最高の食事術

人気ブログランキング

最高の食事術」(田中越郎)を読みました。

おおむね妥当なことを言っていると思うが、言葉が足りなかったり、本全体で内容を補完しないといけない箇所がありました。

・《「食品にも機能性はある」ということで1991年に「特定保健用食品制度」ができ、機能性が証明された食品は「保健機能食品」と呼んでいいことになりました。》
 証明はされていません。一定程度の科学的根拠が要求されるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。
 ※『保健機能食品について | 消費者庁』参照

・《どこそこ山の岩塩とか、△海や、×湖の塩などがたくさんあり、選ぶのに困りますよね・・・さて、これらの塩は、味は大きく違いますが、栄養学的な違いはあるのでしょうか?
なぜなら、家庭で調理に使用する塩の量は微々たるものであり、その微々たる量に含まれる混入物の量など無視できるからです。》
 まぁそうでしょうね。
 量の問題に意識がいかない人は、ごく微量の残留農薬や、ごく微量の「健康に良い」とされる成分を気にするのでしょう。気にするだけ無駄ってことですわね。

・《手の親指と同じ面積のチャーシューを食べてしまうと、黒烏龍茶ペットボトル一本の効果は消滅するということです。要するに黒烏龍茶は焼け石に水なのです。
  量を考慮せずにいると、安心感だけが先行し、脂質摂取量を過小評価するリスクが生じます。かえって不健康な食習慣を助長しかねないのです。・・・安心感は健康の敵です。》
 その通りですね。
 しかし「安心感は健康の敵です」は名言ですね。健康に限らず、安心するといろいろなことを怠りますからね。

・《脳に必要なビタミンBが慢性的に欠乏すると、非常に「頭が悪くなる」ことがあります。自分が今いる場所や日にちがわからなかったり、最近の出来事を記憶できなくなったりします。》
 ちなみに田中氏は医学博士です。
 そして農業経済学が専門の東大のデマ屋さんは『科学的根拠がまったくない「暴論」と言わざるを得ない』と言っております。

・《では、カルシウムの摂取不足があると、脳の神経の反応は鈍くなるのでしょうか。
 カルシウムは骨に莫大な量が貯蔵されています。巨大な貯蔵庫を持っているせいもあり、口からのカルシウム摂取量が多少不足しても、血液中のカルシウム量が低下することはありません。
 ・・・
 ヒトのカルシウム不足と「頭の悪さ」の関係性に関する医学論文を探してみましたが、信頼できる学術論文は発見できませんでした。》
 普通に考えるとそうなりますね。

・p.97 に「飲料中のカフェイン含有量」というグラフがあって、それを見ると、
 濃度では、普通のお茶と比べて、紅茶1.5倍、コーヒー・抹茶3倍、エナジードリンク4~12倍、玉露8倍。
 玉露の高さにびっくり。

・《なお、リンゴをおろし金ですりおろしても、ビタミンCは空気中の酸素により30秒でほぼ100%壊れてしまいます。》
 そんなに酸化しやすいものだとは知りませんでしたわ。

医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術
田中越郎
ダイヤモンド社
2026/4/8

この記事へのコメント