誤りだらけの「安田節子の遺伝子組み換え食品Q&A」①
「安田節子の遺伝子組み換え食品Q&A」があまりにもヒドイ内容なのでツッコみます。
安田節子氏のインチキ具合は過去ログも見ていただくと良くわかると思います。
インチキQ&Aではなくちゃんとしたものを見たい人は「遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部」をどうぞ。
■遺伝子組み換えってなに?
どこに何があるかを知ることと組み換えることは全く別の技術ですが、何を仰っているのでしょうね。

※内閣府の「バーク先生とウィルスベクター」より引用
■遺伝子組み換え食品には、どんなものがあるの?
「遺伝子組み換え作物」の説明ならわかりますが。
■除草剤耐性作物ってなに?
ラウンドアップは商品名で有効成分がグリホサートです。
ラウンドアップだけに耐性があり、他のグリホサートを使用した除草剤に耐性が無いというものではありません。
※農林水産省の「作物承認一覧(作物別、特性別)」
■殺虫性作物ってなに?
よくあるBt(バチルスチューリンゲンシス Bacillus thuringiensis)遺伝子を導入されたものを食べると栄養を吸収できなくなり死にます。
※国立研究開発法人農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究センターの「遺伝子組換え農作物・食品ハンドブック 用語集は行」参照
■「L-トリプトファン」事件の原因は?
100%わかっているものなんてこの世の中に無いでしょうね。
遺伝子組み換えが原因であるかのように書いていますが、遺伝子組み換えは関係無い単なる製造工程の問題です。
1981年5月にスペインで似たような事例が発生していますが、遺伝子組み換え関係無い菜種油の製造工程の問題です。
・L-トリプトファン製品による好酸球増多筋痛症候群(EMS)および変性ナタネ油による有毒油症候群(TOS)
・L-トリプトファン摂取によるEMS(好酸球増多筋痛症候群)事例の概要と我が国における研究経過につて
■「実質的同等性」って誰が考えたの?
1993年にOECD(経済協力開発機構)打ちだした考え方です。
ちなみに「90年代に入ると米国のバイオ企業からの圧力が」などと書かれていますが、
1986年に「バイオテクノロジー規制の調和的枠組み」で安田氏の言うところの「ゆるい規制」が出されています。
・遺伝子組換え作物の法的問題について ――表示規制とトレーサビリティを中心に――
・バイオセイフティと国際関係 ― 科学技術ガバナンスとしての争点と課題
■「実質的同等性」の問題点とは?
そもそも「実質的同等性」を理解していない。
安全性を確認する際に基準とする作物を決めるときに使われるのが「実質的同等性」です。
規準作物との差異(遺伝的差異など)を見て安全評価していきます。
そもそも、遺伝的差異が無いのならば、新しい種であるとは言えないでしょうに。何を言っているのだか。
長いですが「遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部」より引用します。
この後「なぜ安全性を調べないのか?」というのがあるが、安全性を調べるので見る価値無しです。
■安全性は立証されたのか?
遺伝子組み換えではない作物の安全性は立証されているのですか?
されていないのですよ。馬鹿馬鹿しい。
■遺伝子組み換え食品の最大の輸入消費国は?
・遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価の考え方 食費安全委員会
・遺伝子組換え食品等 評価書一覧
・除草剤グリホサート耐性ワタMON88913系統 (飼料) 評価書
28 日間の混餌投与試験をした例
■なぜ食べないほうがいいのでしょうか?
アレルギーも必要に応じ調べられます。まあ、何をやっても完全にはわかっていから「不十分」だと言うのでしょうけどね。
・遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準
安田節子氏のインチキ具合は過去ログも見ていただくと良くわかると思います。
インチキQ&Aではなくちゃんとしたものを見たい人は「遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部」をどうぞ。
■遺伝子組み換えってなに?
まず遺伝子暗号を解析して、どんな働きをしているかを調べます。そうすると特定の遺伝子の働きを押さえたり、またはこれを切り取って、別の生物の遺伝子配列の中にいれこみ、新しい性質をもった生物を作り出す事ができます。このような技術の事を、遺伝子組み換えといいます。各遺伝子の役割を調べると、遺伝子組み換えができると言っていますね。
どこに何があるかを知ることと組み換えることは全く別の技術ですが、何を仰っているのでしょうね。

※内閣府の「バーク先生とウィルスベクター」より引用
■遺伝子組み換え食品には、どんなものがあるの?
大豆やとうもろこしやナタネ、ジャガイモやワタ(綿)が代表的です。日本で流通しているのは、基本的に海外から輸入されたものです。細かいですが、ワタは食品ではありません。
「遺伝子組み換え作物」の説明ならわかりますが。
■除草剤耐性作物ってなに?
たとえば、モンサント社が開発した遺伝子組み換え作物に、ラウンドアップ耐性という性質のあるものがあります。これは、ラウンドアップという自社の農薬(除草剤)に抵抗力を持たせたものです。「ラウンドアップ耐性」なんて存在しません。「グリホサート耐性」ならありますが。
ラウンドアップは商品名で有効成分がグリホサートです。
ラウンドアップだけに耐性があり、他のグリホサートを使用した除草剤に耐性が無いというものではありません。
※農林水産省の「作物承認一覧(作物別、特性別)」
■殺虫性作物ってなに?
作物自体に殺虫能力をもたせたものです。その作物を害虫がかじると、死んでしまいます。かじっただけでは死にません。
よくあるBt(バチルスチューリンゲンシス Bacillus thuringiensis)遺伝子を導入されたものを食べると栄養を吸収できなくなり死にます。
※国立研究開発法人農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究センターの「遺伝子組換え農作物・食品ハンドブック 用語集は行」参照
■「L-トリプトファン」事件の原因は?
昭和電工のトリプトファン製造過程において用いられた組み換え微生物が、予期せぬ2種類のたんぱく質を作り、それが不純物として製品に混入した事が原因と見られています。デマ屋の常套句「100%わかっているわけではない」が登場しましたね。
このように、微生物が遺伝子組み換えによってどのような挙動を示すのか、100%わかっているわけではなく、思いがけない物質が出来てしまう可能性は、常にあるといっていいでしょう。
100%わかっているものなんてこの世の中に無いでしょうね。
遺伝子組み換えが原因であるかのように書いていますが、遺伝子組み換えは関係無い単なる製造工程の問題です。
1981年5月にスペインで似たような事例が発生していますが、遺伝子組み換え関係無い菜種油の製造工程の問題です。
・L-トリプトファン製品による好酸球増多筋痛症候群(EMS)および変性ナタネ油による有毒油症候群(TOS)
・L-トリプトファン摂取によるEMS(好酸球増多筋痛症候群)事例の概要と我が国における研究経過につて
■「実質的同等性」って誰が考えたの?
90年代に入ると、米国のバイオ企業からの圧力が強まり、さらに米国経済の向上を狙う米国の政策面によって、次々にゆるい規制が発表されました。「実質的同等性(Substantial Equivalence)」はFDAが打ち出した考え方ではない。
その中で、FDA(米国食品医薬品局)が打ち出したのが、「実質的同等性」の確認という、新しい安全性評価の考え方です。
1993年にOECD(経済協力開発機構)打ちだした考え方です。
ちなみに「90年代に入ると米国のバイオ企業からの圧力が」などと書かれていますが、
1986年に「バイオテクノロジー規制の調和的枠組み」で安田氏の言うところの「ゆるい規制」が出されています。
・遺伝子組換え作物の法的問題について ――表示規制とトレーサビリティを中心に――
・バイオセイフティと国際関係 ― 科学技術ガバナンスとしての争点と課題
■「実質的同等性」の問題点とは?
この考え方の問題点は、作物全体としての安全性が調べられていないという点です。赤字の部分は大間違いです。
長期間食べつづけて大丈夫なのかどうかという動物実験、アレルギーの臨床テストなどは、まったく行なわれていないのです。
そもそも「実質的同等性」を理解していない。
安全性を確認する際に基準とする作物を決めるときに使われるのが「実質的同等性」です。
規準作物との差異(遺伝的差異など)を見て安全評価していきます。
そもそも、遺伝的差異が無いのならば、新しい種であるとは言えないでしょうに。何を言っているのだか。
長いですが「遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部」より引用します。
「同等とみなし得る」「実質的同等性」とは、当該種子植物の食品としての安全性を評価するために、既存の食品(種子植物)を比較対象として用いるという方法が適用できるということです。ちなみに安全性評価は以下を実施します。
「同等とみなし得る」かどうかの判断は、
(1)遺伝的素材に関する事項、
(2)広範囲なヒトの安全な食経験に関する資料、
(3)食品の構成成分等に関する資料、
(4)既存種と新品種の使用方法の相違に関する資料
の各要素について検討し、当該植物と既存のものが全体として食品としての同等性を失っていないと客観的に判断できるかどうかにより行います。
なお、厚生労働省が行う安全性審査の範囲は、既存のものと同等とみなし得る組換え体としています。その理由は、そのような組換え体において付加された性質以外の性質については、すでにその安全性が広く受け入れられてきたため、あらためて考慮する必要がないか、又は、その安全性の評価を行う上で必要とされる知見等の蓄積が十分になされていると考えられるためです。
なお、同等とみなし得ること自体が、当該組換え体が安全であることを意味するものではなく、既存の食品との比較において、当該組換え体の安全性評価に必要となる項目について個々に評価をし、安全性を判断するものです。
次のうち、必要と考えられる試験成績に基づき、食品としての安全性が確認できること。※「食品安全委員会決定 遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準」より引用
(1)急性毒性に関する試験
(2)亜急性毒性に関する試験
(3)慢性毒性に関する試験
(4)生殖に及ぼす影響に関する試験
(5)変異原性に関する試験
(6)がん原性に関する試験
(7)その他必要な試験(腸管毒性試験、免疫毒性試験、神経毒性試験、栄養試験等)
この後「なぜ安全性を調べないのか?」というのがあるが、安全性を調べるので見る価値無しです。
■安全性は立証されたのか?
安全性は、充分に立証されたとは言えません。長期にわたる健康への影響や、赤ちゃんへの影響といった、必要最低限の評価すら不要とされる現在の指針では、消費者の健康と安全は守られません。完全なる詭弁ですね。
遺伝子組み換えではない作物の安全性は立証されているのですか?
されていないのですよ。馬鹿馬鹿しい。
■遺伝子組み換え食品の最大の輸入消費国は?
日本です。豆腐、しょうゆ、油、スナック菓子、大豆タンパク、コーンスターチなど、数多くの食品となっています。また、家畜の餌として、大量に使われています。安全性は調べられていません。食品安全員会で安全評価をして必要であれば安全性の確認をしています。
・遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価の考え方 食費安全委員会
・遺伝子組換え食品等 評価書一覧
・除草剤グリホサート耐性ワタMON88913系統 (飼料) 評価書
28 日間の混餌投与試験をした例
■なぜ食べないほうがいいのでしょうか?
遺伝子組み換えジャガイモを食べさせたネズミの実験では、脳を含む臓器の重量が小さかったり、免疫力が低下したりという結果が出ています。ジャガイモの件は、厚生労働省の「遺伝子組換え食品Q&A」でデタラメな実験であるとされています。
アレルギー性についても十分調べられておりません。このように、食品としての安全性が確認されていないからです。
アレルギーも必要に応じ調べられます。まあ、何をやっても完全にはわかっていから「不十分」だと言うのでしょうけどね。
・遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準
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