デタラメ満載「東京が壊滅する日」①
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「東京が壊滅する日 - フクシマと日本の運命」を読みました。
これはノンフィクション作家らしい広瀬隆氏の本です。
読むのはデタラメ満載の「福島原発メルトダウン」に続き2冊目です。
「福島原発メルトダウン」は、2011/5/13出版なので、事後発生直後で情報が錯綜していたということで、間違っていたことがあっても千歩譲って許されることもあるかもしれない。
しかし、この本は2015/7/17なので、そんな弁解は通用しない。
※「福島原発メルトダウン」は、2011.3.11より前のことが多く書かれていたので、そこに関しては全く弁解の余地はないですけどね
では、この本はどうでしょうか?見ていきましょう(まあ、本のタイトルからしてデマ本だと推察できますが)。
1回目は「はじめに」です。
これだけでも科学的知識の無いことが歴然だし、書いていることも矛盾しています。
「爆発して空高く燃料を噴き上げ」と言っているので気化は関係無い。
そのため、沸点4877℃のものが茨城県で検出されたとしても、ガス化していたことを証明するものではないことは明らか。
スギ花粉は一度気化するのですか?しませんよね。一つの粒が軽いので風に乗って飛散する。
放射性物質も同様。水素爆発は原子炉建屋の屋根を吹っ飛ばすほどの威力なので、核燃料が粉塵となって巻き上げられるのはおかしなことですか?
日経新聞に面白い記事があります。
「福島原発事故、典型的メルトダウンではなかった」
この記事より一部引用します。
開始2ページで完全なデマ本であることがわかりましたね。
広瀬氏は「なぜ、東京で白内障、心筋梗塞が激増するのか? ダイヤモンド」で次のように言っています。
この人を調べてみると、広瀬氏と同じくデマ屋さんでした。
「Arnie Gundersen Caught on Video Lying About Risk of Radiation Released During Fukushima Event(アーニー・ガンダーセンは、福島のイベント中に放出された放射線のリスクについて嘘をついているビデオで捕らえられました)」
を読むと滅茶苦茶ですな。
広瀬氏が信頼できるというアーニー・ガンダーセン氏の言うことを引用します。

※「環境省_チェルノブイリと福島第一の放射性核種の推定放出量の比較」より引用
半減期が5日のキセノンだけチェルノブイリより多いですが、それ以外は文字通り桁違いに少ない。
なにが「チェルノブイリと同じくらい」だ、ばーか。
このお馬鹿さんを広瀬氏は信頼するのですね。
また、アーニー・ガンダーセン氏は次のようにも言っている。
なお、アメリカでプルトニウムが検出されたというのは「東電福島第一原発の事故はチェルノブイリより実はひどいのか?――原発事故のデマや誤解を考える」によると「噂の主がアメリカ政府のデータを読み違えていたというオチ」らしい。
『ヨーロッパ議会によって設置された調査グループ「ヨーロッパ放射線リスク委員会」』などと書くが、イギリスの健康保護庁によると「ECRR は自称組織です。特に、欧州委員会または欧州議会に対して正式な諮問責任を負っていません。」とのことです。
また、過去にECRR が発表した内容に対して「ECRR によって提案された方法論は恣意的であり、健全な科学的根拠がありません」と言っている。
これで、情報発信元の信頼性がガクンと落ちましたね。
もちろんこれで終わりません。続きますよ。
上記の記述だとECRRが正式に発表したように読めますが、そこの クリス・バズビー という人が個人として出している情報に過ぎません。
2011年3月30日に発表した内容はここにありますが、中身を見るとヒドイ。
バカじゃね?
一応この人は3月29日までのデータを見たらしいが、以下を見てもらえばデタラメであることがわかるでしょう。

※「環境省_関東地方における空間線量率の経時変化」より引用
1μSv/h なんて最初の一瞬だけ、3月下旬には水戸市でさえ 0.3μSv/h。しかも、 365 ⽇×24 時間を掛けるってアホすぎる。
全くのデタラメですわ。お話になりません。
もっと痛い話を書きましょう。
クリス・バズビー氏は、抗放射線サプリ(成分はカルシウム・マグネシウム)を高額で売っていたそうです。
クリス・バズビー氏のインタビューをあの週刊金曜日がして記事にしているそうです。
ということで、広瀬氏もクリス・バズビー氏もECRR も週刊金曜日もデタラメであるということです。
しかし、事故直後ならまだしも、4年経った2015年にこのクソみたいな情報をもとに断言したものだ。
このデタラメを根拠として次のように書いています。
「18歳以下の甲状腺癌の発生率が平均値の70倍」というが、「発生率」ではなく「発見率」です。
原発事故関係無く、ほとんどが一生何の問題も発生しないが、精密検査をすることで見つける必要が無いものを発見してしまっただけ(過剰診断)。
「UNSCEAR 2013年報告書」においても次のように、過剰診断であろうことは書かれている。
そして、このデマ本の後に公表された「UNSCEAR 2020年/2021年報告書」にはより確定的に書いている。
ちゃんと読むと、最初の4ページでこの本がまるでデタラメな情報を元にデタラメな結論を導き出しているということがわかります。
しかし、完全なるデマ屋が5ページ目に「ところがIAEAとICPRの発言には、何の医学的・科学的な根拠もないのである」と書いているのには笑えた。
医学的・科学的な根拠がないのは、お前だ!ば~か。
東京が壊滅する日 - フクシマと日本の運命
広瀬 隆
ダイヤモンド社
2015/7/17
これはノンフィクション作家らしい広瀬隆氏の本です。
読むのはデタラメ満載の「福島原発メルトダウン」に続き2冊目です。
「福島原発メルトダウン」は、2011/5/13出版なので、事後発生直後で情報が錯綜していたということで、間違っていたことがあっても千歩譲って許されることもあるかもしれない。
しかし、この本は2015/7/17なので、そんな弁解は通用しない。
※「福島原発メルトダウン」は、2011.3.11より前のことが多く書かれていたので、そこに関しては全く弁解の余地はないですけどね
では、この本はどうでしょうか?見ていきましょう(まあ、本のタイトルからしてデマ本だと推察できますが)。
1回目は「はじめに」です。
のっけから飛ばしますね
福島第一原発3号機では、そのがんの原因となる最大の猛毒物プルトニウムのMOX燃料を使って運転していたが、これが爆発して空高く燃料を噴き上げ、アメリカのロッキー山脈までプルトニウムが到達していたのだ。というのは、『化学便覧 基礎編 改訂5版』によれば、プルトニウムがガス化する温度(沸点)は3232℃だが、茨城県つくば市の気象庁気象研究所で、それよりはるかに高い沸点4877℃のテクネチウムが検出されていたのだから、プルトニウムがガス化していたことは間違いないのである。これは、2ページ目の「はじめに」に書かれている文章です。
これだけでも科学的知識の無いことが歴然だし、書いていることも矛盾しています。
「爆発して空高く燃料を噴き上げ」と言っているので気化は関係無い。
そのため、沸点4877℃のものが茨城県で検出されたとしても、ガス化していたことを証明するものではないことは明らか。
スギ花粉は一度気化するのですか?しませんよね。一つの粒が軽いので風に乗って飛散する。
放射性物質も同様。水素爆発は原子炉建屋の屋根を吹っ飛ばすほどの威力なので、核燃料が粉塵となって巻き上げられるのはおかしなことですか?
日経新聞に面白い記事があります。
「福島原発事故、典型的メルトダウンではなかった」
この記事より一部引用します。
米スリーマイル島(TMI)原発事故(1979年)の経験を土台に専門家の間で想定されてきた「メルトダウン」は、核燃料が2600度ほどの高温に達しサラサラの液状になって原子炉圧力容器の底に落ち、さらに鋼鉄製の圧力容器を溶かして格納容器の底まで流れ落ちるというものだった。4877℃どころか、2000℃程度とのことです。
・・・
しかし現在までにわかっている限り、実際の福島第1原発では1〜3号機のいずれでも「核燃料がサラサラの液状になって流れ落ちたとは考えにくい」と倉田氏は話す。2000度くらいの温度にとどまり、完全に溶けていない炉心構造物と混じりあって「粘性を持ったドロドロの状態でボタボタと落ちた」とみられる。
・・・
福島第1原発では、溶けた燃料はコンクリート床の上に冷え固まって堆積しており、MCCIはほとんど起きていないように見える。溶融燃料の温度が比較的低かったからだとみられ、この点でも「典型的メルトダウン」とは異なる。
開始2ページで完全なデマ本であることがわかりましたね。
広瀬氏は「なぜ、東京で白内障、心筋梗塞が激増するのか? ダイヤモンド」で次のように言っています。
この分野で信頼できる科学者のアーニー・ガンダーセンさんがたびたび警告したように、ロッキー山脈でもプルトニウムが検出されていますし、東京の都心でもウランのような放射性物質が検出されています。本には書かれていないが、「アーニー・ガンダーセン」という人がロッキー山脈でプルトニウムが検出されたと言ったのですね。
この人を調べてみると、広瀬氏と同じくデマ屋さんでした。
「Arnie Gundersen Caught on Video Lying About Risk of Radiation Released During Fukushima Event(アーニー・ガンダーセンは、福島のイベント中に放出された放射線のリスクについて嘘をついているビデオで捕らえられました)」
を読むと滅茶苦茶ですな。
広瀬氏が信頼できるというアーニー・ガンダーセン氏の言うことを引用します。
The amount of radiation released was clearly as much as Chernobylデタラメです。以下をどうぞ。
放出された放射線の量は明らかにチェルノブイリと同じくらい

※「環境省_チェルノブイリと福島第一の放射性核種の推定放出量の比較」より引用
半減期が5日のキセノンだけチェルノブイリより多いですが、それ以外は文字通り桁違いに少ない。
なにが「チェルノブイリと同じくらい」だ、ばーか。
このお馬鹿さんを広瀬氏は信頼するのですね。
また、アーニー・ガンダーセン氏は次のようにも言っている。
My estimate is that over the next 30 years we’re going to see about a million cancers as a result of this.お話になりませんね。
私の推定では、今後 30 年間で、この結果として約 100 万の癌が発生することになるでしょう。
なお、アメリカでプルトニウムが検出されたというのは「東電福島第一原発の事故はチェルノブイリより実はひどいのか?――原発事故のデマや誤解を考える」によると「噂の主がアメリカ政府のデータを読み違えていたというオチ」らしい。
抗放射線サプリ
実は、福島原発事故が起こってほぼ2週間後の2011年3月30日、ヨーロッパ議会によって設置された調査グループ「ヨーロッパ放射線リスク委員会」(ECRR -European Committee on Radiation Risk)が、公式発表から得たデータを使用して、フクシマ原発事故によって東日本地域で今後発症すると予想される癌患者の増加数を発表したのである。その予想では、調べると全くのデタラメですね。よくこんなことを書けますね。
―――福島第一原発から100キロ圏内では、今後50年で19万1986人が癌を発症し、そのうち半数以上の10万3329人が今後10年間でがんを発症する。
それより遠い100~200キロ圏内では、今後50年間で22万4623人ががんを発症し、そのうち半数以上の12万894人が今後10年で癌を発症する。
『ヨーロッパ議会によって設置された調査グループ「ヨーロッパ放射線リスク委員会」』などと書くが、イギリスの健康保護庁によると「ECRR は自称組織です。特に、欧州委員会または欧州議会に対して正式な諮問責任を負っていません。」とのことです。
また、過去にECRR が発表した内容に対して「ECRR によって提案された方法論は恣意的であり、健全な科学的根拠がありません」と言っている。
これで、情報発信元の信頼性がガクンと落ちましたね。
もちろんこれで終わりません。続きますよ。
上記の記述だとECRRが正式に発表したように読めますが、そこの クリス・バズビー という人が個人として出している情報に過ぎません。
2011年3月30日に発表した内容はここにありますが、中身を見るとヒドイ。
これは⾮常に保守的な⼀連の仮定です。・・・(100km圏内)この汚染による年間線量は mSv で計算できます。 365 ⽇、1 ⽇ 24 時間被ばくすると仮定すると、2 μSv/h の年間線量は 17mSv になります。・・・(200km圏内)1μSv/h 程度であると推測できます)200km圏内で年間線量が 8mSv ?
バカじゃね?
一応この人は3月29日までのデータを見たらしいが、以下を見てもらえばデタラメであることがわかるでしょう。

※「環境省_関東地方における空間線量率の経時変化」より引用
1μSv/h なんて最初の一瞬だけ、3月下旬には水戸市でさえ 0.3μSv/h。しかも、 365 ⽇×24 時間を掛けるってアホすぎる。
全くのデタラメですわ。お話になりません。
もっと痛い話を書きましょう。
クリス・バズビー氏は、抗放射線サプリ(成分はカルシウム・マグネシウム)を高額で売っていたそうです。
クリス・バズビー氏のインタビューをあの週刊金曜日がして記事にしているそうです。
ということで、広瀬氏もクリス・バズビー氏もECRR も週刊金曜日もデタラメであるということです。
しかし、事故直後ならまだしも、4年経った2015年にこのクソみたいな情報をもとに断言したものだ。
このデタラメを根拠として次のように書いています。
したがって、福島第一原発からおよそ300キロ圏内の人間の居住地域(福島県・宮城県・山形県・群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)の全域で、そして岩手県・青森県・秋田県・静岡県・山梨県・長野県・新潟県の一部で、悲惨な放射能大災害が、個人差はあっても、人間の体内で進行していることは間違いない。それを実証するように、いま福島県では、18歳以下の甲状腺癌の発生率が、のちにくわしく述べるように、すでに平均値の70倍を超える膨大な数に達しているのだ。(太字は原文のまま)
しかし本書の結論を最初に言うのなら、その福島県だけではなく、「東京を含めた東日本全域で急いで適切な対策を取らなければ大切な事態を招く」、ということは、確信を持って言えることである―――だが勿論、本書を読み始めたばかりの読者はそれを信じないはずだ。
「18歳以下の甲状腺癌の発生率が平均値の70倍」というが、「発生率」ではなく「発見率」です。
原発事故関係無く、ほとんどが一生何の問題も発生しないが、精密検査をすることで見つける必要が無いものを発見してしまっただけ(過剰診断)。
「UNSCEAR 2013年報告書」においても次のように、過剰診断であろうことは書かれている。
線量が大幅に低いため、チェルノブイリ原発事故後に観察されたような多数の放射線誘発性甲状腺がんの発生を考慮に入れる必要はない。・・・当該調査での結節と嚢胞の高い発見率は、検査が集中的で、使用機器の感度が高いことが原因であり、事故によって付加された放射線被ばくによるものでないことを示唆している。福島県で進行中の超音波検査では 比較的多くの甲状腺異常( がんを含む)が発見されると見られているが、 これらは 通常、そうした集中的な検診をしなければ検出されなかったと考え られる。 甲状腺がんは、 臨床的な疾患のない対象者でも剖検で見つかることがよくあり、当該調査でも、このようながんが見つかる可能性が高い。
そして、このデマ本の後に公表された「UNSCEAR 2020年/2021年報告書」にはより確定的に書いている。
これらの観察が、発症率の上昇は過剰診断(すなわち、検診を行わなければ検出されず、人の生涯の間に症状や死亡が起きなかったであろう甲状腺がんの検出)によるものである可能性の存在を示唆している。
ちゃんと読むと、最初の4ページでこの本がまるでデタラメな情報を元にデタラメな結論を導き出しているということがわかります。
しかし、完全なるデマ屋が5ページ目に「ところがIAEAとICPRの発言には、何の医学的・科学的な根拠もないのである」と書いているのには笑えた。
医学的・科学的な根拠がないのは、お前だ!ば~か。
東京が壊滅する日 - フクシマと日本の運命広瀬 隆
ダイヤモンド社
2015/7/17
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