使命を果たさない日本学術会議
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「日本学術会議の使命」(隠岐さや香ほか)を読みました。
この本は、非科学で有名な岩波書店の雑誌「科学」の特集をベースに加筆されたもの。
著者の一人の隠岐さや香氏は日本学術会議改正の際におかしな主張を垂れ流して非難されていた人です。
だが、「その如何によらず六名の即時の任命」は、お前ら何様だ?正当な理由があったとしても任命せよとの傲慢さがうかがい知れます。
日本学術会議法の全文を引用します。
現状、210人の正会員と2000名程度の連携会員(「日本学術会議の会員選考等について」より)が学術会議に絡んでいますが、これが「科学者の総意」といえると思っているのならば、頭大丈夫?って聞きたくなるね。
以前の見解と異なることに対する説明責任はあるが、それは別の話だ。
この任命拒否が認められるのならば、独裁権限になるだって。アホ過ぎる。
このように、学術を無視した言動をする組織だから批判されているということを理解した方がよいが、しないのでしょう。
そもそも、違法であるなら、取消訴訟を起こせばよいのだが、していない。単に以下のように任命拒否の際の情報開示をしているだけだ。勝てないことがわかっていて判決が確定すると都合が悪いのでしょう。
『学術会議の任命拒否めぐる文書、国に全面開示命じる「公益性大きい」 [日本学術会議問題]:朝日新聞』
第三条に「日本学術会議は、独立して左の職務を行う。」とある通り、「職務」を「独立」して行うのであって、任命が政府と独立しているわけではない。
それにもかかわらず、上記では「会員選考」の「独立性」の話をしている。
学術会議の推薦により内閣総理大臣が任命するのだが、前段の推薦段階に介入してきたのならば、今回のように大々的にやればよいが、そうではない。
次の提言は、それが見事に無視されたゴミです。素晴らしい言動不一致です。
「我が国の原子力発電のあり方についてー東京電力福島第一原子力発電所事故から何をくみ取るか」
倫理委員会がどのようなプロセスを経てどのような報告書を提示したか示していないのに、「面目躍如であった」ですって。
「原子兵器と関連ある一切の研究を行つてはならない」って、核物理学を一切研究しないということですよ。
「日本学術会議の存在意義を高めてきた」ではなく「日本学術会議の存在意義を毀損してきた」が適切な評価です。
ChatGPTに評価してもらいました。
笑えますね。どういう理由で「任命拒否」したかわかっていないので、合理性があるか、ないかは判断不能です。
それなのに「合理性がない」と判断するのは、その判断自体が「合理性がない」といえるでしょう。
読む価値があるとは思えないのでスキップ!(まあ、2章までも読む価値はなかったけどね)
では、現在の学術会議がアカデミーたるかがまずは問題になりますね。
『「右の人が入る法案許せるか」発言は北大教授 FBで「学術会議が右派にお墨付きは害」 - 産経ニュース』によると、次のような面白い発言が学術会議の総会であったそうです。
この後、ダラダラと文章が続くが、最初の4文で破綻しているので読む価値はありませんね。
日本学術会議の使命
池内了、隠岐さや香、木本忠昭、小沼通二、広渡清吾
岩波書店
2021/9/9
この本は、非科学で有名な岩波書店の雑誌「科学」の特集をベースに加筆されたもの。
著者の一人の隠岐さや香氏は日本学術会議改正の際におかしな主張を垂れ流して非難されていた人です。
1 日本学術会議と科学者の社会的責任――法的位置づけ、政治との関係(広渡清吾)
広渡氏は学術会議第21期会長で法学が専門で、法的なことをこの章で語ってくれるそうです。第二五期はじめての一〇月の総会は、首相に対し、理由の説明およびその如何によらず六名の即時の任命を要請する決議を行った。理由を説明しろというのは、わからんでもない。
だが、「その如何によらず六名の即時の任命」は、お前ら何様だ?正当な理由があったとしても任命せよとの傲慢さがうかがい知れます。
科学者の総意によって「わが国の平和的復興と人類社会の福祉に貢献するものとされている(前文)。法学者のくせに法を読めないとは恐れ入りました。
日本学術会議法の全文を引用します。
日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信に立つて、科学者の総意の下に、わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献し、世界の学界と提携して学術の進歩に寄与することを使命とし、ここに設立される。「科学者の総意の下に設立される」のであって、「科学者の総意の下に平和的復興・人類社会の福祉に貢献する」のではない。
現状、210人の正会員と2000名程度の連携会員(「日本学術会議の会員選考等について」より)が学術会議に絡んでいますが、これが「科学者の総意」といえると思っているのならば、頭大丈夫?って聞きたくなるね。
首相の措置は、学術会議法のこれらの規定に反し違法である。また、憲法一五条一項が学術会議会員の任命について首相に実質的な権限を与えていると解釈すれば、この権限行使はいかなる歯止めもなく、独裁権限になる。第七条に「内閣総理大臣が任命する」とあるのだから、違法なわけがない。
以前の見解と異なることに対する説明責任はあるが、それは別の話だ。
この任命拒否が認められるのならば、独裁権限になるだって。アホ過ぎる。
このように、学術を無視した言動をする組織だから批判されているということを理解した方がよいが、しないのでしょう。
そもそも、違法であるなら、取消訴訟を起こせばよいのだが、していない。単に以下のように任命拒否の際の情報開示をしているだけだ。勝てないことがわかっていて判決が確定すると都合が悪いのでしょう。
『学術会議の任命拒否めぐる文書、国に全面開示命じる「公益性大きい」 [日本学術会議問題]:朝日新聞』
日本の科学者の代機関としての日本学術会議の独立性、そのための会員選考の自律性を科学と政治の関係のあり方のなかにどのように位置づけるかを論じなければならない。学術会議でおかしなことを言う人に共通するが、何について「独立」なのかを正しく論じていない。
第三条に「日本学術会議は、独立して左の職務を行う。」とある通り、「職務」を「独立」して行うのであって、任命が政府と独立しているわけではない。
それにもかかわらず、上記では「会員選考」の「独立性」の話をしている。
学術会議の推薦により内閣総理大臣が任命するのだが、前段の推薦段階に介入してきたのならば、今回のように大々的にやればよいが、そうではない。
科学的助言のための科学者組織のあり方は、歴史的経路の差異によって各国で異なるが、その本質的共通性は、科学者組織の独立性である。科学的助言が科学的助言であるための要件として考えられるのは、第一に真理探究をコードとする科学研究による知見に基づくこと、第二に政治権力や特定の社会的経済的利害から独立に形成されること、そして第三に、最終的に「人類社会の福祉」に貢献することである。同意します。特に第一、第二は。
次の提言は、それが見事に無視されたゴミです。素晴らしい言動不一致です。
「我が国の原子力発電のあり方についてー東京電力福島第一原子力発電所事故から何をくみ取るか」
2 倫理委員会としての役割――過去の事例から(池内了)
二〇一一年に東京電力福島第一原発の過酷事故が勃発した直後に、ドイツのメルケル首相は、原子炉安全委員会に対してドイツの原子炉の安全性を見直すよう指示するとともに、「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」を招集した。前者は原発の専門家への諮問なのだが、後者は政治家六名以外に自然科学や社会科学や哲学の研究者・宗教者や企業人も参加しているのが特徴的であった。この人は何を言っているのだろう?
原発の安全性・エネルギー源の多様性・廃棄物問題・地球温暖化問題など多角的に議論した報告書を提出し、それをもとにしてメルケル首相が「二〇二二年までに原発を全廃する」方針を発表したのだが、まさに「倫理委員会」としての面目躍如であったと言える。
倫理委員会がどのようなプロセスを経てどのような報告書を提示したか示していないのに、「面目躍如であった」ですって。
それぞれ科学・技術が投げかける問題点について、科学者たちに、そして市民に大きな影響を与えたテーマであり、日本学術会議の存在意義を高めてきたと思うのだが、いかがだろうか。ふむ、このゴミのような「原子力三原則」を褒めるのですね。
例一 原子力三原則
最初の例は、一九五四年四月の第一七回総会で出された「原子力の研究と利用に関し公開、民主、自主の原則を要求する声明」である。「原子兵器と関連ある一切の研究を行つてはならないとの堅い決意」の下で、原子力の平和利用において貫徹されねばならぬ原則を要求したもので、この声明は五五年一二月に成立した原子力基本法第二条「原子力開発利用の基本方針」の中に、「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする」と書き込まれることになった。
「原子兵器と関連ある一切の研究を行つてはならない」って、核物理学を一切研究しないということですよ。
「日本学術会議の存在意義を高めてきた」ではなく「日本学術会議の存在意義を毀損してきた」が適切な評価です。
ChatGPTに評価してもらいました。
「日本学術会議の存在意義を高めた」という評価は、声明の理念的メッセージとしては理解できても、文言通りに広く適用される前提に立つなら、その実効性や学問への貢献を疑問視せざるを得ません。むしろ、言葉の幅が広すぎる故に、研究の自由を不当に縛りかねないという意味で、存在意義を削ぐリスクも孕んでいると言えます。少なくとも、池内氏が述べた範囲からは、「日本学術会議の存在意義を毀損してきた」のが適切な評価ですね。
3 改めて歴史を振り返る――任命拒否と学問の自(木本忠昭)
最初に『「任命拒否」には合理性がない』とサブタイトルを立てています。笑えますね。どういう理由で「任命拒否」したかわかっていないので、合理性があるか、ないかは判断不能です。
それなのに「合理性がない」と判断するのは、その判断自体が「合理性がない」といえるでしょう。
読む価値があるとは思えないのでスキップ!(まあ、2章までも読む価値はなかったけどね)
4 アカデミーの理念とこれからの展望(隠岐さや香)
組織は理念を必要とする、とわたしは考える。理念がその組織の核となるアイデンティティを決めるからである。日本学術会議はナショナル・アカデミーと呼ばれる組織の一つであるため、「アカデミーなるもの」としての理念をもっていなければ、それは形骸化する。これは最初の4文ですが、同意しますよ。
アカデミーの本質は、学者が立場や地位を越えて自由に集うことにある。
では、現在の学術会議がアカデミーたるかがまずは問題になりますね。
『「右の人が入る法案許せるか」発言は北大教授 FBで「学術会議が右派にお墨付きは害」 - 産経ニュース』によると、次のような面白い発言が学術会議の総会であったそうです。
北海道大の宇山智彦教授(中央アジア近代史・現代政治)は8日、フェイスブック(FB)で、日本学術会議を特殊法人化する政府提出法案を巡り4月の同会議の総会で「法律が通ることでこれまでとは違う人が入ってくる。文系には右に立っている人がいる。そういう人たちがここに入ってくる状態を許していいのか考える必要がある」などと述べた人物は自身だと明らかにした。立場の違う人の参加を拒否していて、アカデミーとは呼べない状態ですね。
発言した意図について「(学術会議は)現在は政府と協力しつつ独立した立場を保てる研究者が会員になっているが、法人化後には右派が入って学術会議の活動を政治化する可能性があるのではないか」と説明。
この後、ダラダラと文章が続くが、最初の4文で破綻しているので読む価値はありませんね。
日本学術会議の使命池内了、隠岐さや香、木本忠昭、小沼通二、広渡清吾
岩波書店
2021/9/9
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