TBS報道特集は、福島第一原発事故で生物に影響があったと誤認させたい?
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TBSの報道特集が「原発事故15年、生き物への放射能の影響は」というのを3/21に放送していましたので、これにツッコみます。
特定の生物の減少や奇形の有無を扱う内容だと受け取られます。
※実際には奇形などは出ていないし、あの程度の放射線量では議論の余地もない。詳細はこちら。
一般視聴者だとどう考えるかChatGPTに聞いてみました。
ですが実際は、除染していないところの放射能が食品の基準値である100Bq/kgよりも高いものがあるというものです。
タイトルしか見ていない人を、福島は危険なんだと誤解させるに十分なものだと思います。
ChatGPTに番組内容からタイトルを提案してもらいました。
「原発事故15年 生き物に残る放射性物質の実態」
妥当ですね。
浪江町の73.1%は森林であり、帰還困難区域の9割が森林であり「78%が人の住むことができない」は大いにミスリードを誘う表現なのです。
詳細はこちらを見てください。
2023年6月に福島復興再生特別措置法を改正して、特定帰還居住区域復興再生計画のことを定めました。
法の第十七条の九で、特定避難指示区域市町村の長が計画を作り、それを申請し内閣総理大臣が認定する制度です。
計画の中に「土壌等の除染等の措置、除去土壌の処理及び廃棄物の処理に関する事項」を含めることになっているが、期限をいつまでにするかは、市町村長の申請する計画次第です。
『特定帰還居住区域復興再生計画 | 復興庁』に6市町村の計画があるが、たまたま期限が2029年12月31日となっているだけでだ。
「放射性物質を取り除く除染を進めるとしている」も微妙な内容です。
除染の措置はするが、全て取り除くわけではない。必要なレベルまでしかやらない。
浪江町の計画を見ても次のようにしか書いておらず、年間20mSv以下になるように除染をします。




おいおい、福島大学環境放射能研究所の所長が何ちゅう測り方をしているのだ。
地上1mの位置で測るのよ。
しかも「2か月あれば(積算)1ミリシーベルトくらいに」ってどういう計算でその数値になるのだ?
60日24時間ずっと外にいるとすると1000/(60*24) = 0.69μSv/h。実際は屋外8時間、16時間は屋内で外の4割として計算するのが普通なので、それで計算すると1.16 μSv/h。
しかも、「年間1ミリという普通の人が受けていい被ばく線量は超える」って何さ?
その数字は被曝していいものではなく、平常時の管理目標だ。「いい」「わるい」という数字ではない。
※『環境省_線量限度の適用』参照


「帰還困難区域の沢水及び河川水における溶存態放射性セシウム濃度の経年変化」
によると、浪江町の沢水で、雨で濁る時以外は震災前とほぼ同じになっているそうです。
雨で濁った水は濾す、もしくは飲みませんよね。
ということで、沢水も大丈夫だろうことなので、報道としてよろしくない。

長期的に放射性セシウムを摂取し続けた場合には影響は長期化するが、摂取を止めれば早期に排出されます。水銀などとは違うのだが、誤認させたいのですかね?

※『食品と放射能Q&A(第19版)』より引用

トリチウムはALPS処理水放出前から蓄積しないことは分かっていました。
それを再確認したのです。
この言い方だと、ALPS処理水前には蓄積するかどうか分からなかったが、放出しちゃったと理解されてしまう可能性がある。
ALPS処理水前の2021年09月01日時点の『復興庁FAQページ | トリチウムは魚に濃縮され、魚を食べると危険ではないのか。』を見ればわかりますが、「体内で蓄積・濃縮されないことが確認されています」となっています。
なお、蓄積は体内に一切取り込まないことではない。取り込んでもすぐ放出される、体外と平衡となるものは蓄積とは言わない。

これも間違ったことは言っていないが、言葉が足らないですね。
報道特集と同じサイト『品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報』で調べると、100Bq/kgを超えたことは一度もなく、2012年以降ほとんど不検出です。
ずっと問題なかったのですよ。視聴者の受ける印象は違うでしょう。
報道特集は平壌運転なのだろうが、福島大学の教授などの不適切な行動・発言が目につきました。
TBSの全国放送の取材なのだから、特に注意すべきなのだが、それの様子がうかがえなかった。TBSの取材・編集方法の賜物なのかな?
特集のタイトルは適切か?
最初に書きますが「原発事故15年、生き物への放射能の影響は」というタイトルは適切なものでしょうか?特定の生物の減少や奇形の有無を扱う内容だと受け取られます。
※実際には奇形などは出ていないし、あの程度の放射線量では議論の余地もない。詳細はこちら。
一般視聴者だとどう考えるかChatGPTに聞いてみました。
①野生動物・生態系への影響を科学的に検証する番組 — 35%やっぱり①②③あたりを想像しますよね。
②人間への健康影響も含めた“放射能の実害”検証番組 — 20%
③福島周辺の自然回復・個体数変化・現地取材ドキュメンタリー — 18%
④“実は影響は限定的だった”という結論を示す番組 — 10%
⑤“やはり深刻な影響が残っている”という警告的な番組 — 10%
⑥風評被害・復興・人間の暮らしとの関係を扱う社会番組 — 7%
ですが実際は、除染していないところの放射能が食品の基準値である100Bq/kgよりも高いものがあるというものです。
タイトルしか見ていない人を、福島は危険なんだと誤解させるに十分なものだと思います。
ChatGPTに番組内容からタイトルを提案してもらいました。
「原発事故15年 生き物に残る放射性物質の実態」
妥当ですね。
浪江町で帰還できない面積は何割?
福島県浪江町。原発事故で大量の放射性物質が降り注いだ。東京新聞が社説で同じような表現をしていました。
今も町の面積の78%が人の住むことができない帰還困難区域となったままだ。
浪江町の73.1%は森林であり、帰還困難区域の9割が森林であり「78%が人の住むことができない」は大いにミスリードを誘う表現なのです。
詳細はこちらを見てください。
特定帰還居住区域
2023年、国は新しい制度を作った。家が帰還困難区域となった住民の中で、希望する人は帰還できるようにする。2030年までに、放射性物質を取り除く除染を進めるとしている。特定帰還居住区域復興再生計画のことを言っていると思うが、その制度で「2030年までに、放射性物質を取り除く除染を進めるとしている」などとはしていない。
2023年6月に福島復興再生特別措置法を改正して、特定帰還居住区域復興再生計画のことを定めました。
法の第十七条の九で、特定避難指示区域市町村の長が計画を作り、それを申請し内閣総理大臣が認定する制度です。
計画の中に「土壌等の除染等の措置、除去土壌の処理及び廃棄物の処理に関する事項」を含めることになっているが、期限をいつまでにするかは、市町村長の申請する計画次第です。
『特定帰還居住区域復興再生計画 | 復興庁』に6市町村の計画があるが、たまたま期限が2029年12月31日となっているだけでだ。
「放射性物質を取り除く除染を進めるとしている」も微妙な内容です。
除染の措置はするが、全て取り除くわけではない。必要なレベルまでしかやらない。
浪江町の計画を見ても次のようにしか書いておらず、年間20mSv以下になるように除染をします。
本計画、関係法令及び「除染関係ガイドライン(環境省 平成25年5月 第2版(平成30年3月追補))」に従って、特定帰還居住区域において避難指示解
除に必要な範囲について、国が土壌等の除染等の措置及び除去土壌の処理を行う。
なんという測り方をしているのだ




おいおい、福島大学環境放射能研究所の所長が何ちゅう測り方をしているのだ。
地上1mの位置で測るのよ。
しかも「2か月あれば(積算)1ミリシーベルトくらいに」ってどういう計算でその数値になるのだ?
60日24時間ずっと外にいるとすると1000/(60*24) = 0.69μSv/h。実際は屋外8時間、16時間は屋内で外の4割として計算するのが普通なので、それで計算すると1.16 μSv/h。
しかも、「年間1ミリという普通の人が受けていい被ばく線量は超える」って何さ?
その数字は被曝していいものではなく、平常時の管理目標だ。「いい」「わるい」という数字ではない。
※『環境省_線量限度の適用』参照
科学的根拠を元に報道しましょう


震災前は裏山から引いた水を飲んでいた。このように素人の個人的考えをそのまま検証もせず公共の電波で垂れ流して問題ですね。
山から来るんで、もうおそらくダメでしょう。
「帰還困難区域の沢水及び河川水における溶存態放射性セシウム濃度の経年変化」
によると、浪江町の沢水で、雨で濁る時以外は震災前とほぼ同じになっているそうです。
雨で濁った水は濾す、もしくは飲みませんよね。
ということで、沢水も大丈夫だろうことなので、報道としてよろしくない。
騙そうとしていません?

原発事故で広がった放射性物質のうちセシウム137は体内に入ると筋肉に集まりやすい。筋肉に集まるのも半減期が30年というのも正しいが、全体として騙そうとしていませんか?
半減期が30年と長く影響も長期化する。
長期的に放射性セシウムを摂取し続けた場合には影響は長期化するが、摂取を止めれば早期に排出されます。水銀などとは違うのだが、誤認させたいのですかね?

※『食品と放射能Q&A(第19版)』より引用
科学的に適切な表現をしようよ

ナレーション:トリチウムは魚の体内にほとんど蓄積しないことが分かった。正確に言いましょうよ。
高田氏:トリチウムの場合はですね、ほとんど蓄積しない。水の濃度が下がればすぐ魚の濃度も下がるというそういった結果が見えてきました。
トリチウムはALPS処理水放出前から蓄積しないことは分かっていました。
それを再確認したのです。
この言い方だと、ALPS処理水前には蓄積するかどうか分からなかったが、放出しちゃったと理解されてしまう可能性がある。
ALPS処理水前の2021年09月01日時点の『復興庁FAQページ | トリチウムは魚に濃縮され、魚を食べると危険ではないのか。』を見ればわかりますが、「体内で蓄積・濃縮されないことが確認されています」となっています。
なお、蓄積は体内に一切取り込まないことではない。取り込んでもすぐ放出される、体外と平衡となるものは蓄積とは言わない。
安全性を積極的に報道するつもりが無いよね?

これも間違ったことは言っていないが、言葉が足らないですね。
報道特集と同じサイト『品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報』で調べると、100Bq/kgを超えたことは一度もなく、2012年以降ほとんど不検出です。
ずっと問題なかったのですよ。視聴者の受ける印象は違うでしょう。
報道特集は平壌運転なのだろうが、福島大学の教授などの不適切な行動・発言が目につきました。
TBSの全国放送の取材なのだから、特に注意すべきなのだが、それの様子がうかがえなかった。TBSの取材・編集方法の賜物なのかな?
この記事へのコメント
>>60日24時間ずっと外にいるとすると1000/(60*24) = 0.69μSv/h。実際は屋外8時間、16時間は屋内で外の4割として計算するのが普通なので、それで計算すると1.16 μSv/h。
2μSv/h * 8h * 60 = 960μSv ≒ 1mSv