科学的に間違ったサプリダイエット
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「科学的に正しいサプリダイエット」(大貫宏一郎)を読みました。
「日本一のサプリ博士が答える」「科学的に正しい」とあるので、さぞかし科学的に正しいことが書かれているのでしょう。楽しみですね。
簡単なところから「その機能を保証する研究論文が最低でも数本必要です」というのは間違いです。
必要な査読論文は最低1本です。
「機能性表示食品の届出等に関するマニュアル(令和6年8月30日制定)」より以下を引用します。
制度をよく知りもしないのによく「制度自体は素晴らしく」と言えますね。
査読も雑誌・査読者によりまちまちで、ゴミのような論文もあります。
査読があることは「科学的な正しさ」の要件の一部分でしかありません。
「科学的な正しさ」のためには以下を満たす必要がありますが、査読論文があるのは①があるに過ぎない。②~④が担保されているとは限らないのだが「科学的根拠が保証されている」とは恐れ入りました。
①査読(Peer Review)
②検証可能性(Falsifiability)
③再現性(Reproducibility)
④反証可能性(Refutability)
「機能を保証する研究論文」「科学的根拠が保証されている」には恐れ入りました。
査読論文があるということは一定の科学的根拠があるを示すが、それ以外のものを「保証」するものではない。
この人は論文を何だろうと思っているのですかね?
こんな超基本的なことも知らないとは驚きですね。
また、届出された用量が最適値であるかどうかはわかりません。届出に際して用量探索試験(複数用量比較試験)は求められていません。
安全性の確認のために高い濃度で試験はするが、その濃度で臨床試験をするわけではない。
そのため、最適な数値であるかはわからない。
平均値など「科学的な正しさ」には直接関係しない。
先ほど、①査読(Peer Review)/②検証可能性(Falsifiability)/③再現性(Reproducibility)/④反証可能性(Refutability)の4つを挙げましたが、これはコンセンサスのあるものです。
例えば、検証可能性がなく、再現性もない「平均値」があったとしたら、それは「科学的に正しい」とは言わない。
だが、説明が間違っていますね。
「同じことが起こる」のは「再現性」の話ですよ。「科学的に正しい」などと言いつつ、「科学的に正しい」がなにかを理解していないで本を書くとは恐ろしいですね。
反証可能性の話は「反証可能性 - Wikipedia」でも見るとよいでしょう。
ChatGPTに聞くと次のように言いました。
だが、個人輸入したどこのものともわからないものが「科学的に正しい」と断言できるのでしょうか?
気になったのはこの章のタイトルは「クリニックで処方されるダイエットサプリ」ですが、医薬品はサプリではない。
医薬品とサプリは厳密に分けるべきだが、そこが曖昧だというのはあり得ない。
医薬品には死ぬ場合があって、死なない場合もあるように読める。適切な摂取をしていれば問題ないように受け取れもする。
だが、医薬品・サプリに限らず常に死のリスクはある。単にそれが低いか高いかの問題なのだが、この文章からはそれが読み取れない。
医薬品であれば、リスクが数値として示されているが、サプリは出荷後の調査などしていないのでリスクは不明だと言うしかない。

※「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント - academic-information_statement_20250410.pdf」より引用
これによると、1%が胆石になるそうです。
胆石は自覚症状が出るまで時間がかかるので「自分に合うかの慎重な確認をおすすめします」はなめているとしか思えない。
「禁忌を含む注意事項等情報 | 基本情報・Q&A | MSD Connect」を見ると併用注意の薬など書かれている。
まるで科学的でないこの本は破り捨てるべきです。
以下なんてあり得ないですわ。
初めてであるのならば(初めてであることはあまり関係ないが)、こんな胡散臭い人の話ではなく、まともな医者の処方に従うべきです。
テレビで、「個人の体験です」とかテロップにあるのとレベルとしては変わらないことを言っていますね。お話になりません。
しかもこの人は医師ですらないのですよ。
色々変なことが書かれているがきりがないので次ので終わりにします。
「科学的に正しい」と書いてある本でしたが、実際は「科学的に間違った」ことがたくさん書かれていました。
読む価値がないどころか、書いてあることに従うのは危険なので読まない方が良いでしょう。
こんな本ではなく「サプリメントの不都合な真実」(畝山智香子)でも読みましょう。
根本的な話をすると、医薬品でないのは効果不明だが安全性は担保されていないし薬害が起きても医薬品副作用被害救済制度のようなのはありません。
糖尿病などの薬は、それを摂取するデメリットよりも肥満であることのデメリットが大きいから使うのであって、そこまでの症状がない人は摂取のデメリットの方が大きい。
適切な食事をする、適度な運動をする、十分睡眠をとるなどで対処すべきで、サプリ・医薬品を摂るべきではない。
科学的に正しいサプリダイエット
大貫宏一郎
内外出版社
2025/3/26
「日本一のサプリ博士が答える」「科学的に正しい」とあるので、さぞかし科学的に正しいことが書かれているのでしょう。楽しみですね。
第1章 ダイエットの基礎知識
本書で説明するダイエットサプリの多くが、この「機能性食品」です。そして、この機能性食品を一定の基準で表示できるよう国が制度化したものが「機能性表示食品」です。赤字の部分をツッコみましょうか。
簡単にいえば、機能性表示食品は機能性食品のエリートということになります。小林製薬の紅麹サプリ事件があってから、機能性表示食品にも懸念の声が上がっています。完璧な制度は存在しないので、常にブラッシュアップは必要です。
とはいえ、制度自体は素晴らしく、科学的根拠のあるサプリを見分ける大きな指針となり得ます。
機能性表示食品を選ぶことは、「科学的に正しい」方法のひとつです。
機能性表示食品と認定されるためには、その機能を保証する研究論文が最低でも数本必要です。論文は簡単に書けるものではなく、私が初めて論文を書いた時は、数年間を要しました。
それだけ厳しいハードルを越えなければ、機能性表示食品と認定されないのです。機能性表示食品が、科学的根拠が保証されている製品群である所以です。
簡単なところから「その機能を保証する研究論文が最低でも数本必要です」というのは間違いです。
必要な査読論文は最低1本です。
「機能性表示食品の届出等に関するマニュアル(令和6年8月30日制定)」より以下を引用します。
研究レビューの結果、査読付き論文(サプリメント形状の加工食品については臨床試験(ヒト試験)、その他加工食品及び生鮮食品については臨床試験(ヒト試験)又は観察研究に係る論文)が1本もない場合又は表示しようとする機能を支持する査読付き論文が1本もない場合は、機能性表示を行うための科学的根拠が十分ではないとみなし、機能性表示を行ってはならないものとする。
制度をよく知りもしないのによく「制度自体は素晴らしく」と言えますね。
査読も雑誌・査読者によりまちまちで、ゴミのような論文もあります。
査読があることは「科学的な正しさ」の要件の一部分でしかありません。
「科学的な正しさ」のためには以下を満たす必要がありますが、査読論文があるのは①があるに過ぎない。②~④が担保されているとは限らないのだが「科学的根拠が保証されている」とは恐れ入りました。
①査読(Peer Review)
②検証可能性(Falsifiability)
③再現性(Reproducibility)
④反証可能性(Refutability)
「機能を保証する研究論文」「科学的根拠が保証されている」には恐れ入りました。
査読論文があるということは一定の科学的根拠があるを示すが、それ以外のものを「保証」するものではない。
この人は論文を何だろうと思っているのですかね?
特に機能性表示食品が認定されたサプリは、「その用量において効果効能が期待できる」状態で商品化されています。その用量は、いくつもの研究と調査から導き出された最適な数値です。機能性表示食品は、消費者庁に「認定」されるのではなく、消費者庁に「届出」するものです。
こんな超基本的なことも知らないとは驚きですね。
また、届出された用量が最適値であるかどうかはわかりません。届出に際して用量探索試験(複数用量比較試験)は求められていません。
安全性の確認のために高い濃度で試験はするが、その濃度で臨床試験をするわけではない。
そのため、最適な数値であるかはわからない。
第3章 科学的に正しいサプリの見分け方
元も子もないことを申し上げますと、「科学的な正しさ」は、人類で統一的な見解が得られていないというのが実情です。大丈夫ですかね、この人は。
現在における「科学的に正しい」基準は、科学者の間でも賛否両論あり、暫定の基準を慣習として設けているという具合です。そして、私が学生の頃から今に至るまで、少しずつですがその暫定的な基準は厳しくなってきています。
現在の科学的に正しい基準は、「誰が見ても正しい可能性が高い」といったところでしょう。
○「誰が見ても科学的に正しい」の基準
では、何をもって「誰が見ても正しい」といえるのでしょうか。
第1章でお伝えしたように、科学的に正しいことを説明するためには、最低限、平均値の計算が必要です。事例紹介だけでは、科学的に正しいとはいえません。
平均値など「科学的な正しさ」には直接関係しない。
先ほど、①査読(Peer Review)/②検証可能性(Falsifiability)/③再現性(Reproducibility)/④反証可能性(Refutability)の4つを挙げましたが、これはコンセンサスのあるものです。
例えば、検証可能性がなく、再現性もない「平均値」があったとしたら、それは「科学的に正しい」とは言わない。
難しい言葉ですが、科学的に正しいことを「反証可能性が高い」といいます。これは、「あなたにも同じことが起こる可能性が高い」ということを示しています。おっ!反証可能性のワードが出てきましたね。
だが、説明が間違っていますね。
「同じことが起こる」のは「再現性」の話ですよ。「科学的に正しい」などと言いつつ、「科学的に正しい」がなにかを理解していないで本を書くとは恐ろしいですね。
反証可能性の話は「反証可能性 - Wikipedia」でも見るとよいでしょう。
ChatGPTに聞くと次のように言いました。
・反証可能性(Falsifiability)
ポパーの基準で有名ですが、「ある条件下では必ず誤りと判定され得る」というテストが設計できること。
仮にどんな検証でも否定できない(反証できない)理論は、科学の範疇から外れます。
・再現性・再現実験(Reproducibility / Replicability)
他の研究者が同じ手順で追試を行い、同様の結果が得られること。
データ・手法・解析プロセスを公開し、独立した検証を可能にする必要があります。
第4章 クリニックで処方されるダイエットサプリ
スマートフォンを使ったオンライン処方、あるいは個人輸入など、入手のハードルも比較的低い上に、ブログやユーチューブといったネットメディアで情報が発信されています。コロナ禍でのオンライン診療も、メディカルダイエットの普及に貢献したのかもしれません。正規の医薬品であれば「科学的に正しい」と言えるのでしょう。
メディカルダイエットで処方される治療薬は、非常に有効性の高い物質です。治療薬に関する化学構造、臨床試験、統計解析など、科学的な情報が明確に公開されています。
これらは諸手を挙げて、「科学的に正しい」と断言できます。
だが、個人輸入したどこのものともわからないものが「科学的に正しい」と断言できるのでしょうか?
気になったのはこの章のタイトルは「クリニックで処方されるダイエットサプリ」ですが、医薬品はサプリではない。
医薬品とサプリは厳密に分けるべきだが、そこが曖昧だというのはあり得ない。
時には死のリスクも気に食わない表現ですね。
ダイエット治療薬は医師の処方を前提に設計されているので、一定の副作用が発生するリスクがあります。副作用情報は誰でも見ることができますが、死亡例も結構あることを忘れてはいけません。
医薬品には死ぬ場合があって、死なない場合もあるように読める。適切な摂取をしていれば問題ないように受け取れもする。
だが、医薬品・サプリに限らず常に死のリスクはある。単にそれが低いか高いかの問題なのだが、この文章からはそれが読み取れない。
医薬品であれば、リスクが数値として示されているが、サプリは出荷後の調査などしていないのでリスクは不明だと言うしかない。
ネットで手軽に買える「リベルサス」処方要件はまるで違います。
・・・
「リベルサス」は製品名であり、物質名は「セマグルチド」と呼ばれます。注射薬として「オゼンピック」「ウゴービ」の名前で販売されているものもありますが、成分は全てセマグルチドです。
通常、2型糖尿病、もしくは肥満症(BMIが最低でも2以上、それに加えて検査値の異常が2つ以上)といった方に処方される薬です。
つまりもともとは、「スタイルアップのためにダイエットしたい」といったニーズに向けたものではありません。
・・・
こうした治療薬が比較的手軽に入手できる世の中になったことは、素晴らしいことだと思います。
メディカルダイエットの中で、最もおすしたい治療薬です。
しかし、統計的に副作用の頻度は低いものの、倦怠感や吐き気、下痢、腹痛などの胃腸障害、稀ですが胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸といった重い副作用が出てしまう場合もあるようです。
服用する場合は、ピルカッターで薬を半分にして少量から試すなど、自分に合うかの慎重な確認をおすすめします。

※「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント - academic-information_statement_20250410.pdf」より引用
これによると、1%が胆石になるそうです。
胆石は自覚症状が出るまで時間がかかるので「自分に合うかの慎重な確認をおすすめします」はなめているとしか思えない。
「禁忌を含む注意事項等情報 | 基本情報・Q&A | MSD Connect」を見ると併用注意の薬など書かれている。
まるで科学的でないこの本は破り捨てるべきです。
以下なんてあり得ないですわ。
しかし、副作用が出ること以外は、アカルボースは初めてメディカルダイエットをする方にもおすすめできる商品です。お前がすすめる話ではない。
初めてであるのならば(初めてであることはあまり関係ないが)、こんな胡散臭い人の話ではなく、まともな医者の処方に従うべきです。
第5章 科学的に正しいサプリダイエット
前提として、本章で説明するサプリは、全て私自身が研究に関わったものです。私の基本的なスタンスは、「他人の研究を信用しない」です。これからご紹介する「私自身が身を挺して」ってn=1のことですね。
ダイエット方法の大部分は私自身が身を挺して目の当たりにしてきた事実であり、自信を持っておすすめできます。
テレビで、「個人の体験です」とかテロップにあるのとレベルとしては変わらないことを言っていますね。お話になりません。
しかもこの人は医師ですらないのですよ。
色々変なことが書かれているがきりがないので次ので終わりにします。
サプリダイエットも、自分に合いそうな成分をひとつ購入して摂取したからといって、効果が出るかはわかりません。アホか!
様々なサプリを並行して摂取し、試行錯誤を繰り返してください。自分がどの成分を摂取したら痩せるのかという臨床や治験に近いです。
「科学的に正しい」と書いてある本でしたが、実際は「科学的に間違った」ことがたくさん書かれていました。
読む価値がないどころか、書いてあることに従うのは危険なので読まない方が良いでしょう。
こんな本ではなく「サプリメントの不都合な真実」(畝山智香子)でも読みましょう。
根本的な話をすると、医薬品でないのは効果不明だが安全性は担保されていないし薬害が起きても医薬品副作用被害救済制度のようなのはありません。
糖尿病などの薬は、それを摂取するデメリットよりも肥満であることのデメリットが大きいから使うのであって、そこまでの症状がない人は摂取のデメリットの方が大きい。
適切な食事をする、適度な運動をする、十分睡眠をとるなどで対処すべきで、サプリ・医薬品を摂るべきではない。
科学的に正しいサプリダイエット大貫宏一郎
内外出版社
2025/3/26
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