子供たちに伝えたくない「偽りの日本」

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子供たちに伝えたい「本当の日本」』( 神谷宗幣)を読みました。

大学?

そして2018年からは、「CGS」の視聴者などを集め、「イシキカミク大学」というネットとリアルで学べる大学も運営し始めた。
ほう。この方は法律を知らないようですね。

学校教育法から引用します。
第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。
第百三十五条 専修学校、各種学校その他第一条に掲げるもの以外の教育施設は、同条に掲げる学校の名称又は大学院の名称を用いてはならない。

今の価値観で歴史を評価する愚

そこでコロンブスたちは、自分たちのビジネスプランを王様たちにプレゼンして、
「10億円の出資をしてくれたら、成功した暁には100億円にして返しますよ~」
なんてうまいことを言って、お金を集めたというわけなんだ。
ビジネスプランと言うと聞こえはいいけれど、実際にやろうとしていたことは、一言で言うと「略奪」や「奴隷売買」(汗)。コロンブスといえば新大陸を発見した偉人、っていうイメージなんだけど、こういう史実を知ると、本当にそうだったのかな?っていう新しい視点も生まれてくるよね。
この人は、今の価値観で歴史・他の国を評価するってことですね。
左様ですか。

被害者意識が強いですね

だからそこで、「日本は気に入らないから、徹底的に潰そう」ということになってしまった。この後、日英同盟が破棄され、アメリカでは排日移民法が作られて、中国大陸ではユダヤのお金と繋がった支那の軍閥らのテロを受けて、内陸への戦いに引きずり込まれる。そして、最終的に日本は国際連盟も脱退させられ、孤立することになってしまったんだ。
国際連盟は脱退したのだが、させられたのですね。知りませんでしたわ~。
日英同盟って破棄したのでしたっけ?
同盟はなぜ失われたのか─ 日英同盟の終焉過程の再検討一九一九―一九二一─」を見ると、アメリカの意向はあったが、失効しただけですね。

「絶対」という言葉が出てきたら疑うべし

だからテレビの番組制作者はスポンサーの嫌がるようなコンテンツは、絶対に流せない。スポンサー企業のマイナスになるニュースはかなりの確率で報道されないと思っていいだろう
太字は原文のまま。以降同様。)

「絶対に流せない」と書いておきながら、次の文で「報道されないと思っていいだろう」ですからね。
あっち系の人達が言う「絶対」ってなんて軽い言葉なんでしょう。

基本的に「絶対」なんてものはほとんどありえなく、その言葉を使う人はデマ屋だと思った方がよいです。

上記に次の文が続く。
だって、スポンサーの商品を売ったり、名声を高めるためにテレビがあるんだから。僕も小さい時に「テレビなんか見ていたらバカになるぞ」っておじいちゃんに言われていた。
当時は意味がわからないかったけど、今になると「なるほど」って思う。
テレビと参政党を見ると馬鹿になるってことね。

さすがデマ屋

化学肥料ができたのは戦後だ。
さすがですね。
以下を見てもらうとデタラメであることがわかるでしょう。

日本は自動車生産などが産業の中心になり、薬品などが産業廃棄物として出てくるようになった。公害って学校で習ったでしょ。あれも薬品の廃棄で環境破壊が起こった結果なんだ。そこで企業は廃棄する薬品の有効利用を考えるようになった。そして出来上がったのが、化学肥料だ。
「化学肥料ができたのは戦後だ」と言っていることから間違っているので、これもデタラメだということがわかりますよね。
一応、デタラメだというエビデンスを示しますか。
リンの国内需要の推移
※「令和元年度鉱物資源開発の推進のための探査等事業(鉱物資源基盤整備調査事業(鉱物資源確保戦略策定に係る基礎調査))報告書」より引用

工業用のリンは肥料に比べればカスみたいな量です。

リンについては、以下の資料も面白いです。
日本の肥料産業の現状と展望
未利用リン資源の有効活用に向けたリン資源循環モデル開発

これは真面目に言っています?

化学肥料を使うと農作物が早く、大きく育つ。なぜそうなるか仕組みは知っているかな。
それは植物は地球に有害な物質を吸収し、中和する役割を持っているから、有害な化学成分だと判断したらそれを全部吸い上げてくれて、大きく育つというメカニズムになってるんだ。そして、吸い上げた有害成分を分解するために虫などがやってきて、それらを食べてくれる。彼らは地球の浄化作用を担ってくれているんだね。しかし、せっかく大きく育てた農作物を虫に食べられては困るから、人間は農薬を使って虫などを殺していくということになる。
「谷の風のナウシカ」に腐海の植物の解説ですか?
こんなぶっ飛んだことを書くとは、まさか腐海の毒にやられました?

農薬は虫は殺すけど少量なら人間には害がないって言う。けれど、ずっと食べていたら少量じゃ済まなくなる。それを知っているから農家の方は自分たちが食べるものには農薬をかけないんだよ。
さすが参政党。
科学リテラシーありませんね。
蓄積する農薬は認可されないので、人が常に接する農薬はずっと少量です。

「農家の方は自分たちが食べるものには農薬をかけない」んだ~
【検証】#2 「農家は自分が食べる分には農薬を使わない」のは本当でしょうか。 | あるのは探究心』にTwitter上での農家へのアンケートの結果が載っていますが、ごく少数(その少数には、わざわざ金をかけたくないという意見もあり)。

僕は、日本に蔓延する病気の大半が、「食」からきていると考えている。人間も自然の一部なのに、人工物で体をつくろうとすれば、問題が生じるのは自明の理だ。例えば、日本人の死亡原因の大きな割合を占めるガン。これも自分の細胞が作り出す病気で、先進国では日本でだけ増えていると言われている
自明ね。全くその根拠がわかりませんが。

高齢化すればガンが増える。年齢調整せずに日本だけ増えているとは、ど素人さんということですね。
詳細は以下参照。

ちなみに日本人の薬の使用量は人口当たり世界一だ。
またデタラメを書く。
1 人当たり医薬品およびその他の非耐久性医療財支出
※「日医総研ワーキングペーパー 医療関連データの国際比較」より引用

日本は海洋も入れたら、実は世界第6位の領土面積を持つ大国だ。今後人口が減っていくことを計算に入れれば、完全自給も不可能じゃないということになる。
色々恥ずかしいですね。
「日本は海洋も入れたら、実は世界第6位の国土面積を持つ大国だ」ならば、かなり恥ずかしいで済みますがね。

この人は、領海とEEZの区別がつかないのですね。
世界第6位なのは、領土・領海・EZZを合わせた面積であって、領土・領海ではないのですよ。
※「国の面積順リスト」参照

エセ科学登場

和歌山に「ゆの里」という場所があって、特殊な湧水が出ていて世界の水の研究者が研究をしている。これは僕もそこに行って学んだことなんだけれど、「水には情報が記憶されている」という話はとても参考になった。それを前提に考えてみると、鉱石やセラミックなどを通すことで水が持つ情報が変わっていく、というふうに捉えられるようになったんだ。つまり、そこで伺った良い情報を持った水を体に入れておくことで、細胞の状態をより良く保つこともできるんだと思っている。
出やがった。バカバカしい。撤収!

子供たちに伝えたい「本当の日本」
神谷宗幣
青林堂
2019/5/23

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