
個人的に思う立憲民主党・日本共産党の負けた3つの理由です。
・選挙直前にコロナが、神がかり的に減った
・立憲民主党、日本共産党の常日頃の行いが悪い
・立憲民主党が日本共産党と共闘した

今後どうすべきか?で、戦略を見直せ・体制を一新しろとかじゃないだろうと思う。
悪夢の民主党政権と言われた時に、そうじゃない!って言っている時点でダメです。
ダメであったところを分析して、それに対しての答えを出すのが最初。
辺野古の工事をいったん中止と言っている時点で、何の反省も進歩もない。


関連社説一覧

新聞社説
要約
朝日新聞岸田政権、継続へ 真価問われる「丁寧な政治」
4年ぶりの衆院選で、自民、公明両党は絶対安定多数を維持し、1カ月前に就任したばかりの岸田首相の続投が決まった。有権者の審判は政権の「継続」だったが、自民党は公示前の議席を減らし、金銭授受疑惑を引きずる甘利明幹事長が小選挙区で落選した。
野党の責任も重い。政権へのチェックのみならず、開かれた政策論争を通じて、多様な民意を政治に反映させる力とならねばならない。
朝日新聞立憲民主大敗 体制と戦略 練り直しを
野党共闘を整え、自公政権に交代を迫った衆院選で、逆に大きく議席を減らす結果となった。自公に代わる選択肢と有権者に認められるには、何が足りなかったのか。
比例区で復活当選したものの、小選挙区で落選した甘利明幹事長の後任には、茂木敏充外相を充てる方針を固めた。現金授受疑惑に対する説明責任に背を向け続けた甘利氏を、党の要に起用した自身の判断を反省し、「政治とカネ」の問題に厳しく対処する出発点にしなければならない。
毎日新聞衆院選で自民過半数 首相は謙虚な政権運営を
4年ぶりとなった衆院選で自民党は単独過半数を維持した。岸田文雄首相が引き続き政権を担うことになった。
コロナ禍が続く中、どのような国づくりを目指すのか。建設的な議論を期待したい。
毎日新聞絶対安定多数と首相 寛容な政治で国会再生を
衆院選で勝利した自民党の岸田文雄総裁(首相)がきのう記者会見し、「自公政権に対して国民の信任を頂いた」と語った。だが、選挙戦の陣頭指揮を執った甘利明幹事長は小選挙区で落選した。
首相は「丁寧で寛容な政治」を掲げているはずだ。新たな顔ぶれとなる国会でその言葉を実行に移し、立法府の再生につなげなければならない。
東京新聞政権継続も厳しい審判 民意の覚醒が変化促す
衆院選で自民党は単独過半数を維持したが、甘利明幹事長が小選挙区で敗北し、辞意を固めるなど厳しい選挙戦を強いられた。国民を蔑(ないがし)ろにし、権力の私物化が指摘された「安倍・菅」政治を清算しようとしない岸田政権に、有権者が不信感を募らせたからにほかならない。
覚醒した民意こそが政治を変え、民主主義を再生する。今回の衆院選がその転換点になると信じたい。
東京新聞首都圏の衆院選 頬かむり許さぬ民の声
衆院選は与党が過半数を制したものの、首都圏では自民党の幹部や閣僚経験者が小選挙区で相次いで敗退するなど、政権に対する批判が強かった。岸田文雄首相は国民の不信に「頬かむり」せず、真摯(しんし)に向き合わねばならない。
命や暮らしを大切にし、多様化する価値観を尊重する政治をどう実現していくのか。変革の芽を育てたい。
読売新聞自民単独過半数 緊張感持ち政権の安定を図れ
長期政権の緩みに反省を求め、緊張感のある政治を期待したい。それが今回示された民意であろう。
有権者の声を政策に生かす日頃の地道な政治活動が減っているという。与野党は危機感を持って政治のあり方を見直してほしい。
読売新聞岸田政権再始動 着実に成果上げ負託に応えよ
政策を実行に移し、実績を重ねることで、国民の負託に応えねばならない。自民党は安定勢力確保に安住することなく、気を引き締めて政権運営にあたってほしい。
今回の敗北は、共産党を含む野党共闘路線の行き詰まりを示すものと言えよう。単に幹部交代で済ませるのではなく、党運営や政策立案のあり方を根本から見直すとともに、地方組織の強化に地道に取り組まなければ、今後の展望は描けまい。
産経新聞岸田首相の続投 安定勢力で成果を挙げよ 対中抑止に本腰を入れる時だ
政権選択の衆院選で、自民党が単独で安定多数を得た。連立する公明党と合わせ絶対安定多数となり、岸田文雄政権は有権者から信任されたといえる。
成長と分配の両立で分厚い中間層を築くという、「新しい資本主義」の肉付けも問われる。アベノミクスが失敗したと唱えた立憲民主党などに対し、自民はこの路線を踏襲しつつ、成長の恩恵が大企業や富裕層に偏らないよう、所得再分配重視の姿勢を示した。
産経新聞立民・共産の敗北 理念なき「共闘」の結末だ
第49回衆院選で、選挙区の候補者を一本化して与党と対決する野党共闘の中核となった立憲民主党と共産党が、手痛い敗北を喫した。与党の自民、公明両党が計293議席を確保したのとは対照的に、立民は公示前勢力(110議席)を下回る96議席にとどまった。
来夏の参院選について、立民も共産も協力を進める構えだ。立民が有権者の厳しい視線を受け止めないようでは、与党にとって代わる勢力の構築は難しい。
日本経済新聞政権は民意踏まえ課題を前に進めよ
第49回衆院選は自民、公明の与党が過半数を獲得し、国会で安定的な運営ができる議席数を引き続き確保した。衆院選は政権選択選挙であり、民意は岸田文雄首相(自民党総裁)の続投を選んだ。
政権の求心力維持には、指導力を発揮して実績を積み上げていくことこそが王道だ。それが国民の負託にこたえる道でもある。
日本経済新聞改革なき分配を国民は支持しない
第49回衆院選では自民党が単独で絶対安定多数の261議席を確保し、公明党を含めた与党全体で293議席を獲得した。岸田文雄首相は続投し、10日に第2次内閣を発足させる運びだ。
政治資金を巡る疑惑や長老支配など「古い政治」への有権者の拒否反応は着実に増している。首相が総裁選で掲げた党改革への取り組みを軽視し、重要な政策課題で期待する成果をあげられなければ、来年夏の参院選で手痛いしっぺ返しを食うだろう。
琉球新報「オール沖縄」と自公互角 新基地「理解」は早計だ
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り民意は揺れた。衆院選の沖縄選挙区は1、2区で新基地建設に反対する「オール沖縄」の候補が、3、4区は建設推進の自民候補が当選した。
国会の機能が失われれば、かつての「翼賛政治」を招く。当選者は、国権の最高機関の一員として、任務の重さを肝に銘じてほしい。
琉球新報改憲勢力3分の2超 国会で熟議を求める
衆院選の結果、自民、公明両党と日本維新の会など「改憲勢力」の議席数が国会発議に必要な定数の3分の2(310議席)を超えた。岸田文雄首相は選挙期間中、改憲に積極的に言及せず、論戦は低調だった。
米中対立が激化する中で、日米軍事同盟を強化すれば相手国との緊張を高め「安全保障のジレンマ」に陥る。国際社会の緊張緩和と信頼醸成のため、平和憲法の原則の実践こそ求められる。
沖縄タイムス[[2021衆院選]沖縄選挙区2勝2敗]コロナからの再生託す
これまでにない大接戦だった。第49回衆院選はきのう投開票され、沖縄選挙区は国政与党がバックアップする自民党候補2人と、辺野古新基地に反対し玉城デニー知事を支える「オール沖縄」候補2人が当選し、議席を分け合った。
3回連続、同じ事態を招いたということは、感情的なしこりや利害の不一致が修復困難なほど深いことを物語っている。上げ潮ムードにあるとはいえ、1区、2区を落とした県政野党陣営も決して盤石とは言えない。
沖縄タイムス[衆院選自民過半数]「謙虚な政治」の実現を
第49回衆院選は自民党が過半数を超え、追加公認を含めると国会運営を主導できる絶対安定多数に単独で達した。岸田文雄首相は1日の会見で「引き続き岸田政権の下でこの国の未来をつくり上げてほしいという民意が示された」と述べ、直面する新型コロナウイルス対策や経済対策に注力する考えを示した。
投票率は戦後3番目の低さとなった。有権者と政治の距離がさらに広がりかねないことを与野党とも深刻に受け止めるべきだ。
しんぶん赤旗総選挙の結果/さらに力合わせて政治を前に
総選挙の最終議席が確定しました。日本共産党は、赤嶺政賢氏が小選挙区の沖縄1区で大激戦を制し当選しましたが、比例では9議席となり、12議席から10議席に後退する悔しい結果となりました。
気候危機打開、ジェンダー平等社会実現という世界と日本の大問題を争点に位置付けた日本共産党に期待と注目が集まっています。コロナから国民の命と暮らしを守るための政策提言をはじめ、暮らしの問題でも、憲法・平和・外交の問題でも総選挙で訴えた公約の実現に向けて、国会論戦などでがんばる決意です。
公明新聞衆院選を終えて 自公連立で新しい日本を開く
憲法は衆院解散から40日以内に衆議院選挙を行うと定めているが、今回は解散から投開票までわずか17日間で戦後最短だった。さらに新型コロナウイルス感染症との闘いも続いていた。
まずは法改正を実現し、国民の信頼を勝ち得る必要がある。「小さな声を聴く力」と「議員ネットワークの力」が強みの公明党は、自公連立政権の中でさらに存在感を高め公約実現をめざす覚悟である。
信濃毎日新聞与党が安定多数 「民主主義の原点」回帰こそ
衆院選がきのう投開票された。自民党は公示前から議席を減らしている。
政党の責任を果たしたとはいえないだろう。選挙向けのアピールでなく、時間をかけて構想を練り上げ、「責任ある政治」を担う資格があることを示さなければ政権交代は遠い。
信濃毎日新聞立民の退潮 戦略練り直し出直しを
野党第1党の立憲民主党は、公示前の110議席に届かず、96議席にとどまった。立民は政権交代を訴え、定数の過半数の240人を擁立した。
強引な政権運営が続く懸念も残る。健全な民主主義を再構築するためにも、野党の再生が欠かせない。
京都新聞岸田政権継続 国民の「警告」を受けとめよ
衆院選は与党の自民、公明両党で過半数を確保し、連立政権は今後も継続されることになった。首相就任後初めて有権者の審判を受けた岸田文雄氏は、国民の信任をつないだ。
来夏には参院選が控える。与野党とも今衆院選で示された民意の意味を正面から受けとめ、国民の生命や生活に責任を負う緊張感を取り戻さねばならない。
京都新聞問われる野党 付け焼き刃では通じぬ
衆院選で立憲民主党などの野党は、9年近く続く自民・公明両党連立政権に代わる政権の受け皿となれなかった。その事実を直視する必要があるだろう。
今回、ほぼ任期満了の選挙だったのに、野党共闘の合意と候補者調整は直前にずれ込み、消費税減税などの共通政策や政権構想も「付け焼き刃」になった感がある。その反省に立ち、今後の国会対応や各種選挙での共闘態勢をいかに練り上げ、実践的に行動していけるかが問われよう。
新潟日報自民安定多数 首相は丁寧な政権運営を
衆院選は自民、公明両与党が合わせて過半数となり、与党で過半数(233議席)の勝敗ラインをクリアした。自民は単独で安定多数を保ち、自公両党で国会を安定的に運営できる絶対安定多数を確保した。
各議員は自らの知見を、実効性ある政策立案に生かしてほしい。私たち有権者は、選挙での訴えや約束がきちんと実行されるかどうか、地元選出議員の仕事ぶりに関心を持ち続けたい。
新潟日報立憲民主党低調 「共闘」の検証が不可欠だ
衆院選は、県内では6小選挙区のうち4議席を野党系が獲得した。野党が候補を一本化して自民党との対決の構図に持ち込む野党共闘が奏功し、2017年の前回選挙に続いて勝ち越す底力を見せた。
野党第1党である立民の責任は重い。それを肝に銘じ、共闘や組織のあり方をしっかり見つめ直してもらいたい。
西日本新聞自民の議席減 民意の重みを受け止めよ
第49回衆院選がきのう投開票され、多くの小選挙区で接戦となった末に、民意は自公政権の継続を選択したが、自民党は公示前から議席を減らした。就任から一月足らずの岸田文雄首相は起用したばかりの甘利明幹事長や若宮健嗣万博相が小選挙区で敗北するなど痛手を負った。
衆院選の遊説で岸田氏は国民の声を書き留めたというノートを掲げ、「聞く力」をアピールしていた。これから試されるのは首相としての「実行力」と、今回自民党に投票しなかった有権者の異論にも耳を傾ける「包容力」である。
西日本新聞野党共闘の低迷 民意くみ取る足腰鍛えよ
衆院選では今回初めて実現した野党4党の共闘だったが、効果は限定的なものにとどまり、中心となった立憲民主、共産の両党はむしろ議席を減らした。投票率は過去2回よりわずかに上がったとはいえ、戦後3番目の低い結果に終わった。
民意をくみ取れていない現実を直視しない限り、党勢拡大への近道はないと認識すべきだ。来夏の参院選に向け、支持者や有権者とともに公約を一から練り上げていくような地道な作業に取り組んではどうか。
北海道新聞衆院選で自民議席減 政治への信頼回復を急げ
衆院選は自民党が単独で過半数を確保したものの、議席を減らした。甘利明幹事長が小選挙区で敗北し、辞意を固めた。
有権者の期待が高まらないのはなぜか。原因を探り、党内で見解が割れるエネルギーや安保の分野でも政権の選択肢になり得る政策に反映させるべきだ。
北海道新聞岸田首相会見 聞く力の真価問われる
岸田文雄首相は衆院選を受けたきのうの記者会見で「岸田政権の下で未来をつくり上げてほしいという民意が示された」と述べた。自民党は公示前より議席を減らしたとはいえ、国会を安定的に運営できる絶対安定多数を確保した。
主張が異なる維新から共産まで野党が連携するのは至難の業だ。政権を取った際の連立の枠組みや政策について、野党各党は早い段階からひざ詰めで協議し、具体像を有権者に明示しなければ、参院選で同じ轍(てつ)を踏むだろう。
北海道新聞道内衆院選結果 重みを増す与党の責任
道内の衆院選は自民党が20議席のうち10議席を獲得し、公明党と合わせ与党で12議席を得た。共産党との野党共闘で臨んだ立憲民主党は8議席にとどまり、道内の政治地図は公示前の与野党同数から与党優位に塗り変わった。
後志管内寿都町と神恵内村で、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進んでいる。両町村だけの問題とせず、核燃料サイクルや地層処分の是非を含めた抜本的な論議を提起するのが地元政治家としての役割だ。
河北新報衆院選 自民議席減/おごりを捨て政権運営を
政治状況を変える必要性を感じながらも、大きな変革は求めない。きのう投開票が行われた衆院選の結果は、有権者の微妙な心理が反映されたものと言えよう。
一方で、経済力をはじめ国際的な地盤沈下が続く日本を将来どうするのかといった大局観に立った論戦は少なかった。私たちは、語られたことが政策として実現するかどうかとともに、語られなかったことに対して政治がどう向き合うかについても、注視しなければならない。
静岡新聞自公が安定多数 政権の骨格再構築せよ
第49回衆院選は連立を組む自民、公明の両党が安定多数の議席を確保し、有権者は岸田文雄政権を信任した。歴史的共闘態勢で政権交代を訴えた立憲民主、共産など野党は一騎打ちの選挙区で健闘したが及ばなかった。
総選挙は終わった。政治への信頼が崩れ落ちる前に与野党挙げて実現可能な成長戦略を描くしかない。
静岡新聞地方創生の行方 成長と分配 起点ここに
第49回衆院選が終わった。静岡県内選出の議員は与党が9人(小選挙区5人、比例4人)、野党4人(2人、2人)、保守系無所属1人の計14人で、人数、与野党バランスとも公示前と同じだ。
県内から当選した14氏には、そこに目を凝らし、一過性で終わらせないでもらいたい。首相は、9月の自民党総裁選で党員・党友票が2番手だったことを忘れてはならない。
神戸新聞自公が過半数維持/政治の信頼回復へ本気度見せよ
自公政権は継続するが、国民の政治不信は払拭(ふっしょく)されたわけではない。そう見るべきではないか。
政治参加は、投票で終わりではない。政権を託された政党や政治家を監視するのも有権者の責任である。
中国新聞岸田政権勝利 真の評価はこれからだ
4年ぶりの衆院選がきのう投開票され、連立を組む自民、公明両党が絶対安全多数となる議席を確保した。就任間もない岸田文雄首相が示した与党の目標を上回り、岸田政権の勝利となった。
それとも従来通り党内の実力者の声に耳を傾けるのか。岸田政権の振る舞いに、私たちは目を凝らし続けなければならない。
中国新聞野党共闘不発 目指す政権の姿、見えぬ
衆院選は全議席が確定し、自民党が追加公認を含めて261議席を獲得した。国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」を引き続き確保した。
立民をはじめ野党に対する支持率は低迷しており、有権者の関心や期待は高いとは言い難い。投票率を高めるためにも、与野党で対立軸となる政策を明確にし、多様で分かりやすい選択肢を示さなければならない。
日本農業新聞[’21衆院選]自民議席減の教訓 コロナ克服 合意形成を
衆院選で与党は過半数を維持したが、自民党は議席を減らした。新型コロナウイルス禍で傷んだ暮らしと経済の立て直しが、最優先の政策課題だ。
安倍・菅政権は国会を軽視した。こうした“負の遺産”に向き合い、教訓を国民に示す必要がある。
山陽新聞衆院選与党勝利 独断の政治変えられるか
4年ぶりの政権選択となった第49回衆院選は、自民党が多くの選挙区で踏みとどまり、単独過半数を確保した。連立を組む公明党とあわせ、与党が勝利した。
地方創生の議論が衆院選の争点にならなかったことも残念だ。少子高齢化で衰退する地方の創生策を、日本経済の再生につなげる議論をすべき時ではないか。
山陽新聞岸田政権続投 政策の実行力を発揮せよ
衆院選で与党が絶対安定多数を確保し、自公連立政権が継続することになった。長期化している新型コロナウイルスの対応や甚大なダメージを受けている経済の再生といった重要課題で着実に成果を上げねばならない。
身上の「丁寧かつ徹底的な説明」を尽くし、野党とも真摯(しんし)に議論してもらいたい。議席数におごるようでは、来夏の参院選で有権者の厳しい審判を仰ぐことになる。
世界日報【社説】自公連立継続 緊急課題の克服へ全力を
今回の選挙は、安倍、菅両政権と発足間もない岸田政権の4年間の評価が問われた。岸田政権が信任されるとともに、両党の議席数が絶対安定多数の261を超えたことで、より協調して国会を運営できよう。
安倍政権時代の国家安全保障戦略を改訂する意向というが、日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国連携枠組み「クアッド」や、米国と英国、豪州の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への関与を含めた総合的な対中戦略の構築も急がれている。野党は建設的対応を立憲民主や共産などの野党には、対立ありきの姿勢ではなく、建設的な対応を求めたい。
世界日報【社説】衆院選挙結果 政権選択肢たり得ぬ立共共闘
野党共闘に加わらない日本維新の会が躍進し、自公与党は議席減ながら絶対安定多数を確保した。候補一本化も比例伸びず今回の選挙は、菅義偉前首相が内閣支持率の低下などを背景に9月の自民党総裁選挙に出馬しないことを決め、新たに総理総裁に岸田氏を選出して与党側は臨んだ。
敵失による勝利と自戒を岸田政権は、政権に値しない枠組みを相手に公明の善戦に支えられて自民議席を減らしながら絶対安定多数を得た。敵失による勝利と自戒して政権の刷新と改革に努めるべきだ。
秋田魁新報[2021衆院選]自公政権継続 国民の審判、受け止めよ
政権選択選挙となった約4年ぶりの衆院選で国民は自民、公明両党の連立政権継続を選択した。自民は苦戦を強いられながらも、与党による衆院の議席過半数を維持した。
総裁選に際して岸田首相は「民主主義が危機にひんしている」と述べていた。自民に対する国民の審判を真摯(しんし)に受け止め、政治への信頼回復に全力を挙げるべきだ。
秋田魁新報[2021衆院選]本県5氏当選 有言実行、真価問われる
今回の衆院選で、本県3小選挙区は現行制度下で初めての与野党一騎打ちとなり、2区で自民党候補が苦杯を喫した。自民は過去3回にわたって全3区で議席を独占してきた。
信任を得た5氏には自らの公約を着実に実行する責務がある。真価が問われるのはこれからだ。
山形新聞第49回衆院選 民意謙虚な政治求める
4年ぶりの政権選択選挙となった第49回衆院選で、与党の自民、公明両党が絶対安定多数を確保し、連立政権が維持されることになった。ただし自民は、公示前の276議席から減らしている。
早急に肉付けを図る必要があるが、政策決定での独善を避けるべきなのは言うまでもない。首相は野党の背後にも支持した有権者がいることを心に刻み、国会論議を尽くさねばならない。
山形新聞衆院選「野党共闘」不発の立民 体制一新を考える時だ
「変えよう。」を合言葉に政権選択の衆院選に挑んだ野党第1党の立憲民主党は自民、公明両党の厚い壁にはね返された。
政治の場に緊張感を取り戻すには強い野党の存在が不可欠だ。立て直しに残された時間は少ない。
福島民友新聞衆院選・自公で絶対安定多数/重い信任に実行力で応えよ
第49回衆院選は、自民、公明両党の与党が絶対安定多数を確保し、連立政権が継続されることになった。信任に応え政権与党としての責任を果たしてもらいたい。
地域の声を国政に届け、不安を解消し復興を加速させていくためには、与野党問わず汗を流すことが欠かせない。共闘態勢を組んだ野党各党は、自公政権に代わる政権のあるべき姿を次の選挙までにしっかり構築し、選択肢として示すべきだ。
福島民友新聞衆院選・低い投票率/有権者の関心高める努力を
国の未来を誰に託すのかを決めるのが国政選挙だ。投票を通じて政治への意思を示すことの大切さを銘記したい。
柳津町ではワゴン車による移動投票を行い、約100人が利用した。地域の実情に応じた投票環境の改善を進めていくことも求められる。
福井新聞立憲民主党、苦杯 執行部の刷新避けられぬ
政権選択を掲げ衆院選に臨んだ野党第1党の立憲民主党は公示前110議席から14減の96議席と苦杯をなめた。新型コロナウイルス対応を巡り自公政権の迷走や、安倍、菅長期政権による有権者の不信、不満鬱積(うっせき)があったのにもかかわらず、与野党伯仲の政治状況をつくれなかった責任は重いと言わざるを得ない。
政治の場に緊張感を取り戻すには、強い野党の存在が不可欠だろう。「接戦に持ち込めた」(枝野氏)ことに甘んじることなく、立て直しを急ぎたい。
福井新聞衆院選で自民議席減 「1強」に国民が反省促す
第49回衆院選が投開票され自民、公明両党の与党が過半数を獲得したものの、自民は議席数を減らす結果となった。岸田文雄首相は「信任をいただいた」と強調したが、甘すぎないか。
県内では北陸新幹線開業に伴うまちづくりや敦賀以西延伸、中部縦貫道など重要課題が山積している。コロナ禍で疲弊した産業へのてこ入れなどにも注力してもらいたい。
山陰中央新報衆院選で自民過半数 「1強政治」信任でない
4年ぶりの政権選択選挙となった第49回衆院選は、自民党が単独で過半数を維持し、公明党との連立政権が継続することになった。岸田文雄首相は「信任をいただいた」と強調したが、安倍、菅両政権下で国会を軽視し続けた「自民1強」政治の踏襲まで有権者が容認したわけではあるまい。
同時に有権者も棄権は、時の政権への「白紙委任」になることを自覚したい。与野党の取り組みを引き続きチェックし、次の審判に備えよう。
佐賀新聞衆院選、与党勝利
発足したばかりの岸田内閣への信任を問う形となった第49回衆院選は開票が進む31日深夜の時点で自民の単独過半数獲得が確実となり、「自公政権」は継続する。一方で、自民は公示前の276議席から大幅に議席を減らす見込み。
コロナ禍を抜け出す起死回生の一手は難しいが、国力は政治だけで成り立つわけではない。国民の力を合わせることが肝要であり、その意味でも岸田首相は異論にも謙虚に耳を傾け、国民と共にある政権運営を心がけてほしい。
佐賀新聞立憲民主党の敗北
「変えよう。」を合言葉に政権選択の衆院選に挑んだ野党第1党は、自民、公明両党の厚い壁にはね返された。
政治の場に緊張感を取り戻すには、強い野党の存在が不可欠だ。立て直しに残された時間は少ない。
東奥日報1強政治「信任」ではない/衆院選で自民過半数
4年ぶりの政権選択選挙となった第49回衆院選は、自民党が単独で過半数を維持し、公明党との連立政権が継続することになった。本県選挙区は、自民党が3議席を独占。
同時に有権者も、棄権は時の政権への「白紙委任」になることを自覚したい。与野党の取り組みを引き続きチェックし、次の審判に備えよう。
南日本新聞[衆院選] きょう投票、主権者として重い選択
衆院選はきょう投開票される。「1強」が続いた自民党政治、新型コロナ対策や経済政策を主な争点に論戦が繰り広げられた。
自分が共感できる候補者、政党を選ぶことが主権者としての第一歩となる。将来の日本、鹿児島の担い手として投票所に足を運んでほしい。
宮崎日日新聞衆院選
第49回衆院選は31日投開票された。自民党は議席を減らす見通しとなったものの、単独で過半数を上回り、自公政権の継続が確実となった。
野党はさらに政策を磨き、地方での浸透を図ることで、与党の対立軸に近づく。そこから国民も望むであろう「面白い政治」が生まれる。
日刊工業新聞衆院選、自公で過半数確保 経済再建へ早急に着手せよ
国民は岸田文雄政権の継続を選択した。しかし、与党で失った議席数を直視すべきだ。
経済再生には一刻の猶予もない。政権維持に安住せず、きょうから動きだしてもらいたい。
愛媛新聞愛媛で自民独占 強さの裏に潜む課題直視せねば
衆院選が終わった。県内では自民党が四つの選挙区すべてで勝利し、野党に奪われていた3区も接戦の末、ものにした。
選挙区が削減された地域では調整が進まず、混乱するところも多い。比例四国ブロックなどでの処遇を含めて今後の動きを注視したい。
愛媛新聞与党過半数 これを信任と慢心することなく
新型コロナウイルス禍は社会を一変させた。政治が暮らしに直結していることも多くの人に実感させた。
政策の推進にも民意の後ろ盾が欠かせない。さらなる投票率回復に努めたい。
陸奥新報衆院選を終えて「政治の安定 選んだ民意」
今回の衆院選の結果をどう表現すべきか。前回、本紙は「自民絶対安定多数」との主見出しで自民党勝利を報じた。
議論し、決めたものは実行する姿を国民に示すべきだ。政治への不信を解消する責務は与野党を問わない。
桐生タイムス他者の声を聞き熟議を
新型コロナウイルス下の衆院選が終わった。結果については受け入れるしかないが、思うところは諸氏さまざまだろう。
福祉国家の可能性を再確認する機会かもしれない。為政者の熟議に期待したい。
八重山日報衆院選で「オール沖縄」失速/衆院選で「オール沖縄」失速
10月31日投開票された衆院選で、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」勢力と自公は、4つの選挙区で2勝2敗となった。「オール沖縄」勢力は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を旗印に、保革を糾合した政治勢力としてスタートした。
来年は名護市長選、参院選、知事選と重要選挙が続く。「自公対オール沖縄」の図式が従来型の「保守中道対革新」の戦いに先祖返りする傾向は、今後も続くのではないか。

この記事へのコメント

2021年11月08日 17:42
素晴らしいまとめ