ヤバい“食”のデマ屋に潰される“農” ① 京大教授はワクチンデマ屋

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ヤバい“食” 潰される“農” 日本人の心と体を毒す犯人の正体」(堤未果藤井聡)を読みました。

雑草も虫も全滅させるグリホサート」(グリホサートは除草剤です)と、農業について無知っぷりをさらけ出す堤未果氏と「法律の中身をちゃんと見ろ!」と種苗法に関する動画を出すが、種苗法の中身を見ていない藤井聡氏の共著です。
きっと素晴らしい内容なのでしょう(嫌味です)。


表紙を見ると著者二人の名前のところに赤字の「×」が書かれています。
「日本人の心と体を毒す犯人の正体」は、著者二人のようなデマ屋だと、デザイン担当した人がせめてもの良心を見せているのかな?なんて思いました。


第一回は「はじめに」がツッコミ対象です。
藤井氏の担当で、Amazon上でも見られます。

遺伝子組み換え

健康被害の恐れがあり、欧米では各国政府によって発売が禁止となった大変に"ヤバい"遺伝子組み換え食品や農薬等が、日本でだけ政府がわざわざ法的規制を緩和してまで大量輸入している、という異様な事態が生じています。
しかも、自由貿易や消費者利益といった美辞麗句の下、そうした農産品の関税が引き下げられ、国内で大量に売りさばかれるに至っています。
ヤバい異様な事態は、京大教授がこのようなデマを流していることでしょう。
日本で承認されている遺伝子組み換え食品で科学的に健康被害の恐れはありませんし、欧米で禁止もされていない。
欧州で栽培を禁止されているものはありますが、発売は禁止になっていない。
この時点でデマ本であることが確定しましたね。

農薬も科学的ではない理由で禁止される傾向にあります。
残留基準値の高低で個別の違いはあるが、ADIの差はそれほどない。
そもそも、基準値と流通している実際の残留量は違うのですよね。
※「制度は立派な欧州とリスクは低いニッポンその2:農薬編 | リスクと共により良く生きるための基礎知識」を参照のこと


「そうした農産品の関税が引き下げられ」などとデタラメを書いていますね。
遺伝子組み換え作物で食用になるものでメジャーなのはトウモロコシと大豆です。

トウモロコシは、6割強が飼料用、2割がコーンスターチ用、15%がその他用途(「グラフでみるとうもろこし | トウモロコシノセカイ|とうもろこしの総合情報サイト」)。
遺伝子組み換え作物の栽培が始まったのが1996年(「遺伝子組み換え作物の世界における栽培状況|バイテク情報普及会」)
関税の情報は2003年までしか税関のページに無いが、2003年2024年で実質差は無い(一定量まで無税でそれを超えた場合は50%又は12円/kgの高い方)。
遺伝子組み換えトウモロコシの作付面積は、2003年で1457万ha、2023年で6928万ha。

食用の比率が高い大豆に至っては1980年から無税です(「国産大豆の生産・流通について」)。

藤井さんよ、関税は引き下げられていますかね?

コロナワクチン

それはさながら先進諸国で禁止される程に危険なコロナワクチンが、日本でだけ政府の後押しで大量に摂取され続けた姿とまったく同じ光景です。
うわ~。京大教授がワクチンデマ屋なんですね。引くわ~。

データをまるで確認していませんね

日本の農が壊滅すれば、我々は普段から農産品を輸入し続けなけなくなり、10兆円、20兆円規模で我々の所得が毎年海外に流出し続け、それが我が国の貧困化に拍車を,かけ続けます。
令和4年度食料自給率について」によると、国内生産額は10兆2,728億円で、輸入は7兆9,596億円です。

減ることはあっても壊滅することはあり得ないですが(輸入価格が高くなれば国内生産に切り替えるから)、人口減少を考慮すれば20兆円規模にはならない。
貧困が加速するのならば、購買力が減るので高い農産品は買えなくなるので、なおのこと輸入額は減ります。

物理的に無理なのだよ

戦争や極端な気候変動によって世界的に食料供給力が低迷すれば、日本人はいくらおカネを積んでも食料を調達できなくなり、餓死する国民が発生する事態となります。
アホですね。今の日本の人口・食生活では食料自給率を100%にできない。
餓死するだとか煽るアンポンタンはその事実をど無視しているので、本来すべき議論の邪魔でしかない。

穀物自給率と一人当たりの耕地面積の関係
※FAOの2018年データより作図

ぷぷっ

海外の情報を含む膨大な情報を日々収拾し、的確な分析力でその情報を読,み解き、私たち国民にわかりやすく伝えて下さっている国際ジャーナリストの堤未果さんほど、この問題を語りあうのに相応しい方はおられませんでした。
・・・
読者の皆さんも、最後まで本書をお読みいただければ、堤さんの素晴らしい言葉の数々を通して、筆者とそうした認識を共有いただけるのではないかと思います。
いずれにせよ筆者は、本書を一人でも多くの国民の皆さんにお読みいただくことが、私たちの食を守り、農を再生することに確実に繋がるものと考えています。ついては是非ともたくさんの方々にお目通しいただきたいと祈念しています。
「海外の情報を含む膨大な情報」は補足が必要ですね。
「海外のデマ・誤情報を含む膨大なデマ・誤情報」ですよ。

「私たちの食を守り、農を再生することに確実に繋がる」は真逆の効果があると思いますがね。

ヤバい“食” 潰される“農” 日本人の心と体を毒す犯人の正体
堤未果、藤井聡
ビジネス社
2024/6/20

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