汚染水が海洋放出されると国会で発言する人2024

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いまだに「ALPS処理水を希釈して海洋放出する」ことを「汚染水海洋放出」といって福島の復興を邪魔する人たちがいます。
国会でそのように発言している国会議員・政党を調べました。

国会会議録検索システムで検索
・期間は 2022/11/18~2024/10/09
・「汚染」をキーワードに検索し、PFASなど関係無い汚染は中身を見て除外
・「海洋放出」と言わずとも文脈からそれを意味するものは対象とする
・国会議員限定で参考人等は対象外
・質問主意書、請願は対象外
・前回とは異なり、一つの会議で複数回発言があったものは一つにまとめている

過去(2019/11/19~2022/11/18)の調査は以下参照。
汚染水が海洋放出されると国会で発言する人

福島第一原発から汚染水が海洋放出されると2022/11/19~2024/10/9に国会で発言した人
上記の汚染水発言の詳細はこちら
逆に、風評加害を減らそうとする発言をした人(政府側の人間は除く)の詳細はこちら(少ない・・・)。

上記の汚染土発言の詳細はこちら

その他のおかしな発言はこちら

風評加害者 発言者・発言内容

れいわ新撰組山本太郎二〇五一年までに終了するというロードマップに合わせて汚染水も海洋放出したじゃないですか
れいわ新撰組山本太郎海洋放出は、トリチウムだけではない、様々な核種が混ざり合った汚染水である。
日本共産党紙智子それから、汚染水、いわゆるALPS処理水のことについてです。
れいわ新撰組山本太郎処理水、トリチウム水、何と呼ぼうが汚染水です。福島第一原発では、汚染水と一部処理した汚染水をタンクに保管しています。
日本共産党紙智子最後に、ALPS処理水、私から見ると汚染水なんですけど、海洋放出についてお聞きします。
れいわ新撰組山本太郎処理水、トリチウム水、何と呼ぼうが汚染水であることを説明します。
日本維新の会石井章そこに追い打ちを掛けるように今度は1Fの汚染処理水の海洋放出でありますので、・・・
立憲民主党松原仁IAEAは、これまでTFを立ち上げて福島第一原発の汚染処理水海洋放出計画の安全性を検討してきた。
日本共産党紙智子政府は、春から夏頃にかけて汚染水、まあ政府はALPS処理水って言うんですけれども、これを海洋放出するって言っているんですけど
日本共産党岩渕友試験操業から本格操業へ向かおうというときに水を差すのが放射能汚染水、ALPS処理水の海洋放出です。


まともな人

若林洋平(自由民主党)、柳ヶ瀬裕文猪瀬直樹足立康史(日本維新の会)
途中からメモしたので抜け漏れがあるかもしれません。

参考:除染土を汚染土と呼ぶ人

日本共産党吉良よし子東京電力福島第一原発の事故で発生した汚染土の再生利用実証事業について質問をしたいと思います
立憲民主党川田龍平環境省は、今後、八千ベクレル・パー・キログラム以下の汚染土壌は公共事業などで再利用するための省令や基準を作るつもりでいますが
れいわ新撰組山本太郎一キロ当たり百ベクレルというクリアランスレベルを一キロ当たり八千ベクレル以下で再生利用可能にするたくらみ、八十倍もの基準の緩和。・・・汚染された廃棄物であれば、原発敷地内のルールより基準が八十倍も緩くなるっておかしくないですか。
日本共産党笠井亮東京電力第一原発の事故による汚染土を東京・新宿御苑など三か所に持ち込んで、再生利用の実証事業を行おうとしている問題
立憲民主党阿部知子昨年の十二月から環境省の方で、東京電力福島第一原発事故後の汚染土壌の再生利用に関しまして、新宿御苑や埼玉の所沢、茨城の国立環境研究所等々で行おうとされている実証事業につきまして・・・
日本共産党塩川鉄也環境省は、東電原発事故の汚染土壌除去に伴う除染土の再生利用実証事業に取り組んでいます。
立憲民主党玄葉光一郎除染土壌等の最終処分あるいは再生利用であったり、あるいは廃炉の本丸の、いわばデブリの取り出し、これがなかなか思ったようにうまくいかないですね。この問題を取り上げたいと思うんです。
自由民主党土屋品子今やはり最も重要な課題としては、汚染土壌の最終処分、再生利用というのが大きな課題だと考えております


その他

汚染水とは言っていないが、酷いのを見つけたので紹介します。
第211回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号 令和5年4月27日 福島伸享
二〇二二年十月に日本原子力文化財団が行った原子力に関する世論調査ということで、これは二〇〇六年から定点的に行っているしっかりした調査なので、私も毎年楽しみに見ているんですけれども、今年、初めて処理水の放出についてアンケートの結果を出しております。ある意味、今副大臣が説明したことの成績表がこの世論調査です。
 これを見ると、資料二ですけれども、海洋放出の方針の決定は半分近くの国民の皆さんは聞いたことがあると言っています。しかし、中が問題で、何を放出するかというのを見たときに、汚染水だというのは五二%なんですよ。一方、処理水というのはその半分以下の二二・五%、上から五番目にありますけれども。つまり、多くの人は、政府は何かを海洋放出をするけれども、汚染水を排出すると思っているんですね。それは、まさにこここそが風評被害の始まりでありまして、処理水を排出するんじゃなくて、汚染水を排出すると。
福島議員は、茨城県選出で元民主党所属・現無所属です。
まるっきりのデタラメですね。

2022年 世論調査 一般財団法人 日本原子力文化財団」を見ればわかりますが、52%は「汚染水だと言っている人の割合」ではありません。
実際には何かというと「原子炉の中の燃料デブリを冷やすためにかけ続けている水が放射性物質を含んだ汚染水となっている」ということを聞いたことがあるか?という質問にYesと答えた人の割合です。
処理水の海洋放出(情報保有量)」に詳細が書かれています。

お次は、立憲民主党の小熊慎司議員です。
汚染水とは言っていないが、ムカついたのでツイートしています。

国会議員ではないですが、汚染水呼ばわりしている参考人がいたので紹介します。
ノーモア・フクシマいわき市民訴訟原告団長らしい伊東達也氏です。
第211回国会 参議院 財政金融委員会 第15号 令和5年6月13日
福島全体の主な産業も三・一一前に戻っておりません。農業産出額は、二年前の数字でありますが、八二%、林産業産出額は九二%、沿岸漁業水揚げ量に至っては二一%台にとどまっています。復興はいまだ遠しなのです。そこにトリチウム汚染水の海洋投棄を強行しているのであります。
被害者かどうか知りませんが、見事な風評加害者です。

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