コケはマズイらしい
「コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う」を読みました。
盛口満さんの本は「となりの地衣類」に続き4冊目です。
コケにはまったあと地衣類にはまったそうで、読む順番が逆になってしまいました。
「地衣類屋という病には、当分、かかりそうもない気がする。」と書いていましたが、バッチリ地衣類屋にもなっています。
となりの地衣類にも出てきたホンモンジダケ。本場の池上本門寺に行って見てきました。

ふ~む。コケ屋・地衣類屋のどちらにもなれそうもないな。
・藻類と蘚苔類の違いは、前者には葉・茎の区別がないが、後者にはある
・シダとコケの違いは、シダには根がありそこから水を吸い上げるが、コケにはその機能がない。
水分を防ぐためのクチクラ層がコケにはないが、水が無い時には仮死状態になり、水があると元に戻ることができる。
・蘚苔類と一言で呼ばれるが、コケの類(蘚苔植物門)には、蘚綱、苔綱、ツノゴケ綱の3つの総称とのこと。
日本には蘚綱が約1000、苔綱は約600、ツノゴケ綱は17種。
・絶滅危惧種のコケでヤワラゼニゴケ(柔銭ごけ)というのがある。このコケは人間の立小便後に生える。
便所付近にも見られて、汲み取り式が減ったからかもと書いている。
立小便をする人が減ったから?
この本のサブタイトルにもある通り、コケを食べてみたそうです。
盛口氏のコケ屋としての先生であるキムラ師匠の先生である北川尚史先生から聞いた話を次のように書いている。
実際に食べたところ次のようだったそうだ。
コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う
盛口 満
どうぶつ社
2008/7/1
盛口満さんの本は「となりの地衣類」に続き4冊目です。
コケにはまったあと地衣類にはまったそうで、読む順番が逆になってしまいました。
「地衣類屋という病には、当分、かかりそうもない気がする。」と書いていましたが、バッチリ地衣類屋にもなっています。
となりの地衣類にも出てきたホンモンジダケ。本場の池上本門寺に行って見てきました。

ふ~む。コケ屋・地衣類屋のどちらにもなれそうもないな。
・藻類と蘚苔類の違いは、前者には葉・茎の区別がないが、後者にはある
・シダとコケの違いは、シダには根がありそこから水を吸い上げるが、コケにはその機能がない。
水分を防ぐためのクチクラ層がコケにはないが、水が無い時には仮死状態になり、水があると元に戻ることができる。
・蘚苔類と一言で呼ばれるが、コケの類(蘚苔植物門)には、蘚綱、苔綱、ツノゴケ綱の3つの総称とのこと。
日本には蘚綱が約1000、苔綱は約600、ツノゴケ綱は17種。
・絶滅危惧種のコケでヤワラゼニゴケ(柔銭ごけ)というのがある。このコケは人間の立小便後に生える。
便所付近にも見られて、汲み取り式が減ったからかもと書いている。
立小便をする人が減ったから?
この本のサブタイトルにもある通り、コケを食べてみたそうです。
盛口氏のコケ屋としての先生であるキムラ師匠の先生である北川尚史先生から聞いた話を次のように書いている。
ゼニゴケを千切りにしてうどんに入れたのだそうだ。見た目はネギそっくりであったという。ところが、一口食べたら、うどんごと放り投げた・・・・・と言っておられた
実際に食べたところ次のようだったそうだ。
甘みと、独特のニオイが口に広がる。と、舌に何やら刺激がくる。うわっ、と思って吐き出した。しばらく眉をひそめてしまう。背中にうっすらと悪寒が走る。・・・ゼニゴケは、ぼくが口にしたコケの中で確かに一番まずかった。マズいから、コケを食べる動物が少ないのだろうとも書いていた。

盛口 満
どうぶつ社
2008/7/1
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