ALPS水・海洋排水の12のウソのウソ① はじめに
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「ALPS水・海洋排水の12のウソ」(烏賀陽弘道)を読みました。
以前読んだ「フェイクニュースの見分け方」ではそれほど変なことは書いていなかったが、烏賀陽氏は常日頃、書かれていることを実践はしていませんでした(他人を批判するためには書かれていることを実践するが、自身の行動には適用できないという人)。
この本では、烏賀陽氏がついたウソはどれくらい書かれているでしょうか?(12個以上はあるような気がするなぁ~)
1回目は「はじめに」にツッコみます。
奇遇ですが、みんなデマ屋さんですね。
まさのあつこ、青木美希(朝日新聞に所属はしているが、原発関連は個人として動いている)。
烏賀陽氏は、以前次のようにツイートしています。
事実に反することを言っているのは確かなのだが、一般的には「ウソ」といわれることもあるとは思います。
「FIJのガイドライン | FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ」の「レーティング基準」に従ってなんちゃってファクトチェックをしてみましょう。
一般的な意味の虚偽とは言い切れないが、そうであることが相当に疑わしいため「疑いが濃厚である」にマッチするためです。
以降、同じように判定していきましょう。
「原子炉」を突き破って「原子炉格納容器」に溶け出しているので、たまっているのは「原子炉および原子炉格納容器」なので「誤り」です。
例示するものがまるっきり不適切です。
『環境省_「ALPS処理水」とは ~汚染水の浄化処理~』では「ALPSでは、セシウム、ストロンチウム、ヨウ素、コバルトなどの放射性核種を、薬液によって沈殿処理したり、活性炭・吸着材で吸着したりして、浄化処理することができます。」と説明しています。
例示するのならば浄水場・下水処理場などが適切でしょう。
そもそも、「冷蔵庫の脱臭剤」は気体を相手にしますが、ALPSは液体を相手にするので、その対象が違います。
ということで、この記述は「不正確」です。
「問題が処理され解決した水」として排出する施設ではありません。
下水道法の第十二条の二には「その水質が当該公共下水道への排出口において政令で定める基準に適合しない下水を排除してはならない」とある通り、基準を満たすところまで浄化する施設です。
「ALPS処理水」も考え方は同じです。よくわからない貴方の勝手な解釈で説明しないでもらえますか。
ということで、これは「根拠不明」です。
好きに法的措置を検討したらよいのでは?何という組織を訴えるつもりなのでしょうね?
言葉の定義をすることは大事です(デタラメな定義だとしても)。了解しました!
だが、「政策ミス」「判断ミス」は「ディスインフォメーション」でなければ「ミスインフォメーション」でもないですよ。
説明として間違っているので「誤り」ですね。
ALPS水・海洋排水の12のウソ
烏賀陽弘道
三和書籍
2023/11/10
以前読んだ「フェイクニュースの見分け方」ではそれほど変なことは書いていなかったが、烏賀陽氏は常日頃、書かれていることを実践はしていませんでした(他人を批判するためには書かれていることを実践するが、自身の行動には適用できないという人)。
この本では、烏賀陽氏がついたウソはどれくらい書かれているでしょうか?(12個以上はあるような気がするなぁ~)
1回目は「はじめに」にツッコみます。
はじめに
デマ仲間
みなさんこんばんは。烏賀陽弘道です。フリーランスの報道記者をやっております。福島第一原発事故を発生当日から1年間取材し続けている、今では日本で2~3人にまで減った記者の1人です。烏賀陽氏を含め3名の名前が頭に浮かびます。
奇遇ですが、みんなデマ屋さんですね。
まさのあつこ、青木美希(朝日新聞に所属はしているが、原発関連は個人として動いている)。
さっそく虚偽が登場
ここでは「処理水」vs「汚染水」が「われわれ」と「彼ら」の目印になっています。敵味方を識別するための「ラベリング」と考えると、この政府の「処理水」という言葉への固執ぶりは理解しやすいと思います。面白いことを仰りますね。
私はどちらにも与しませんので、中間的な言い方として「ALPS水」という言い方をします。
烏賀陽氏は、以前次のようにツイートしています。
日本国政府と東京電力様にお詫びします。今まで私は福島第1原発から出るALPS処理水を「汚染水」などと不適当な表現をしておりました。心からお詫び申し上げます。これからは心を入れ替え「汚水」と表記統一いたします。どうぞお許しください。本人がこのようなツイートを散々していた(詳細はこちら)ことをキレイに忘れてこんなデタラメを書いている可能性はゼロではないので、完全な「ウソ」とは言い切れない。
事実に反することを言っているのは確かなのだが、一般的には「ウソ」といわれることもあるとは思います。
「FIJのガイドライン | FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ」の「レーティング基準」に従ってなんちゃってファクトチェックをしてみましょう。
ミスリード:一見事実と異なることは言っていないが、釣り見出しや重要な事実の欠落などにより、誤解の余地が大きい。これに従うと、これは「虚偽」ですね。
不正確:正確な部分と不正確な部分が混じっていて、全体として正確性が欠如している。
根拠不明:誤りと証明できないが、証拠・根拠がないか非常に乏しい。
誤り:全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがある。
虚偽:全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがあり、事実でないと知りながら伝えた疑いが濃厚である。
一般的な意味の虚偽とは言い切れないが、そうであることが相当に疑わしいため「疑いが濃厚である」にマッチするためです。
以降、同じように判定していきましょう。
原子炉とは何か?
福島第一原発には、2500度前後の高熱でメルトダウンし、溶け落ちた核燃料のデブリ・合計880トンがたまっている原子炉が3つあります。核燃料は溶け落ちて、通路や手すりの鉄脚立などのアルミニウム、被膜のジルコニウム、果ては基底部のコンクリートや電線の銅まで溶かして巻き込んだため、組成や形状すらわからない物質になっています。「原子炉」に880トンたまっているのならば、今のような状況にはなっていません。
「原子炉」を突き破って「原子炉格納容器」に溶け出しているので、たまっているのは「原子炉および原子炉格納容器」なので「誤り」です。
気体と液体の違いがつかない?
ALPSは「Advanced Liquid Processing System」の略。大雑把に言ってしまうと、吸着剤フィルターのタンクです。冷蔵庫の脱臭剤の親玉みたいなもの。科学に対してまるっきり弱いのでしょうね。
例示するものがまるっきり不適切です。
『環境省_「ALPS処理水」とは ~汚染水の浄化処理~』では「ALPSでは、セシウム、ストロンチウム、ヨウ素、コバルトなどの放射性核種を、薬液によって沈殿処理したり、活性炭・吸着材で吸着したりして、浄化処理することができます。」と説明しています。
例示するのならば浄水場・下水処理場などが適切でしょう。
そもそも、「冷蔵庫の脱臭剤」は気体を相手にしますが、ALPSは液体を相手にするので、その対象が違います。
ということで、この記述は「不正確」です。
勝手な解釈をされても困る
この装置を通過した水を政府・東電は「処理水」という言葉で呼んでいます。下水処理施設とは何をする場所でしょうか?
「ALPS処理水」というと「ALPSによって問題が処理され解決した水」というニュアンスが強まります。
「問題が処理され解決した水」として排出する施設ではありません。
下水道法の第十二条の二には「その水質が当該公共下水道への排出口において政令で定める基準に適合しない下水を排除してはならない」とある通り、基準を満たすところまで浄化する施設です。
「ALPS処理水」も考え方は同じです。よくわからない貴方の勝手な解釈で説明しないでもらえますか。
ということで、これは「根拠不明」です。
典型的な陰謀論
私は、福島第一原発を2011年3月11日の事故発生当初から取材し続けています。原発事故被害地への取材は百回を超えたでしょう。ふ~ん。ここまでの記述で「よくわかります」というのは妄想のように思えますが、どうでしょうね?
そんな日本でも数えるほどしかいない記者の1人として、彼らの言っていることのウソ、あるいは「ディスインフォメーション」と思われるものが、ひとつひとつよくわかります。
しかも排水開始からきっちり10日後の9月4日には、潮が引くように嫌がらせがなくなりました。なにやら「組織票」が動いたのだろうと私は邪推しています。これも見事な妄想であり「根拠不明」です。
これはれっきとした言論妨害です。法的措置を考えています。
好きに法的措置を検討したらよいのでは?何という組織を訴えるつもりなのでしょうね?
デタラメな「ウソ」の定義ですね
まとめますと、いまALPS水排水に関連して政府や自民党、東京電力、福島県庁が流している情報には大きくわけて「12のウソ」が入っています。「政策ミス」「判断ミス」も含みます。「ウソ」という言葉が、語感が強過ぎるようでしたら「ディスインフォメーション」でもいいですし「ミスインフォメーション」でもいい。その「12のウソと誤り」をひとつずつ挙げていきたいと思います。「ウソ」とあるが、本書では純粋な意味のウソの意味では使っていないそうです。
言葉の定義をすることは大事です(デタラメな定義だとしても)。了解しました!
だが、「政策ミス」「判断ミス」は「ディスインフォメーション」でなければ「ミスインフォメーション」でもないですよ。
説明として間違っているので「誤り」ですね。
ALPS水・海洋排水の12のウソ烏賀陽弘道
三和書籍
2023/11/10
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