新聞各紙はTSMC補助金付き誘致に賛成?反対?

台湾のTSMCを投資総額8000億円の半分程度を補助して誘致する方針を決めたそうです。
それに対して新聞各紙の賛否を社説からひろいました。

TSMC補助金付き誘致への賛否


■WTO協定に抵触する可能性あり
自由貿易のルールとの整合性も問われよう。政府の補助金で競争力が不当にかさ上げされれば、世界貿易機関(WTO)の協定に抵触しかねない。過度な企業支援は貿易紛争の火種になる。
毎日新聞はこのように言っています。
WTOのルールをよく知らないが、ダンピングに繋がらなければ良いのでは?
朝日新聞も同様のことを言っています

■経済安全保障の意義
朝日新聞だけ、経済安全保障の意味ねーって言っています。
台湾有事への備えならば、備蓄でも一定期間は対応できよう。緊急事態が長期化すれば、供給網の途絶はさまざまな資源や物品に及び、半導体の問題にとどまるまい。


関連社説一覧

新聞社説
要約
読売新聞台湾半導体工場 日本進出を産業再興に生かせ
世界的な半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)が、日本の誘致に応じて、日本国内に新工場を建設すると発表した。半導体を安定的に調達することは、産業全体の競争力に直結する。
米欧も半導体産業に巨額の投資を行う方針だ。政府は産業競争力を高めるための最重点分野に位置づけ、取り組んでもらいたい。
毎日新聞台湾半導体大手の誘致 巨額支援の説明が必要だ
最先端の半導体製造技術を持つ台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に工場の新設を計画している。1兆円近い投資の半分程度を日本政府が負担するという。
デジタル化や脱炭素といった成長分野で市場を広げ、それに必要な半導体への投資を生み出す流れを築かなければならない。政府は、民間主導で産業を再生する具体策に知恵を絞るべきだ。
西日本新聞TSMC新工場 半導体産業再興へつなげ
日本の半導体産業の将来を左右するプロジェクトが九州で始動することになった。世界屈指の半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)が、熊本県菊陽町に新工場を建設すると発表した。
ただ、新工場に当初必要な設備投資額約8千億円の半分程度を国が支援すると見込まれる。政府はその意義を国民に分かりやすく説明すると同時に、TSMC側にも支出に見合うものをしっかりと求めるべきだ。
朝日新聞半導体補助金 最善の選択か再考を
世界的な半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)が、半導体工場を熊本県に建設する。投資額は約8千億円。
日本は米国とともに、中国政府の補助金を批判してきた経緯もある。半導体産業へ巨額の補助金を出せば、日本が掲げる「自由貿易の旗手」が看板倒れになりかねない。
京都新聞半導体工場誘致 補助金には説明が要る
財務省が発表した9月の国際収支速報によると、日本が海外と行った取引の状況を示す経常収支の黒字が、前年同月より3割以上も減っていた。世界的な半導体不足を受けて自動車が大幅な減産となり、輸出が鈍ったからだ。
公的資金を投入して、各社の事業を統合した国内大手は破綻した。政府は、産業政策を厳しく点検し、実効性を担保すべきだ。
信濃毎日新聞半導体大手進出 巨額補助に見合う効果は
半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、日本に工場をつくると決めた。日本政府の誘致に応じての進出で、政府は巨額の補助金を出す方針だ。
経済安保追求の先にどんな経済構造を目指すかは不明確だ。漠然とした議論で片付けていては、十分な成果は期待できない。

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