社説タイトルで自民・立憲党首選挙の扱いを比べてみる

新聞各紙が社説で自由民主党総裁選と立憲民主党代表選をどう扱っているかタイトルだけ見て比較してみました。

社説タイトル:自民・立憲党首選挙 扱いはどう違う?

社説のリンクは以下よりどうぞ。
自由民主党
立憲民主党



カテゴライズしてみる:自由民主党

■安倍が~、菅が~
毎日新聞東京新聞しんぶん赤旗京都新聞西日本新聞神戸新聞日本農業新聞南日本新聞

■負の遺産を~
朝日新聞高知新聞

■政治不信
山形新聞福島民友新聞山陰中央新報

■基地が~
琉球新報沖縄タイムス

カテゴライズしてみる:立憲民主党

■自民党の社説を出すが、立憲民主党には触れず
琉球新報、沖縄タイムス、しんぶん赤旗など

■再生へ
朝日新聞毎日新聞読売新聞京都新聞新潟日報西日本新聞北海道新聞神戸新聞中国新聞徳島新聞信濃毎日新聞

■野党共闘
産経新聞山陰中央新報南日本新聞愛媛新聞

■政策
東京新聞日本経済新聞

自由民主党の場合

新聞社説
要約
朝日新聞総裁選告示 「負の遺産」にけじめを
菅首相の後任として、コロナ禍への即応が求められ、直後に控える衆院選で国民の審判を受ける自民党のトップ選びが始まった。直面する諸課題への処方箋(しょほうせん)を競うのはもちろんだが、9年近く続いた安倍・菅政権の功罪を総括し、「負の遺産」にけじめをつけることが、国民の信頼回復には欠かせない。
岸田氏には反対派への配慮もうかがえるが、実現をめざす党内の議員連盟の呼びかけ人であり、もともとは推進派のはずだ。ここはぜひ、国民の前で、しっかり議論を深めてほしい。
毎日新聞自民党総裁選が告示 脱「安倍・菅」が問われる
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が告示された。安倍晋三前政権からの約9年間の政治をどのように総括し、脱却するか。
衆院選を前に、国民は自民党がどのようなリーダーを選ぶのかを注視している。有権者と向き合って、自由で開かれた政策論争をすることが求められる。
東京新聞自民党総裁選 安倍・菅政治の総括から
きのう告示された自民党総裁選は、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の四候補による争いとなった。新型コロナウイルス感染症対策や経済再生策、拡大する格差の是正、外交・安全保障など山積する課題を巡る議論は当然だが、国民を長くないがしろにした「安倍・菅政治」をどう総括するのか、各候補は明らかにすべきである。
「決勝戦」は十八歳以上の国民が選挙権を行使する衆院選だ。各候補は総裁選を通じて「安倍・菅政治」を総括し、新総裁は政権公約と合わせて、衆院選で国民にその信を問うべきである。
読売新聞自民総裁選告示 国家観に基づき政策を論じよ
国の舵(かじ)取りを担うリーダーを決める選挙だ。その重みを自覚して、国民に向けて政策や識見を競い合ってもらいたい。
「自民1強」の驕(おご)りや国民への説明不足が指摘されている。党改革をどう進めるかも重要な論点である。
産経新聞自民総裁選告示 「日本の舵取り」力量競え コロナ禍克服への具体論を
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が告示され、河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補を届け出た。女性が複数出たのも、男女同数になったのも初めてだ。
憲法改正は自民の党是で、今年6月に国民投票法の改正が実現した。総裁を目指す候補が、改正したい項目や実現のスケジュールを論じ合うのは当然である。
日本経済新聞コロナ後をにらんだ議論深める総裁選に
自民党の総裁選が告示され、4人が立候補した。新型コロナウイルスとの戦いが続くなかではあるが事実上、次の首相を決める重要な選挙だ。
党内7派閥のうち岸田派を除く6派閥は支持候補の一本化を見送った。派閥や有力者の思惑を排して、国民に向き合った政策本位の総裁選びを貫くよう望みたい。
琉球新報自民総裁選が告示 「辺野古」思考停止するな
実質的に次の首相を決める自民党総裁選が告示された。立候補した4氏の経歴やこれまでの行動から見ると、沖縄への冷淡さばかりが際立つ。
コロナ後の経済再生など国内には重要課題が山積する。「国民政党」の看板倒れにならないよう自民党国会議員、党員には党利党略に偏らない新リーダーを誕生させるよう強く望む。
沖縄タイムス[自民党総裁選告示] 基地負担の軽減も語れ
自民党総裁選が告示され、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が立候補を届け出た。4氏が争う構図が確定した。
「身内の選挙」である総裁選によって政治的空白を生じさせるようなことがあってはならない。コロナ対策を前進させるためにも野党が求める臨時国会の召集に応じるべきだ。
しんぶん赤旗自民党総裁選/安倍・菅政治の転換はできない
自民党の総裁選が告示され、河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が立候補しました。国民の怒りを浴びて政権を投げ出した菅義偉首相の後継を決める総裁選ですが、4氏の政策や発言からは、安倍晋三前政権以来の政治を大本から転換する姿勢がありません。
(「朝日」14日付)コロナ対策を議論する臨時国会を拒否し、総裁選に熱中する自民党に批判が高まっています。市民と野党の共同の力で、政権交代を実現することが急務です。
信濃毎日新聞自民総裁選告示 臆せずに持論を交わせ
最も問われるのは、政治への信頼を回復できるのか、である。自民党の総裁選がきのう告示された。
原発の是非や再生可能エネルギーなどの活用策、コロナ後を見据えた長期的な財政再建、米中対立下での日本外交のあり方なども幅広く議論するべきだ。各氏は臆せず持論を交わしてほしい。
京都新聞自民総裁選告示 安倍・菅路線の総括を
自民党総裁選が告示された。菅義偉首相の後継を決める選挙である。
内輪の選挙にかまけて対策がおろそかになるようなことがあってはならない。政権党として胸に刻むべきだ。
新潟日報自民総裁選告示 国民に届く真摯な論戦を
目指す党首の座は、次期首相の地位に直結する。決して内向きに陥ることなく、党の外側にいる多くの国民にもきちんと届く言葉で真摯(しんし)な論戦を展開するよう求めたい。
派閥の締め付けがなく混沌(こんとん)とした中で、2万4千人余りの本県党員・党友は地方の意思をどう示すのか。目を凝らしたい。
西日本新聞自民総裁選告示 まず安倍、菅政権の総括だ
自民党総裁選が告示された。現職である菅義偉首相の出馬見送りを受け、ベテランの4候補が競う混戦模様だ。
衆院選で安倍、菅政権の功罪が論点になるのは間違いない。総裁選に投票権を持たない大多数の有権者にとっては、来る審判に備え、自民の総括の本気度を見極める絶好の機会である。
北海道新聞自民党総裁選 論戦スタート コロナ対策検証足りぬ
自民党総裁選が告示され河野太郎行政改革担当相と岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が立候補した。4氏は立会演説会と共同記者会見を行い、論戦が始まった。
岸田氏は感染症危機に一元的に対応する健康危機管理庁を設けるとした。組織の形にとどまらず課題の解決に資する議論が必要だ。
河北新報活況の自民党総裁選/忖度を排した投票行動を
自民党内7派閥のうち、事実上6派閥が自主投票で臨む総裁選(29日投開票)は予想以上の激戦を繰り広げている。実質的に国の宰相を選ぶ手続きであり、安倍・菅政権の約9年を総括する選挙でもある。
決選投票を見越してか、安倍氏への秋波すら透けて見える。忖度(そんたく)が働けば盛況な総裁選の価値が薄れかねない。
静岡新聞総裁選とコロナ 政策の実行力問われる
退陣する菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選で、終盤に向けて各候補の政策論争が行われている。ただし、総裁として真っ先に直面するのは新型コロナウイルス感染症対策だ。
感染拡大の深刻度が内閣支持率も左右しよう。総裁選での議論を有効な対策につなげてもらいたい。
神戸新聞自民総裁選告示/「安倍・菅政治」の総括を
菅義偉首相の退陣に伴う自民党総裁選がきのう告示された。河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が立候補した。
政権の体質を改め、政治の信頼回復やコロナ禍を収束に導く実行力も不可欠だ。各候補の覚悟と資質を見極めたい。
中国新聞自民総裁選告示 1強政治ただす論戦を
菅義偉首相の退陣表明に伴う自民党総裁選がきのう告示され、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が競合する混戦模様となった。29日投開票される。
痛みも含めて「国民に説明する政治」の時代だろう。このたびの総裁選から実行すべきである。
日本農業新聞自民党総裁選 安倍・菅農政 功罪語れ
自民党総裁選は17日に告示される。事実上、次の首相を決める選挙だ。
一方、農政改革への農業者の評価は低いものの、本紙調査での政党支持率を見ると、野党は受け皿になり得ていない。衆院選小選挙区での候補者調整と併せ、農政でも共通政策を打ち出す必要がある。
山陽新聞自民党総裁選 疑問や不安晴らす論戦を
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選がきょう告示される。安倍晋三前首相と石破茂元幹事長が戦った2018年以来、3年ぶりに党員票を含む完全型での実施となる。
官邸主導の政治が長く続き、党内の合意形成機能の弱体化が指摘されてきただけに、総裁選の決着の仕方は、自民党がこれからも政権を担う与党としてふさわしいかどうかを示す機会にもなる。総選挙の判断材料として注意深く見守りたい。
世界日報自民総裁選告示 憲法・安保の論議を深めよ
少子化への対策も重要本格論戦の皮切りとして所見発表演説会と共同記者会見が行われた。最も時間が割かれたのは、直面している新型コロナウイルスの感染防止策と経済政策だった。
真の保守指導者選べ新型コロナ感染拡大という国難の下、内外情勢は緊迫の度を増している。国益を実現する真の保守リーダーが今こそ求められている。
秋田魁新報自民総裁選告示 国民の信頼回復第一に
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が告示され、4氏が立候補した。29日の投開票まで、新型コロナウイルス対策をはじめ多様な課題を巡り、活発な論戦を期待したい。
首相交代を巡る自民内部のさまざまな動きを、国民が見ていることを忘れてはならない。自民は内向きの論理に陥ることなく、国民の信頼回復を第一に総裁選を進めるべきだ。
山形新聞自民党総裁選告示 政治不信拭う論戦望む
自民党総裁選が告示され、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が立候補した。党所属国会議員と党員・党友が投票し、29日に新総裁が決まる。
ただし総裁選を、選挙に向けた看板の掛け替えのみにとどめてはならない。総裁選の過程を通してそれまでの体質が変わっていないと見なされれば、衆院選で審判を受けることになるからだ。
福島民友新聞総裁選告示/論戦尽くし政治不信解消を
自民党総裁選がきのう、告示され、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が立候補した。菅義偉首相の後継を決める選挙となる。
少子高齢化や東京一極集中の是正、相次ぐ災害への対応など直面する課題は多い。一つ一つの課題にどう向き合っていくのかを明確にして議論することが必要だ。
福井新聞自民党総裁選告示 次の危機へ具体策論じよ
事実上の第100代首相を決める自民党総裁選が告示された。河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補し、29日の投開票に向け舌戦がスタートした。
派閥では事実上の自主投票が大勢となったが、決選投票になった場合の「談合」の可能性がはや取り沙汰されている。その過程から見える自民党の体質そのものも審判を受けることを忘れてはならない。
山陰中央新報自民党総裁選告示 政治不信拭う論戦を
自民党総裁選が告示された。立候補したのは、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏。
総裁選に投票権がない多くの有権者に政権選択の判断材料を提供するために、予算委質疑に応じるべきではないか。それが国会軽視ではない証左にもなる。
高知新聞【自民総裁選】「負の遺産」総括も怠るな
自民党総裁選がきょう告示される。岸田文雄前政調会長、河野太郎行政改革担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が立候補を表明している。
菅政権にとどまらず、安倍政権からの約9年の総括を通して新たなビジョンを提示する。そこから党刷新が始まる。
東奥日報政治不信払拭する論戦を/自民党総裁選告示
自民党総裁選が告示された。立候補したのは、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏。
総裁選に投票権がない多くの有権者に政権選択の判断材料を提供するために、予算委質疑に応じるべきではないか。それが国会軽視ではない証左にもなる。
南日本新聞[自民総裁選告示] 安倍・菅政治の総括を
自民党総裁選がきのう告示され、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が立候補した。新総裁は事実上の次期首相であり、新型コロナウイルス禍のただ中にある日本のかじ取りという重責を担う。
ポスト狙いの派閥政治が息を吹き返すようでは政治不信の払拭(ふっしょく)はさらに遠のく。選ぶ側の姿勢が問われていることも忘れてはならない。
宮崎日日新聞自民党総裁選告示
自民党総裁選が告示された。立候補したのは、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏。
総裁選に投票権がない多くの有権者に政権選択の判断材料を提供するために、予算委質疑に応じるべきではないか。それが国会軽視ではない証左にもなる。
陸奥新報自民党総裁選「4候補の今後の論戦に注目」
菅義偉首相の後任を選ぶ自民党総裁選が17日に告示された。河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が立候補し、29日の投開票日に向けた選挙戦がスタートした。
また派閥横断の若手・中堅国会議員有志による議員連盟が設立され、事実上の自主投票へと後押しするなど、これまでと異なる自民党を印象付ける面もある。新総裁誕生に向けた各候補の論戦の深まりが注目される。
愛媛新聞自民党総裁選 「選挙の顔」を求めるばかりでは
「選挙の顔」といった目先の損得を超えて真のリーダーを選べるか。衆院選が迫るなか、その選出プロセスも有権者は厳しく見定めている。
総裁選では全国の党員・党友も投票する。その民意をどこまでくみ取れるかという点でも、厳しく見定められる選挙となることを忘れてはならない。


立憲民主党の場合

新聞社説
要約
朝日新聞立憲代表選 再生へ知恵を出し合え
野党第1党が低迷したままでは、政権へのチェック機能は鈍り、幅広い国民の意見を政治に反映させることもできない。立憲民主党の新しい代表に名乗りをあげた4氏は、衆院選の大敗を総括し、政権の選択肢として有権者に認められるにはどうすべきか、党再生のビジョンと具体策を競い合ってほしい。
泉氏は党の執行役員で、西村氏は参院選候補で、それぞれ男女同数をめざすとしているが、党の方針として合意できるのではないか。自民党との違いを明確に示せる政策を見いだし、練り上げる機会ともするべきだ。
毎日新聞立憲代表選に4氏出馬 再生に向け本気の論戦を
衆院選の敗北を受け、党をどう立て直すか。正念場である。
与党に対抗できる野党第1党の存在が民主政治には不可欠である。立憲はその自覚を持って再生に取り組む責任がある。
東京新聞立憲民主代表選 政権像の議論を尽くせ
十九日に告示された立憲民主党の代表選は、党を創設した枝野幸男前代表の「個人商店」から脱する機会でもある。三十日の投開票に向け、党再建策や目指す政権像を巡り、議論を尽くしてほしい。
そして誰が就こうとも、新代表の下に結集するのは当然だ。路線対立で亀裂が生じ、分裂を繰り返すような既視感のある展開には、国民はうんざりである。
読売新聞立民代表選告示 党勢立て直す具体策を論じよ
国民から幅広く支持される政党として再生できるか、命運をかけた代表選だ。政策や党運営、野党連携のあり方を現実的に論じ合い、信頼を回復していく必要がある。
「枝野1強」と言われた党運営をどう変えていくのかも課題だ。一時的な風に頼る体質を改め、地方組織を着実に整えていくことが不可欠である。
産経新聞立民代表選の告示 共産との共闘是非を語れ
立憲民主党の代表選が告示され、論戦がスタートした。30日に投開票される。
あいまいな姿勢は許されない。4氏はこの点をしっかり語るべきだ。
日本経済新聞立民は基本政策を鍛え直せ
立憲民主党の代表選が告示され、逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の4氏が立候補した。衆院選敗北を受けた体制の立て直しが焦点となる。
来年夏には参院選がある。有権者は立民に野党第1党の資格があるのかどうかを見極めている。
信濃毎日新聞立憲民主代表選 党勢の復調につながるか
枝野幸男氏の辞任に伴う立憲民主党の代表選が、きょう始まる。18日までに、旧国民民主党の泉健太氏、旧立民の逢坂誠二氏と西村智奈美氏、旧希望の党の小川淳也氏の4人が立候補を表明している。
どの党の出身かという内輪の勢力争いに終わらせてはならない。理念や政策で競い、党の存在感を示してほしい。
京都新聞立民代表選 党立て直しの出発点に
立憲民主党の代表選がきのう告示された。衆院選敗北を受けて引責辞任した枝野幸男氏の後継選びには、中堅を軸に4人が名乗りを上げた。
だが強い野党が強い民主主義をつくるとも言われる。代表選の盛り上がりを期待したい。
新潟日報立民代表選告示 再生への処方箋どう示す
野党第1党の党首である立憲民主党代表は、与党と対峙(たいじ)し、責任ある政権運営を求めていく上で重い立場にある。政治に緊張感を持たせていくために党をどう立て直すのか。
各候補の訴えを通じて立民が描く社会像や国家像を国民に示し、負のイメージを払拭(ふっしょく)できるか。論戦を注視したい。
西日本新聞立憲民主代表選 国民の視線で再生論じよ
野党第1党としての存在感を取り戻せるか否かの正念場だ。衆院選の大敗で辞任した枝野幸男前代表の後任を決める立憲民主党の代表選がきょう告示され、4人が立候補する見込みだ。
まずは目指すべき国家像や社会の在り方、それを実現する政権の姿を党内でしっかりすり合わせてほしい。共闘の是非はその上で結論を出せばよい。
北海道新聞立憲民主代表選 再建への論議を尽くせ
立憲民主党の代表選が告示され、逢坂誠二元首相補佐官と小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣が立候補した。枝野幸男前代表が衆院選敗北の責任を取って辞任したのを受けて行われる。
これでは野党第1党でありながら、政党支持率が1割程度で低迷する現状から抜け出すのは難しいだろう。代表選を通じて、各候補が目指すべき社会像を提示し、それを実現するための政策を肉付けする論戦を期待したい。
神戸新聞立憲民主代表選/党再生へ建設的な論戦を
立憲民主党の代表選がきのう、告示された。逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4氏が立候補した。
野党第1党である立民の責任は重い。建設的な論戦で国民の関心を高め、党再生への好機にしなければならない。
中国新聞立憲民主党代表選 立て直しへ具体策競え
野党第1党の立憲民主党の代表選が告示され、30日の臨時党大会に向け選挙戦が始まった。衆院選敗北で引責辞任した枝野幸男・前代表が進めてきた共産党などとの選挙協力や、野党共闘の在り方に加え、政権担当能力を持つ党に立て直すための具体策が問われている。
来年夏には参院選が控えている。政権担当能力をアピールするには、代表選を通して政策論議を深め、連立与党との対立軸を際立たせる必要がある。
山陽新聞立民代表選告示 党が目指す政権の姿示せ
立憲民主党の代表選がきのう、告示された。衆院選敗北の責任を取って辞任した枝野幸男氏の後任を決める争いとなる。
存在感を高め、政権の選択肢になる足掛かりをつかめるのか。代表選は、その試金石となる。
世界日報立民代表選 枝野路線の反省なき争い
しかし、共産党との連携を反省し枝野路線の転換を主張する候補はいなかった。これでは責任ある国民政党へ脱皮することはできないし、党勢の浮揚につなげることも難しい。
「数の論理」に陥るな共産は今後、立民への抱き着き戦術を強めよう。革命のパートナーとならないためにも、票を当てにする「数の論理」に陥らないことが必要である。
山陰中央新報「立民代表選告示」 共感される野党像競え
野党第1党の立憲民主党の代表選が告示され、4人が立候補した。衆院選の大敗を受け、枝野幸男代表が引責辞任したのに伴う後継選びで、参院選が8カ月後に迫る中、党の再生、とりわけ共産党や国民民主党などとの野党共闘の在り方が大きな争点だ。
そして風通しの良い意思決定のプロセスを踏み、決まったことには全員が従う一体感が必要だ。岸田文雄首相が繰り返す「信頼と共感の政治」は、実は立民にも突き付けられている。
高知新聞【立民代表選】目指す政権の在り方示せ
立憲民主党の代表選はきょう告示される。30日に投開票され、臨時党大会で、辞任した枝野幸男氏の後任が決まる。
刷新した新執行部が来月召集予定の臨時国会や、来年夏の参院選に臨むことになる。党の再建に向けて、何をしたいのか明確な説明が必要だ。
南日本新聞[立民代表選] 野党共闘まず検証を
立憲民主党の代表選がきのう告示され、4氏が立候補した。衆院選敗北で引責辞任した枝野幸男前代表の後継選びである。
政府提出法案への対応を巡り、双方が歩調を合わせるケースが増えれば、国会運営は完全に与党ペースになりかねない。4氏は30日の投開票に向け、実現可能な政策を競い、国民から幅広い支持を得られる野党第1党の姿を示してもらいたい。
愛媛新聞立憲民主党代表選 「共闘」の総括と方向 示す機会に
立憲民主党の代表選が告示された。焦点は衆院選敗北からの立て直しとともに、野党共闘の総括と今後の方向だろう。
共闘に絡む路線対立を封印して乗り切っても、問題の先送りにすぎない。新しい体制で一丸となって参院選に向かう意味でも、代表選で各候補は目指す党の姿を明確にするべきだ。
佐賀新聞立憲民主党代表選
衆院選の敗北により引責辞任した枝野幸男前代表の後任を選出する立憲民主党の代表選が19日告示された。4人による選挙戦となり、「野党共闘」のあり方などを争点に論戦がスタートした。
来年夏の参院選に向け、課題の地方議員を増やしていく方策を具体的に示すことも欠かせない。曖昧な主張、説明ではなく、明確な路線を示せるかどうかは、野党第1党の存亡にかかってくる。
河北新報立憲民主党代表選/基本政策 正面から議論を
衆院選の敗北を受け、引責辞任した枝野幸男前代表の後任を決める立憲民主党代表選は、中堅を軸に4人が立候補し、論戦が本格化してきた。野党共闘の在り方や党勢回復への道筋が争点とされるが、建設的な議論には、有権者の支持をつかめなかった衆院選公約の総点検と徹底した敗因分析が欠かせない。
党員・サポーターが参加する代表選は自由な党内論議を復活させる上でも好機だ。新たな路線を切り開く、実りある論戦を望みたい。
静岡新聞立憲民主代表選 党再生へ議論を深めよ
枝野幸男前代表の辞任に伴う立憲民主党代表選(30日投開票)は選挙戦の序盤、立候補した4氏が街頭演説や討論会に臨み、地方議員や党員へのアピールが本格化している。メディアへの露出が増え、党勢拡大の好機だ。
岸田文雄首相は憲法改正を来夏の参院選で主要争点にすると表明した。立民は正念場に立たされている。

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