選挙当日の社説で共産・社民・れいわを推す河北新報

河北新報の「参院選きょう投票 この1票こそ平和つなぐ力」をピックアップ

 主要政党で防衛力強化に反対の立場を鮮明にしたのは共産、社民両党とれいわ新選組だけで、労働組合から支持を受ける立憲民主党や国民民主党も着実な防衛力の整備、向上を公約した。
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 自民党は「短期的には国債に頼らざるを得ない」(高市早苗政調会長)と前のめりだが、具体的な財源、使途を説明せず、危機感をあおって白紙委任を迫るような手法は、いかにも姑息(こそく)でなかったか

 日本は過去30年、成長から取り残され、国力は低下の一途をたどった。政府債務はGDPの2・5倍を超え、財政状況は先進国で最悪だ。少子高齢化は加速し、今後も社会保障費は膨らみ続ける。

 上がらぬ賃金や輸入頼りの食料・エネルギー、赤字続きの年金・医療財政…。国民が抱いている不安のリアルさに比べ、この間、政治が語った「軍事化」にどれほどの現実感が伴っていただろう。
ふむ。
「軍事力強化は許さん!投票するならば、日本共産党・社民党・れいわ新撰組の三択だ!」
ということですね。
選挙日当日のこれはなかなかですね。

今日の社説:3行要約

■北海道新聞:きょう投開票 民主主義守る行動必要
暴力による言論封殺は、いかなる理由でも許されないと改めて言わなければならない。
■東京新聞:週のはじめに考える 民主主義を守る選挙に
私たち有権者は暴力を許さず、民主主義を守る意思を投票で示す必要があります。
■日本農業新聞:[参院選]きょう投開票 農業の針路託す一票に
ロシアによるウクライナ危機同様、暴力は暴力を生み、問題の根本解決にはならない。



今日の社説:重要単語ランキング

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今日の社説:一覧

新聞社説
要約
朝日新聞参院選投票日 自由を守る、選択の時
奈良県内で演説中だった安倍元首相が狙撃され、死去した。その重苦しい空気のなかで、参院選の投票日を迎えた。
暗い時代の到来を許さず、責任ある未来づくりを誰に託すか。その選択のための極めて貴重な一日である。
毎日新聞’22参院選 きょう投票日 民主社会守り抜く行動を
参院選の投票日を迎えた。自民党の安倍晋三元首相が銃撃されて死去するという衝撃的な事件の直後、異例の状況下で日本の針路が問われる。
有権者一人一人が自覚を持って政治参加する。その行動が、日本の民主主義を強固にする。
東京新聞週のはじめに考える 民主主義を守る選挙に
きょうは参院選の投票日です。昨年十月発足の岸田文雄政権に中間評価を下す機会ですが、安倍晋三元首相への銃撃事件で、民主主義が重大な挑戦を受ける中での選挙となりました。
誰かが何とかしてくれるという「お任せ民主主義」で暮らしはよくなりません。困難の中でも投票所に足を運ぶ手間と勇気が、民主主義をより強くするのです。
読売新聞安倍元首相死去 国家的な損失をどう回復する
国際社会に残した足跡がいかに大きかったか。世界中の首脳が発表した安倍元首相への追悼のコメントが、そうした事実を物語っている。
ただ、この選挙で民主主義が挑戦を受けた事実は重い。民主的な手段による統治の重要性を考え、貴重な1票を投じたい。
読売新聞G20外相会合 曖昧な対露認識では機能せぬ
食料危機とエネルギー価格高騰の責任はひとえに、ウクライナを侵略したロシアにある。その認識が曖昧なままでは、国際政治と世界経済の安定を導くことはできまい。
日本は新興国などと良好な関係を保っている。米国が前面に出て中露との板挟みに追い込むことを避ける上でも、日本が積極的に働きかけて理解を求めるべきだ。
産経新聞世界が安倍氏追悼 期待に応える日本外交を
凶弾に倒れた安倍晋三元首相と日本に対し、世界各国・地域の首脳らから、心のこもった追悼のメッセージが数多く寄せられている。世界のリーダーから認められた安倍氏の存在感の大きさに改めて思いが至る。
そうした外交でいかに日本が主導権をみせるか。安倍氏が築いた日本外交の真価が問われよう。
産経新聞言論と暴力 死守すべき自由とは何か
安倍晋三元首相が凶弾に倒れたショックが冷めやらない。銃撃による暴力で言論を封殺したものであり、許されない犯行を怒るのは当然だ。
言論の真の力を信じたからだ。その間隙を突かれて凶行を許したのだとすれば、あまりに悔しく、悲しい。
日本経済新聞テロに屈しないためにも投票に行こう
10日は参院選の投票日である。安倍晋三元首相が銃撃を受けて死亡するという異常な事態のなかでの選挙となった。
そうした態度でいることが民主主義の力を弱め、テロがはびこる土壌をつくりだしていくことにつながる。今いちどこの国の政治のあり方を考えてみたい。
日本経済新聞英政権は円滑な移行で責任を
英国のジョンソン首相が7日、辞任を表明した。コロナ禍のさなかに官邸でパーティーを開くなど相次ぐ不祥事により、世論の支持と党内の求心力を失った。
他の有力政治家も立候補を検討しているという。内政を立て直し、対ロ外交や環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟交渉などを力強く前に進める新たなリーダーが英国に登場することを期待する。
日本海新聞参院選10日投票 棄権は未来への「責任放棄」
3年に1度の参院選はきょう投開票日を迎える。安倍晋三元首相が選挙中、凶弾に倒れる前代未聞の異常事態を受けての投票。
ふるさとや暮らしを守り、子や孫の未来を誰に、どこに託すのか。ぜひ投票所に足を運んでほしい。
琉球新報参院選きょう投開票 課題解決へ貴重な1票を
第26回参院選は10日、投開票される。先月22日の公示以降、各党は全国各地で激しい論戦を繰り広げてきた。
政治家の言論を暴力で封じることは民主主義の破壊であり許されない。民主主義を守り発展させるためにも今回の選挙で投じる1票は重い。
信濃毎日新聞きょう投票 一票を投じることの重み【参院選に問う】
街頭演説に立った元首相が白昼、凶弾にたおれた衝撃がさめやらぬ中で迎えた参院選の投票日である。暴力によって社会が変質させられていくことを防ぐためにも、浮足立たず、冷静な一票を投じることが大切になる。
一人一人の小さな声の積み上げが社会を動かす。投票はその第一歩である。
信濃毎日新聞コロナ再拡大 的確な発信をしているか
新型コロナウイルスの感染再拡大が全国で顕著になってきた。7月に入り、1日当たりの感染者数が1週間前と比べて2~3倍に増える自治体が続出。
コロナ医療を維持するためにも熱中症を防ぐ対策は重要だ。第7波に備えながら、熱中症弱者でもある高齢者らへの目配りを欠かさないようにしたい。
京都新聞きょう投票 民主主義を支える1票を
日本の民主主義が大きく問われる中で「審判の日」を迎えた。参院選と滋賀県知事選がきょう投開票される。
若者が投票に行くという意思を社会にアピールする意味があるはず」と話している。そうした1票1票が民主主義に確かな力を与える。
新潟日報きょう投票 民主主義守る1票託そう
民主主義の根幹をなす選挙の街頭演説に銃口が向けられるという異常な事態の中で、参院選はきょう投票日を迎えた。暴力で言論を封じ、安倍晋三元首相の生命を奪った。
若い世代が投票に行かなければ、これからの社会を支える若者の声が、政治に反映されにくくなる恐れがある。大切な民主主義をこれからも守っていくため、投票所へ足を運び、自らの意思を示したい。
西日本新聞【公約と財源】ばらまき合戦に終止符を
この参院選は物価高対策や防衛力の強化、子育て支援などが争点になった。いずれも有権者の関心が高く、各党が力を入れて主張するのは当然であろう。
各党ともそれは分かっているはずだ。持続可能な財政と社会保障制度を継続して論じてほしい。
北海道新聞きょう投開票 民主主義守る行動必要
参院選はきょう投開票される。国政選挙は国民の代表を選び、有権者の意思を政治に反映させる民主主義で最も大切な営みだ。
改選数3の道選挙区には12人が立候補し、与野党が最終盤まで激しい舌戦を繰り広げた。勝敗の行方を左右するのは、有権者一人一人の投票行動の積み重ねであることを肝に銘じたい。
北海道新聞英首相が辞意 混乱収拾し信頼回復を
英国のジョンソン首相が辞任を表明した。政権の度重なる不祥事に批判が集まり、閣僚らの辞任が続出して求心力を失った結果だ。
インド太平洋地域への関与を強めて環太平洋連携協定(TPP)への加盟も申請し、米国と共に中国へのけん制を強めた。だが英国は、まずはEUとの関係を修復することが欠かせまい。
河北新報参院選きょう投票 この1票こそ平和つなぐ力
かつてないほど日本を取り巻く「脅威」が語られた18日間だった。冷戦時代に逆戻りしたかのように世界が分断を深める中、有権者の審判は、新たな国際秩序の下での日本の立ち位置を大きく左右するに違いない。
もう一つは、絶対に戦争をしないこと」有権者の目は、有事にあってこそ試されるのかもしれない。誠実に「二つの役割」を果たす政治を選びたい。
静岡新聞参院選 次代への責任自覚して
第26回参院選は投開票日を迎えた。昨秋誕生した岸田文雄政権に、有権者は事実上初めての審判を下す。
衆院解散・総選挙がなければ、今後3年間国政選挙で民意を示せる機会はない。未来への責任感が問われる。
神戸新聞きょう投票/憲法の未来も見極めたい
参院選はきょう投開票日を迎えた。政権選択につながる選挙ではない。
最終的に国のかたちを決めるのは私たち一人一人である。その意思を示す日にしたい。
中国新聞参院選きょう投票 暴力許さぬ意思示そう
安倍晋三元首相がおととい奈良市で凶弾に倒れた。その悲しみと驚きに包まれたまま、参院選はきょう投票日を迎えた。
暴力を許さない。その意思を今こそ投票行動で示さねばならない。
日本農業新聞[参院選]きょう投開票 農業の針路託す一票に
いま私たちは、時代の大きな岐路に立つ。気候変動や新型コロナの感染拡大、ウクライナ有事など複合危機が暮らしを脅かす。
日本農業と農村を立て直し食料自給率を引き上げる。その意思を一票に託そう。
山陽新聞参院選投票日 国の分岐点になる1票だ
参院選が投票日を迎えた。最終盤には、街頭演説中の安倍晋三元首相が凶弾で襲われるという民主主義の根幹を揺るがす大事件が起きた。
とりわけ今回の参院選は、今後の国のかたちを決定づける分岐点と言える。国の針路を見据えて1票を投じたい。
世界日報参院選投開票 国難に対処できる人材選べ
第26回参議院選挙がきょう、投開票される。立候補した選挙区367人、比例代表178人の計545人が、ウクライナ危機や安全保障政策、憲法改正、物価高への対応、エネルギー政策、少子化問題などを主な争点に舌戦を繰り広げてきた。
10~30代が低いのが特徴だ。国家と私たちの将来のかかっている選挙であるとの自覚を持つことが肝要である。
茨城新聞安倍元首相死去 評価割れた「1強政治」
安倍晋三元首相が選挙遊説中に凶弾に倒れ、死去した。第1次政権を含む在職日数は、3188日と憲政史上最長を記録。
卑劣な暴力に屈せずに民主主義を守り抜く。それが岸田文雄首相はじめ、与野党の政治家の責務である。
秋田魁新報[2022参院選]きょう投開票 国の針路決める1票を
食品やガソリンなど生活必需品が高騰し、夏の需要期を迎えた電力供給は綱渡りの状況だ。ロシアによるウクライナ侵攻で安全保障への不安が高まり、新型コロナウイルス感染拡大は「第7波」が取り沙汰される―。
各政党の議論に有権者の意思を反映させる基本は選挙の投票にほかならない。貴重な1票を投じたい。
福島民友新聞参院選・きょう投票/民主主義の重み示す1票を
街頭演説中に元首相が銃撃され、死亡した事件の衝撃の収まらぬまま、参院選の投票日を迎えた。民主主義と言論は暴力に決して屈しないことを、自らの1票で示さなければならない。
年金をはじめとする社会保障の在り方などは、若者が高齢者となったときに安心して暮らせるかどうかに大きく影響してくる問題であると知っておく必要がある。自由に意見を述べる権利が尊重される国であり続けるためにも、全ての有権者が積極的に政治に参加する意思を持ちたい。
高知新聞【2022参院選 きょう投票】「岐路」に責任ある選択を
岸田文雄首相の政権運営、直面する数々の危機管理対応が評価される参院選が投開票日を迎えた。ロシアによるウクライナ侵攻は長期化の様相を見せ、欧州のみならず東アジアの安全保障環境にも影を落としている。
各党各候補の言論を冷静に踏まえて、自らの意思を表示する1票を投じたい。自らの生活や国の将来像を左右する重要な選挙が「お任せ民主主義」に陥らぬようにしたい。
南日本新聞[安倍元首相銃撃] 言論封じる卑劣な暴力
いかなる理由があっても、暴力で言論を封じる卑劣な行為を許してはならない。安倍晋三元首相がきのう、奈良市で参院選の街頭演説中に背後から銃撃された。
選挙は日本の民主主義の根幹である。異なる意見があっても、冷静に戦わせることのできる社会づくりについて、いま一度考える機会ともしたい。

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