安倍元首相の国葬儀翌日の新聞社説

2022/9/27に日本武道館で安倍晋三元首相の国葬儀が執り行われました。
それに対し、新聞は社説でどのように主張しているかをまとめました。

2022/9/27に執り行われた安倍元首相の国葬儀への社説での意見

■国葬儀への賛否
以外なのだが、賛成するだろう産経新聞・世界日報は国葬儀に関する社説を書いていませんでした。
そのため、読売新聞だけが賛成。
それ以外は見事なまでの反対。

■国葬儀は憲法違反か?
「法的な根拠のない憲法違反の儀式を強行したことは重大です。」
しんぶん赤旗は露骨に憲法違反だと言っています。

■誰が分断を深めた?
国葬儀反対は6割いるようですが、反対している新聞は6割ではないですね。
応えは自ずと出てくるというものです。

■森友・加計学園
いまだにこんなことを書くとは。
ちなみに東京新聞は、いまだに以下のような切り取り報道をしています。
安倍氏は、街頭演説で抗議の声を上げた有権者に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言い放ったことがある。
 世論が二分される中で行われた国葬は、国民を分断することで、賛否の分かれる政策を進めてきた安倍政治の象徴でもあろう。




社説一覧

共同通信については、佐賀新聞参照のこと。
新聞社説
要約
朝日新聞安倍氏「国葬」 分断深めた首相の独断
本来なら、選挙中に凶弾に倒れた元首相を静かに追悼する場とすべきところを、最後まで賛否両論が渦巻く中で挙行した。社会の分断を深め、この国の民主主義に禍根を残したというほかない。
その距離を縮め、信頼回復の先頭に立つのは、国葬を決めた首相以外にない。週明けに始まる臨時国会への対応が試金石となる。
毎日新聞安倍元首相の「国葬」 合意なき追悼の重い教訓
参院選の遊説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の「国葬」が、厳戒下で営まれた。首相経験者としては戦後2例目となり、1967年の吉田茂元首相以来55年ぶりである。
前例とすることがあってはならない。今回の国葬の重い教訓である。
東京新聞「安倍政治」検証は続く 分断の国葬を終えて
故安倍晋三元首相の国葬がきのう東京・日本武道館で行われた、代表撮影。故人への敬意と弔意を表す国の公式行事として国葬が行われたとしても、国葬実施により国民は分断され、安倍氏の歴史的評価も定まったわけではない。
有権者の政治への諦めや無関心が低投票率となり、政権に驕(おご)りや緩みを許してきたとは言えないだろうか。安倍政治の検証は同時に、私たち主権者の振る舞いを自問することでもある。
読売新聞安倍元首相国葬 功績たたえ多くの人が悼んだ
海外から多くの要人が来日し、安倍晋三元首相を悼んでくれたのは、日本人にとってありがたいことではないか。改めて哀悼の意を表したい。
式典は大きな混乱なく終了した。今回の警備体制を改めて検証し、来年5月に広島市で開かれる先進7か国首脳会議(G7サミット)に生かしてほしい。
日本経済新聞国葬への批判踏まえ丁寧な政権運営を
安倍晋三元首相の国葬が都内の日本武道館で営まれた。世論調査では国葬への反対が強まり、野党の一部は参列を見送った。
首相は記者会見で「批判を真摯に受け止め、初心にかえって丁寧な説明に全力を尽くす」と語った。有言実行してもらいたい。
琉球新報反対大勢の国葬実施 決定過程の検証が必要だ
国民の約6割という根強い反対の中、安倍晋三元首相の国葬が執り行われた。法的根拠のほか、決定過程や財政支出の在り方を含め、疑問は拭えない。
岸田文雄首相は国葬実施で「民主主義を守る決意を示す」と言ったが、その理念からはかけ離れている。民主主義に資するというのであれば、実施決定に至る経緯など全てを明らかにして検証する、それしか策はない。
沖縄タイムス[安倍氏の国葬]国会の検証が不可欠だ
安倍晋三元首相の国葬が、国内外から約4200人が参列して東京の日本武道館で営まれた。葬儀委員長の岸田文雄首相ら三権の長のほか、友人代表の菅義偉前首相が追悼の辞を述べた。
国葬を実施する対象や条件を明示し、事前に国会の承認を必要とするなど、プロセスを明示することが根拠の一つとなる。国葬の「強行」が残した禍根に向き合わなければならない。
しんぶん赤旗抗議の中の国葬/強行した岸田首相の責任重大
岸田文雄政権が27日、安倍晋三元首相の国葬を実施しました。首相の独断で国葬開催を発表してから2カ月半、広がり続ける国民の批判や疑問の声に首相はこたえようとしませんでした。
自らの政権浮揚の思惑から国葬を行うことは、死者の政治利用でもあります。道理のない国葬で国民の分断を招いた岸田政権の姿勢が厳しく問われます。
信濃毎日新聞国葬の実施 何のための儀式だったか
賛否が大きく割れたまま、安倍晋三元首相の国葬が終わった。岸田文雄政権が国葬の実施を表明したのは銃撃事件の6日後。
政府・与党には、そんなほっとしたような感覚もあるだろうか。都合の悪いことに目を背け続けているだけでは、政治の信頼が遠のくだけだ。
新潟日報安倍氏国葬 国民と政治の乖離大きく
国民の賛否が大きく分かれ、反対論が高まる中での異例の式典となった。首相が独断で決めた国葬が浮き彫りにしたのは、国民から大きく乖離(かいり)した政治と、分断された社会の姿にほかならない。
国葬を巡って社会に分断を生んだ要因はそこにもある。首相はしっかり調べねばならない。
西日本新聞民意割れた国葬 最後にしたい首相の独断
少なからぬ国会議員が見送りの列に加わらなかった。国会前では抗議の声が響き渡った。
国葬を是とするなら、法的根拠や手続きをあらかじめ整えることが欠かせない。それができない限り、3度目はないということだ。
北海道新聞安倍晋三元首相の国葬 大義欠き分断を露呈した
安倍晋三元首相の国葬が東京・日本武道館で行われた。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂元首相以来、戦後2度目で、極めて異例だ。
今回は首相の身勝手な独断が混乱を招いた。一連の経緯を検証し、首相経験者らの葬送のあり方を根本から議論してもらいたい。
河北新報安倍元首相の国葬強行 民意軽視の政権を危ぶむ
民主政治の手続きを踏まずに強行された国葬に果たしてどれほど国民の理解や合意が伴っていただろうか。国権の最高機関である国会には一言の相談もなく実施を閣議決定し、多数を占めるまで強まった反対の民意も「行政権の範囲」と退けた。
来月3日には臨時国会が召集される。経緯の検証と説明の機会はまだ残されている。
静岡新聞安倍元首相国葬 静かに見送りたかった
安倍晋三元首相の国葬がきのう、東京・日本武道館で営まれた。岸田文雄首相が閣議決定して以来、国葬への反対意見が高まった結果、世論を二分する喧噪[けんそう]の中での実施となった。
今回の教訓と反省を今後に生かす真摯[しんし]な姿勢も求めたい。首相の政治姿勢が問われよう。
神戸新聞安倍元首相国葬/「岸田政治」の本質が問われる
安倍晋三元首相の国葬がきのう東京・日本武道館で営まれた。戦後2例目となる国葬は、法的根拠の曖昧さ、全額国費で賄うことの妥当性、弔意強制への懸念が指摘されたが、政府の説明は不十分で、世論の賛否は二分されたままだ。
むしろ岸田政治を見極める出発点である。首相は真摯(しんし)に議論に臨むことで信頼を取り戻すしかない。
中国新聞安倍元首相国葬 弔意と評価、混同するな
政府がきのう開催した安倍晋三元首相の国葬は、社会を分断した象徴として記憶されよう。世論の反対が根強かったにもかかわらず、岸田文雄首相は判断を変えなかった。
努めるとした「丁寧な説明」は遅過ぎた上、従来と同じ言葉を繰り返すだけだった。失った信頼を回復するのは容易ではない。
山陽新聞安倍氏の国葬 検証と総括が欠かせない
安倍晋三元首相の国葬がきのう、東京の日本武道館で営まれた。海外の要人や国内の各界代表ら約4千人が参列して故人をしのんだ。
これでは首相経験者が亡くなるたびに、論争になりかねない。分断を再び招かないためにも、国葬を断行した首相自らが基準の明確化を主導すべきだろう。
茨城新聞安倍元首相国葬 弔鐘は響かない
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定を語り残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
山形新聞安倍元首相の国葬 決定の過程、記録に残せ
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定の過程を残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
福島民報【安倍氏国葬】今後の姿勢を問う
安倍晋三元首相の国葬は、賛否が二分したまま営まれた。法的根拠の曖昧さ、歴代首相との違いとともに安倍氏の適格性も問われたが、岸田文雄首相の説明に対する理解は深まらなかった。
停滞は許されない。被災地の声を聞き、寄り添う姿勢も一段と強めてもらいたい。
福井新聞安倍元首相の国葬 分断の解消へ意を尽くせ
参院選の応援演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部が欠席したり、反対のデモや集会が繰り広げられたりするなど分断が生じたのも事実だ。
そのためには、吉田元首相の時と同じように作られるはずの安倍氏国葬の公的な記録に意思決定過程を克明に記さなければならない。決断に至った経緯を詳細に語り残す責任を負うのは岸田首相以外にない。
山陰中央新報安倍元首相国葬 亀裂修復のため知恵を
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定を語り残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
高知新聞【安倍元首相国葬】分断招いた責任は重い
一般向けの献花台に列ができた一方、反対集会が開かれる。世論が割れる中、安倍晋三元首相の国葬が営まれた。
国葬や旧統一教会との関係は、来月に召集される予定の臨時国会での論点となる。正面からの論戦を避けてはならない。
佐賀新聞安倍元首相国葬 弔鐘は響かない
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定を語り残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
東奥日報「弔鐘」響かず亀裂を残す/安倍元首相の国葬
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定を語り残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
宮崎日日新聞安倍元首相国葬
参院選遊説中に銃撃され、人生の幕を突然下ろした安倍晋三元首相の国葬が行われ、多くの人が追悼の祈りをささげた。一方で、国葬の法的根拠や国費負担に疑問が投げかけられ、野党の一部は欠席。
岸田首相は国葬を決断する時、何に悩み、誰とどんな相談をしたのか。公式記録の枠を超え、法令、理性、情念、政略のはざまにあった意思決定を語り残すことこそ、首相が現代史に負っている責任にほかならない。
陸奥新報安倍元首相の国葬「賛否二分、問われる妥当性」
参院選の応援演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の国葬が27日、東京都千代田区の日本武道館で執り行われた。国内外から約4200人が参列し、憲政史上最長の通算8年8カ月にわたって首相を務めた安倍氏に最後の別れを告げた。
保守派の中にも、国葬に異論が出ることを見越して「安倍氏の功績に泥を塗るべきではない」と自重を求める声もあったという。世論を二分した国葬挙行が今後の政権運営に影響を及ぼすのは必至で、国葬とした判断の妥当性などが今後問われることになる。

この記事へのコメント

2022年09月28日 22:18
東京新聞の偏向
×街頭演説で抗議の声を上げた有権者
〇街頭演説を妨害した野党の運動員