福島第一原発の処理水海洋放出決定翌日の社説における意見

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2023年8月22日に政府が福島第一原発のALPS処理水を24日以降に放出することを決定しました。
その翌日は処理水放出に関する社説が多く出たのでその主張をまとめました。

福島第一原発の処理水海洋放出決定翌日の社説における意見
※共同通信は、佐賀新聞を参照
※1 福島民友新聞は、翌日の社説で風評加害者を非難している

社説の一覧はこちら

特筆すべきものを以下にピックアップしてコメントしていきます。

危険だというもの

「危険」と直接的な言葉が書かれているものは無かったが、文脈として危険だと判断できるものがありました。

■北海道新聞:福島処理水海洋放出 まだ理解得られていない
 国内外に与える影響を見極め、福島をはじめとする地域の関係者との対話を密にして、海洋放出に代わる方策を追求すべきである。
あの程度の濃度のものを出しても環境的な影響は出ません。
放出が危険であると言いたいのですね。
実際には、北海道新聞のような風評加害者が風評被害を起こそうと不安を煽る以外の影響はありません。

■中国新聞:処理水放出決定 理解得られたとは言えぬ
通常運転の原発の排水と、デブリに触れた水では比較になるまい。
異常があっても回収する手だてはなく、一度流せば取り返しがつかない。このまま放出に踏み切れば、将来に禍根を残す
デプリに触れた水なので危険で、それを放出すると人体に影響がでるので将来に禍根を残すと言いたいのですね。
茨城県東海村の再処理施設で30年間、デプリに触れるどこか核燃料を溶かした後の処理水を放出していたのですが、何か禍根を残していますか?
原爆被害のあった広島県の新聞がこんな非科学的なことを書くのですね。

■信濃毎日新聞:処理水放出決定 結局「理解」は言葉だけに
政府と東電が安全性を強調しても、いざ海に流し始めれば、沿岸漁業に風評被害が生じる可能性は高い
総量ではなく濃度で規制しているのは安全ではない!という与太話ですね。
拡散して薄まるので何の問題もありません。

■神戸新聞:処理水放出決定/漁業者の理解なき強行だ
政府は海洋環境と魚介類の安全性の確認にあらゆる手段をつくすとともに、問題が見つかれば速やかに公表し、処分の方法を再検討してもらいたい。
海の中で拡散もせず、その上、生物濃縮しないがトリチウムが濃縮すると言いたいのですね。
その非科学的な想像がなければ、問題が発生するとは言えない。

■琉球新報:処理水の海洋放出 漁業者踏みにじる決定だ
漁業関係者の反対は根強く、中国は「核汚染水の海洋放出」として反発を強めている。理解が得られない中での放出開始は認められない。
なぜ、「核汚染水」という中国のデタラメな主張に反論しないのはおかしいですね~
そりゃあ、危険だと思っているからですね~

■共同通信(佐賀新聞):原発処理水の海洋放出 将来に禍根を残す
「海洋放出が最も現実的だ」「廃炉や復興に必要だ」との政府や東電の主張の根拠も不明確だ。
その非常に簡単な科学的根拠を理解できないので、海洋放出も危険であると思っていてもおかしくない。
そうでなければ「将来に禍根を残す」などとは書けないですからね。

■東京新聞:処理水放出 「全責任」を持てるのか
ALPSを用いても、放射性物質はわずかに残り、三十年間放出し続ければ膨大な量になる。
信濃毎日新聞と同様に、拡散せず、トリチウムが生物濃縮するから危険だと言いたいのですね。

■しんぶん赤旗:福島原発の汚染水/約束違反の海洋放出中止せよ
岸田文雄首相が、東京電力福島第1原発の汚染水(ALPS〈アルプス〉処理水)の海洋放出を24日にも開始すると表明しました。
さすが、2023年になっても日本の新聞で「汚染水」と呼び続けている赤旗と社会新報(社民党)だけのことはありますね。
「汚染水」と呼ぶのだから、もちろん危険だと思っているのでしょうよ。

その他おかしな主張

■西日本新聞:原発処理水放出 漁業者との約束に反する
研究者や市民団体が提案する陸上タンクでの保管継続、半地下でのモルタル固化に関して時間をかけて検討した形跡はない。他の手法との比較検討を尽くさずして、海洋放出への理解は広がるまい。
エセ研究者・活動家の非現実的な案など一瞬でゴミ箱行きですわ。
放出しても何の問題のないものに、それに以上にコストがかかる手法を検討する意味は皆無。
そんな主張をしている西日本新聞は活動家界隈にか理解されませんわ。

■高知新聞:【処理水放出へ】政府は地元と対話継続を
だが安全と安心は違う。
アホですか?そんなの当たりまえです。
マスメディアが科学的に何の問題もないことを報道しないどころか、不安を煽っておいて何を言うか!

■毎日新聞:処理水あす海洋放出へ 誠意欠いた政治の無責任
誠意を欠いたね~
ヤクザが「誠意が足りない」って言うのと一緒ですか?

■河北新報:処理水あす放出開始 禍根残す「なし崩し」の決定
原発推進にかじを切った政策転換も、改めて国民的な議論から見直しを急ぎたい。
反原発であることと処理水放出賛成することは一切矛盾しないのだが、反原発だから処理水放出には絶対賛成できないとゲロっていますね。
そうでなければ、処理水放出の社説で原発推進の話を持ち出すことは無い。

■静岡新聞:福島処理水放出へ 安全と風評 対策全力で
放出水のトリチウム濃度が上がったり、トリチウム以外の放射性物質が混ざったりなどのミスは絶対に許されない
もともと過剰に薄めているので、その濃度が1桁上がったところで何の問題もない。
クソどうでもよいものに細心の注意をかけるということは、本来すべきものへの注意が疎かになる。
発生しうるリスクに応じた対処をすればよいだけ。過剰な安全が日本の競争力を低下させいるダメ新聞が多いな~

風評加害者を非難して最低限の報道機関の義務を果たす

■産経新聞:処理水の海洋放出 政府が責任もち完遂せよ
岸田首相は国内外に向けて安全性を丁寧に説明し、万全の風評被害対策を講じなければならない。同時に科学的な根拠がない主張や虚偽の情報には、風評被害を防ぐ観点からも毅然(きぜん)と対処してほしい。

■読売新聞:処理水放出 万全の態勢で風評被害を防げ
中国は処理水を「汚染水」と呼び、日本から輸入する全ての水産物を対象に放射性物質の検査を始めた。こうした不合理な措置には、日本政府が科学的な根拠を示して反論していかねばならない。

■日本経済新聞:処理水放出へ安全対策と対話に万全期せ
中国は政治的思惑から、さらなる対日措置を講じるとみられる。政府は毅然とした態度で臨み、科学的な根拠に基づいた対応を求め続けるべきだ。

上記3つの新聞は、「政府」に風評加害者に対処せよと言っているので、最低限はクリア。
「(自分たち)マスメディア・政治家・地方自治体・科学者・サイエンスコミュニケーターも風評加害者へ毅然に対応していかなければならない」と書いたら及第点。

社説一覧

新聞社説
要約
朝日新聞処理水の放出 政府と東電に重い責任
東京電力福島第一原発の処理水について、政府は昨日の関係閣僚会議で24日にも海洋放出を始めることを決めた。
処理水放出の決定にあたり、政府は「廃炉と復興」を進めることを名分にした。その場しのぎの「約束」を重ねるようなことは、もはや許されない。
毎日新聞処理水あす海洋放出へ 誠意欠いた政治の無責任
東京電力福島第1原発にたまり続ける処理水について、政府は24日に海洋放出を始めると決めた。
処理水の放出を、被災地の復興にどのようにつなげるのか。世界最悪レベルの原発事故を起こした国のトップとして、道筋を内外に示す責任がある。
東京新聞処理水放出 「全責任」を持てるのか
東京電力福島第一原発にたまり続ける「処理水」が、海に流される。
七月の輸入量は前の月に比べ、三割以上減少した。拙速な放出開始は将来にさらなる禍根を残す。
読売新聞処理水放出 万全の態勢で風評被害を防げ
東京電力福島第一原子力発電所の敷地内に貯蔵されている処理水を、24日に海洋放出することが決まった。廃炉に向けて大きな節目となる。
処理水の放出は長期に及ぶ。政府には、安全性を繰り返し説明する努力が求められる。
産経新聞処理水の海洋放出 政府が責任もち完遂せよ
東京電力福島第1原発の処理水をめぐり、岸田文雄政権は22日に関係閣僚会議を開き、24日にも海洋放出を始めることを決めた。
事業者が使いやすい運営を心掛け、必要に応じて基金の追加拠出も検討すべきだ。小売業者への説明も不可欠だ。
日本経済新聞処理水放出へ安全対策と対話に万全期せ
政府は東京電力福島第1原子力発電所にたまり続ける処理水を24日にも海に流すことを決めた。科学的な安全性や必要性から、海洋放出は妥当だと国際的に支持されていた。
廃炉作業は技術的困難もあり、計画よりも遅れている。この機に、政府は全体像を示しつつ、着実に進める意思表明をすべきではないか。
琉球新報処理水の海洋放出 漁業者踏みにじる決定だ
東京電力福島第1原発の処理水について、政府は海洋放出を24日に開始する方針を決めた。漁業関係者の反対は根強く、中国は「核汚染水の海洋放出」として反発を強めている。
政府の監督は十分だったのか。一連の対応について究明されないまま、放出が強行され、漁業者がつけを負わされることは認められない。
沖縄タイムス原発処理水放出 地元置き去りの判断だ
東京電力福島第1原発に保管されている処理水を巡り、政府は24日にも海洋放出を開始する方針を決めた。
海洋放出の決断は問題の決着ではなく、困難な道のりの始まりだ。
しんぶん赤旗福島原発の汚染水/約束違反の海洋放出中止せよ
岸田文雄首相が、東京電力福島第1原発の汚染水(ALPS〈アルプス〉処理水)の海洋放出を24日にも開始すると表明しました。
岸田首相は、福島の復興の障害となる海洋放出を中止し、汚染水の増加を止めることをはじめ事故収束に力を尽くすべきです。
信濃毎日新聞処理水放出決定 結局「理解」は言葉だけに
岸田文雄政権が、東京電力福島第1原発にたまり続けている処理水を、24日から海に放出すると決めた。漁業者は依然、強く反対している。
廃炉を巡る数々の課題を先送りし、結局は地元に我慢を強いる。そんな対応は責任ある態度とは到底言えない。
京都新聞処理水放出へ 重大な禍根残す決定だ
多くの疑問や懸念を置き去りにしたまま、将来に禍根を残す決定というほかない。政府は、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出について、24日から始めることを決めた。
政府と東電は十分な情報公開と説明を続けるとともに、地元や漁業者らの声に真摯(しんし)に向き合うことを改めて求めたい。
新潟日報処理水放出決定 約束守る覚悟を求めたい
漁業者の反対を押し切り、約束をほごにしたと言わざるを得ない決定だ。方針ありきで進めた政府の対応は禍根を残す。
国際社会の信頼を得るためにも、監視を徹底しなくてはならない。政府と東電は、異変があれば立ち止まり、何度でも説明を尽くす必要がある。
西日本新聞原発処理水放出 漁業者との約束に反する
国民との約束をほごにするのは許されない。政府と東京電力は福島第1原発の処理水の海洋放出を急がず、理解を得る努力を続けるべきだ。
他の手法との比較検討を尽くさずして、海洋放出への理解は広がるまい。
北海道新聞福島処理水海洋放出 まだ理解得られていない
政府は東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を24日に始める方針を決めた。
政府や東電は未曽有(みぞう)の原発事故に対する責任を自覚し、拙速を避け着実な復興を目指すべきだ。
河北新報処理水あす放出開始 禍根残す「なし崩し」の決定
その場しのぎの「約束」とも「方便」ともつかぬ言葉で課題や矛盾が先送りされ、最後はなし崩し的に国と電力会社の都合がまかり通る。
「約束」のメッキが簡単にはがれ、「方便」が露呈したからだ。原発推進にかじを切った政策転換も、改めて国民的な議論から見直しを急ぎたい。
静岡新聞福島処理水放出へ 安全と風評 対策全力で
東京電力福島第1原発にたまり続ける処理水について、政府は24日に海洋放出を開始する方針を決定した。処理水の保管量は3日時点で134万トン。
そして、トリチウムは未来永劫[えいごう]、水と分離できないのか。革新技術の開発にも努力を絶やしてはならない。
神戸新聞処理水放出決定/漁業者の理解なき強行だ
東京電力福島第1原発の処理水を巡り、政府はきのうの関係閣僚会議で、海洋放出を24日に始めると決めた。
政府は海洋環境と魚介類の安全性の確認にあらゆる手段をつくすとともに、問題が見つかれば速やかに公表し、処分の方法を再検討してもらいたい。
中国新聞処理水放出決定 理解得られたとは言えぬ
政府はきのう、事故を起こした東京電力福島第1原発にたまり続ける処理水の海洋放出を、24日にも開始する方針を決めた。
異常があっても回収する手だてはなく、一度流せば取り返しがつかない。このまま放出に踏み切れば、将来に禍根を残す。
日本農業新聞原発処理水の放出決定 風評被害対策を万全に
東京電力福島第1原子力発電所の処理水について、政府は24日に海洋放出を始めることを正式に決めた。
東電と政府には、不都合な情報であっても決して隠さない姿勢を求めたい。処理水の放出によって、農林漁業者のなりわいを奪われることがあってはならない。
茨城新聞原発処理水の海洋放出 将来に禍根残さぬ対応を
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
最終的な廃炉の姿さえ見えない中で、今後も困難な作業が続くであろうことは想像に難くない。今回の決断が将来に禍根を残さぬよう、政府、東電には責任のある対応を望みたい。
秋田魁新報原発処理水放出 漁業者の未来、守れるか
東京電力福島第1原発の処理水を巡り、政府が海洋への放出を24日に始めることを決めた。
漁業者の声を無視して海洋放出を決めた政府が、未来にわたり責任を果たし続けられるのか。疑問が突き付けられている。
山形新聞原発処理水の海洋放出 信頼構築へ努力尽くせ
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
風評被害は時がたてば薄らぐと考えるのは大きな間違いだ。処理水放出の理解を得るための活動を甘く見て、時間を無駄にした愚を繰り返してはならない。
福島民友新聞処理水・放出開始決定/完遂の全責任は政府にある
東京電力福島第1原発で発生する放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出は、完了まで数十年かかる。
漁業者への支援を、放出開始にこぎ着けるための甘言に終わらせることがあってはならない。政府は、水産業を守る姿勢を行動で証明し続けられるかが問われる。
福島民報【処理水海洋放出】負担の上積み許されず
東京電力福島第1原発にたまり続ける処理水を巡って政府は、県内関係者らの反対が根強い中で24日の海洋放出開始を決めた。国民の理解も十分に深まっているとは言い難い。
被災地への苦痛や負担の上積みは許されない。政府の姿勢をしっかり問い続けていく必要がある。
福井新聞福島原発の処理水放出 あらゆる責任負う覚悟を
政府は東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決定した。
異変があれば直ちに立ち止まり、何度でも説明を尽くす姿勢を徹底できるかにかかっている。
山陰中央新報原発処理水の海洋放出 将来に禍根を残すな
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
首相は今回の決断が将来に残す禍根の大きさを思い知るべきだ。
高知新聞【処理水放出へ】政府は地元と対話継続を
東京電力福島第1原発にたまり続けている処理水について、あす海洋放出を始める方針を岸田文雄首相が決めた。関係者から一定の理解が得られたと判断した。
食や漁業の将来に関わる問題でもある。政府や東電は重い責任を果たしていかなければならない。
佐賀新聞原発処理水の海洋放出 将来に禍根を残す
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
首相は今回の決断が将来に残す禍根の大きさを思い知るべきだ。
東奥日報議論不十分 禍根は大きい/原発処理水の海洋放出
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
首相は今回の決断が将来に残す禍根の大きさを思い知るべきだ。
宮崎日日新聞処理水放出
岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質のトリチウムを含む処理水を巡る関係閣僚会議を開き、海洋放出を24日に開始する方針を決めた。
首相は今回の決断が将来に残す禍根の大きさを思い知るべきだ。

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