核デマ大国ニッポン ④軍隊あるが非武装中立だ!
「核大国ニッポン」を読みました。
自称国際ジャーナリストの堤未果氏の本です。
過去記事はタグを参照のこと。
第4回は、「4章 日本が起こすチェンジ」の67ページが対象です。
383ではなく、Vol. 38-3ですね。まあ、それは良いとして、デタラメな訳をしますね。
「放射線に関連しない健康障害や、ストレスや不安などの心理的障害が、有意に認められた。」
「高線量被曝者以外では、放射線被曝に直接起因すると思われる健康障害は検出されなかった。」
「大した」や「最も」とは言っていないし、「高線量被曝者以外」という話を意図的に無視していますね。
IEAの2015年データによると次の通り(このデマ本は2017年出版なのでこのデータは見られたはず)。
世界:石炭:39.1%、石油:4.2%、天然ガス:22.7%、原子力:10.6%、水力:16.3%、風力:3.4%、太陽光:1.0%
米国:石炭:34.1%、石油:0.9%、天然ガス:31.8%、原子力:19.2%、水力:6.3%、風力:4.5%、太陽光:0.7%
そもそも、石油の発電量だけ見たってしょうがない。石炭・石油・天然ガスを見ないとね。
軍はあるが非武装という状態がどんなものか教えてもらいたい。
これを著者以外に理解できる人はどれだけいるだろうか?
なお、スイスに軍があるのは確かです。憲法60条に軍のことが書かれています。
核大国ニッポン
堤未果
小学館
2017/8/1
自称国際ジャーナリストの堤未果氏の本です。
過去記事はタグを参照のこと。
第4回は、「4章 日本が起こすチェンジ」の67ページが対象です。
事故から十年経った1996年、IAEA本部で行われた「チェルノブイリ事故から十年、事故影響の総括」会議では、珍しく引用元が書かれていたので調べました。
「甲状腺がん以外は大したことはなく、最も健康を害しているものは放射線への恐怖からくる精神的ストレスだ」と報告されている(Chernobyl-Ten years after IAEA publications Bell 383)。
383ではなく、Vol. 38-3ですね。まあ、それは良いとして、デタラメな訳をしますね。
「放射線に関連しない健康障害や、ストレスや不安などの心理的障害が、有意に認められた。」
「高線量被曝者以外では、放射線被曝に直接起因すると思われる健康障害は検出されなかった。」
「大した」や「最も」とは言っていないし、「高線量被曝者以外」という話を意図的に無視していますね。
だいたい石油による発電は電力全体のたった2%に過ぎないという事実すら正確に理解されていない。いつものことだが、いつ・どこのデータかを書かないのですよね、この人は。
IEAの2015年データによると次の通り(このデマ本は2017年出版なのでこのデータは見られたはず)。
世界:石炭:39.1%、石油:4.2%、天然ガス:22.7%、原子力:10.6%、水力:16.3%、風力:3.4%、太陽光:1.0%
米国:石炭:34.1%、石油:0.9%、天然ガス:31.8%、原子力:19.2%、水力:6.3%、風力:4.5%、太陽光:0.7%
そもそも、石油の発電量だけ見たってしょうがない。石炭・石油・天然ガスを見ないとね。
スイスは、軍は持ちながらも、非武装中立を貫くスタンスだはい?何を言っているのですか。
軍はあるが非武装という状態がどんなものか教えてもらいたい。
これを著者以外に理解できる人はどれだけいるだろうか?
なお、スイスに軍があるのは確かです。憲法60条に軍のことが書かれています。

堤未果
小学館
2017/8/1
この記事へのコメント
それをSNSに嬉々として上げたのが嫁でアカ漫画家の石坂啓。