林業遺産へ行こう: 自然の力を活かす昔の知恵を再発見

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林業遺産へ行こう: 自然の力を活かす昔の知恵を再発見」(柴崎茂光)を読みました。

山さ行がねが ~廃道・未成道・隧道・林鉄・廃線跡・道路趣味~
このサイトのような本かと思ったが毛並みが違い、もっと一般向けのものでした。

「林業遺産」という言葉は新しいもので、2013年に日本森林学会が設立100周年の記念事業として林業遺産選定制度を始めたのがスタートとのこと。

「木を運ぶ」という章で、「北山川 観光筏下り」の話が出てきた。
今は観光としてやっているが、現地から海まではダム・堰がないので、今でも筏で海まで行こうと思えば行ける。
昔、北山川を下った時には見かけなかったが、ジェット船はいた。

筏ではなく、一本ずつ流すのは「管流し(くだながし)」、「バラ流し」という。

水が少ない沢の場合は流せないので、木材で堰を作り、水と木をためてから堰を決壊させて一気に流す「鉄砲堰」という豪快なやり方があったそうだ。

山の場合は、木を道と並行に並べてその上を滑らせていく滑り台を「修羅(しゅら)」というものを使っていた。
木を流したら、上部の突端も流して尺取虫のように進むらしい。

田中正造と足尾銅山の鉱毒の話が出てくるが、渡良瀬遊水地の用地取得の仕方が問題とし、抵抗運動をしていて、最後はそこで亡くなったという話が載っていた。
一貫して鉱毒被害低減のために活動していたものと思っていたが、そうでもなかったということですね。

林業遺産へ行こう: 自然の力を活かす昔の知恵を再発見
柴崎茂光
文一総合出版
2025/4/30

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