安倍氏は桜前夜祭に関して118回虚偽答弁した?

・桜を見る会に関する安倍前首相の国会答弁が118回あった
・政治資金収支報告書未記載で公設第1秘書が略式起訴された
このことを受けて、新聞各紙が社説で触れています。

その中で、東京新聞が「安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない」などと虚偽(虚偽である理由は後述)を書いていたので、他がどう表現しているか調べました。

有名どころを表にしました。この件に触れている社説のリンクは一番下を参照。
桜を見る会に関する118回の答弁は虚偽?

朝日新聞・共同通信(佐賀新聞などで社説として配信)は意外ですね。
産経新聞・読売新聞がダメなのも意外。

そして、もっとも以外なのは、京都新聞が「虚偽答弁にあたるかどうかは、安倍氏が補塡の事実をいつ知ったかに関わる。」と至ってまともな事を書いていることだ。
まさに事の通り。



社説で118回を触れている部分を引用

■東京新聞
衆院調査局によると、これらの「虚偽答弁」は百十八回に上る。
■毎日新聞
こうした「虚偽答弁」は、5カ月で少なくとも118回に上る。
■しんぶん赤旗
少なくとも118回も国会でうその答弁をしてきたことについては「結果として事実に反するものがあった」と人ごとのような表現で済ませました。
■朝日新聞
衆院調査局の調べでは、「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補填していない」という事実と異なる答弁は少なくとも118回にのぼるという。
■共同通信
衆院調査局の調べでは、事実と異なるとみられる安倍氏の答弁は少なくとも118回に上るという。
■産経新聞
ただ国会で少なくとも118回以上にわたり、事実と異なる答弁をしてきた。
■読売新聞
補填の否定など事実と異なる答弁は、昨年11月から今年3月までで計118回にのぼるという。
■北海道新聞
夕食会を巡る国会審議で、安倍氏が「明細書はない」などと事実と異なるとみられる答弁を少なくとも118回していたことが、衆院調査局の調べで分かっている。
■京都新聞
衆院調査局によると、今年3月までに事実と異なるとみられる答弁は少なくとも118回に上る。

虚偽答弁・事実と異なるというのが間違っている理由


衆院調査局が・・・118回・・というのは、立憲民主党の蓮舫議員のツイートの画像にある。
その画像から文字起こしをしました。
桜を見る会の前夜祭に関する安倍前内閣総理大臣の答弁調(未定稿)
令和2年12月21日
※本資料は、桜を見る会のいわゆる前夜祭(前日の夕食会)に関連し、安倍前内閣総理大臣が、①事務所の関与の有無、②明細書の有無、③差額の補填の有無について答弁している会議録を抜粋したものである。
※答弁の回数については、一続きの答弁の中で複数回言及されている場合でも1回とし(委員長の議事整理の発言が入っている場合も、その前後で1回とする)、会議録ごとに回数をカウントした。
※会議録の末尾に記した数字は、①②③のそれぞれに該当する答弁の回数を示している。
※答弁の正確な内容及び表現ぶりについては、各会議録を御参照いただきたい。
・・・
小計 ①70回 ②20回 ③28回 合計 118回
※答弁の回数の数え方については、どこまでを1回とカウントするのか等によって変わり得ることを 御承知おき願いたい。
ちゃんと読まなくてもわかるが、赤字のところを見ると、単に答弁した回数であることがわかる。
答弁が事実であるか、誤りであるか、虚偽であるかについて一切触れていない。
事実認定するのは、裁判所であって、衆院調査局でなければ、略式起訴した検察でもない。
たとえ、この資料が事実と異なると結論づけていたとしても、単に事実の可能性があるという事にしかならない。

そのため、蓮舫議員が「安倍前総理の虚偽答弁は118回と判明しました。」というのも誤り。
「安倍前総理の虚偽答弁が118回された可能性があります。」が正しい表現。
そもそも「虚偽答弁」と断言するには、京都新聞が書いた通り、安倍氏が知っていて異なる答弁をしたことを証明出来なければならない。

社説一覧

新聞社説
要約
朝日新聞前首相聴取 安倍氏は喚問に応じよ
3カ月前まで首相の任にあった者が、在職中の政治資金の疑惑に絡んで、検察の事情聴取を受ける――。この重い事実にどう向き合い、政治責任を果たすのか。
安倍氏は国会での説明に「誠実に対応したい」と語った。ならば、ウソをつけば偽証罪に問われる証人喚問に堂々と応じるべきだ。
東京新聞安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない
国権の最高機関である国会で、首相が虚偽答弁を繰り返したことは民主主義の根幹を揺るがす重大な行為だ。答弁修正で済む話ではない。
本会議や委員会での発言が会議録から削除されることはこれまでもあった。多くが不用意な発言であり、正式な記録からは抹消したかったのだろうが、首相が国会で虚偽答弁を続けた歴史的事実まで消し去ってはならない。
毎日新聞安倍氏の国会説明 証人喚問で解明が必要だ
「桜を見る会」前夜祭の費用補塡(ほてん)問題について、安倍晋三前首相が衆参両院の議院運営委員会で説明した。自分が知らないうちに秘書が補塡し、その秘書の「補塡していない」という説明をうのみにして事実に反する国会答弁をしたと主張した。
安倍氏の無理な説明は、新たな疑問を生んでいる。虚偽答弁が問題になっている事柄であるだけに、ウソをつけば偽証罪に問われる証人喚問で真相を解明する必要がある。
毎日新聞吉川元農相の議員辞職 説明なしでは済まされぬ
自民党の吉川貴盛元農相が議員辞職した。健康問題が理由だというが、農相在任中に大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」グループの元代表から現金500万円を受け取った疑惑を東京地検特捜部が捜査している。
国会や国民への説明を軽視することが続けば、民主主義の根幹が揺らぐ。政治への信頼回復はさらにおぼつかなくなる。
毎日新聞「桜」で安倍氏不起訴 秘書の責任では済まない
「桜を見る会」前夜祭の費用補塡(ほてん)問題で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相を容疑不十分で不起訴とした。主催した後援会の代表を務める公設第1秘書は、政治資金収支報告書への約3000万円の不記載で略式起訴された。
安倍氏はきょう、衆参の議院運営委員会で説明するという。しかし、これまでの経緯を考えれば、うそをつけば罪に問われる証人喚問に応じるべきだ。
産経新聞安倍氏国会で陳謝 疑惑払拭し負託に応えよ
安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会の費用を補填(ほてん)した問題をめぐり、質疑に応じた。首相経験者が答弁の誤りに関して国会で説明するのは、極めて異例の対応だ。
野党が議員辞職を求めたのに対し、安倍氏は否定した。今後、国会議員として有権者の負託に応えるには、どこまで行動で責任を果たせるかにかかっている。
読売新聞安倍氏答弁 国会軽視が重大な事態招いた
不誠実な答弁で、国会審議をやり過ごそうという姿勢が、重い結果を招いたと言えよう。安倍前首相が衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が開いた「桜を見る会」の前夜祭を巡り、前日の記者会見同様、国会答弁の誤りを認めて、謝罪した。
ただ、今回の不記載は、国政全般を揺るがすような問題とは言えまい。スキャンダルの追及に明け暮れるだけの国会にしてはならない。
しんぶん赤旗安倍前首相聴取/証人喚問で真相の徹底解明を
「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)をめぐる疑惑で、安倍晋三前首相が東京地検特捜部の事情聴取を受けました。費用補填をした事実を政治資金収支報告書に記載しなかった疑いです。
菅首相に近い吉川元農水相の証人喚問も不可欠です。続発する「政治とカネ」疑惑にフタをすることは許されません。
しんぶん赤旗安倍氏「桜」弁明/どこまで無反省・不誠実なのか
「桜を見る会」前夜祭をめぐり、国会で虚偽答弁を繰り返した安倍晋三前首相への質疑が衆参の議院運営委員会で行われました。安倍氏は、事実に反する答弁があったと認め「おわび」を口にする一方、安倍後援会が費用補填(ほてん)をしていたことを知らなかったなどと言い訳に終始しました。
安倍氏の言い逃れを許してはなりません。官房長官として安倍氏のうそ答弁をおうむ返しし、真相解明を妨害した菅義偉首相の責任は重大です。
佐賀新聞安倍前首相を聴取
公金を支出した行事に地元後援会の大勢を招き、自らの政治資金で接待、国会でうそを繰り返す。これが「1強」と呼ばれ、憲政史上最長の在職記録を打ち立てた宰相の実像だったのか。
その上で、最長首相にふさわしい出処進退を判断してもらいたい。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは、ほかならぬ安倍氏自身である。
佐賀新聞安倍前首相弁明
安倍晋三前首相が衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補塡(ほてん)問題を巡り、国会で事実と異なる答弁を重ねたとして謝罪した。自民党と安倍氏はこれで疑惑の幕引きを図ろうとしているが、行政府の長が立法府で「虚偽答弁」を繰り返した責任の重大さを軽んじているのではないか。
だが、安倍氏が議運委に出席したのは衆院選を控えた来年まで、「党の顔」である首相経験者を直撃した問題を引きずりたくないとの思惑がある。官房長官当時、安倍氏の答弁を追認した菅義偉首相も陳謝したが、「政治とカネ」問題への取り組み姿勢を見極め、衆院選でしっかり審判したい。
中国新聞安倍前首相事情聴取 責任、秘書に押し付けか
安倍晋三前首相がおととい、東京地検特捜部に任意の事情聴取を受けた。自身の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題である。
金権政治にメスを入れ、うみを出し切れるか。内閣支持率が急落する中、就任から間もなく100日、菅政権の浮沈もかかっている。
京都新聞安倍前首相聴取 国民の前で真実を語れ
「政治とカネ」を巡り一国の首相経験者が、捜査当局の事情聴取を受けるのは異例だ。重く受け止めなければならない。
虚偽答弁の疑いがある以上は証人喚問も受けて立つべきだ。国民の前で説明するのが、首相経験者としての責任ではないか。
南日本新聞[安倍前首相聴取] 政治責任を取るべきだ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会の費用を補填(ほてん)したとされる問題で、安倍氏が東京地検特捜部から任意の事情聴取を受けた。既に後援会代表の公設第1秘書は参加者から集めた会費との差額分を5年間で900万円余り穴埋めしたことを認めているが、安倍氏自身はこうした会計処理を聞いていなかったと主張したとみられる。
「1強」と呼ばれ、憲政史上最長の在職記録を打ち立てた安倍氏である。最長首相にふさわしい身の処し方を示してもらいたい。
山形新聞安倍前首相を事情聴取 自ら出処進退の判断を
公金を支出した行事に地元の支持者を大勢招き、前日の夕食会では自らの政治資金を使って接待したにもかかわらず、国会でうそを繰り返す。これが「1強」と呼ばれ、憲政史上最長の在職記録を打ち立てた宰相の実像だったのだろうか。
その上で最長首相にふさわしい出処進退を判断してもらいたい。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは、安倍氏自身である。
山陰中央新報安倍前首相を聴取/国民への背信行為だ
公金を支出した行事に地元後援会の大勢を招き、自らの政治資金で接待、国会でうそを繰り返す。これが「1強」と呼ばれ、憲政史上最長の在職記録を打ち立てた宰相の実像だったのか。
その上で、最長首相にふさわしい出処進退を判断してもらいたい。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは、ほかならぬ安倍氏自身である。
新潟日報安倍前首相聴取 国会で厳しくたださねば
安倍晋三前首相が国会招致に応じる意向を示しただけで与党側は「誠実」と評価した。国民に予防線を張っているかのようで、強い違和感を覚える。
疑惑の責任を取ったとみられるが、吉川氏は何も語っていない。こちらも説明責任を決してうやむやにしてはならない。
東奥日報虚偽答弁 国会で謝罪を/安倍前首相 任意聴取
公金を支出した行事に地元後援会の大勢を招き、自らの政治資金で接待、国会でうその説明を繰り返す。これが「1強」と呼ばれ、憲政史上最長の在職記録を打ち立てた宰相の実像だったのか。
その上で、最長首相にふさわしく、出処進退を含めて責任の取り方を判断してもらいたい。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは、ほかならぬ安倍氏自身である。
沖縄タイムス[安倍前首相を聴取]証人喚問で真相究明を
首相経験者が「政治とカネ」を巡り、検察の事情聴取を受けるという重大な事態である。当然、証人喚問に応じ、国民に丁寧に説明しなければならない。
宰相の政治資金に関わる問題であり、国民は検察の動きを注視している。徹底的に捜査を尽くしてもらいたい。
秋田魁新報安倍前首相聴取 「桜」真相、国会で説明を
安倍晋三前首相主催「桜を見る会」前夜に開かれた夕食会の費用を安倍氏側が補填(ほてん)していた問題で、東京地検特捜部は安倍氏本人を任意で事情聴取した。補填の事実を認識していたかどうか確認したとみられる。
当時の官房長官として安倍氏の答弁を追認、擁護した菅義偉首相の責任を問う声も上がっている。政府、与党も政治不信の払拭(ふっしょく)に努め、安倍、吉川氏の国会招致や喚問を実現するべきだ。
高知新聞【安倍前首相聴取】国民に説明が必要だ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補塡(ほてん)問題で、東京地検特捜部は安倍氏本人に任意で事情聴取した。「政治とカネ」を巡り、首相経験者が捜査当局の聴取を受けたことを重く受け止めなければならない。
菅義偉首相は当時の官房長官であり、関連する答弁も行っている。どういう姿勢で対応するかは政権の評価に直結する。
宮崎日日新聞安倍前首相を聴取
公金を支出した行事に地元後援会の大勢を招いて自らの政治資金で接待、国会で事実と異なる答弁を繰り返す。これが「1強」と呼ばれ憲政史上最長の在職記録を打ち立てた宰相の実像だったのか。
その上で、最長首相にふさわしい出処進退を判断してもらいたい。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは、ほかならぬ安倍氏自身である。
西日本新聞「桜」疑惑で聴取 安倍氏は国会で真実語れ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題で、東京地検特捜部が安倍氏を任意で事情聴取した。安倍氏は関与を否定したとされる。
理解に苦しむのは、自民党が非公開で議事録も残らない議院運営委員会の理事会を説明の場に想定していることだ。形だけの釈明を聞いて幕引きにしようとするのは許されない。
北海道新聞安倍氏不起訴 喚問に応じるのが筋だ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題で、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)などの容疑で告発された安倍氏を嫌疑不十分で不起訴とした。一方、後援会代表の公設第1秘書を同法違反(同)の罪で略式起訴した。
桜を見る会に関しては、安倍氏の支持者のために私物化したと批判され、巨額の消費者被害を生んだジャパンライフの元会長が首相の推薦枠で招待された経緯もいまだに明らかになっていない。安倍氏は、こうした疑惑も含めて真実を語らなければならない。
愛媛新聞「桜を見る会」不起訴 安倍氏の政治的責任は免れない
安倍晋三前首相の後援会が、「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補塡(ほてん)問題で、東京地検特捜部は安倍氏を不起訴処分とした。全国の弁護士らから政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発されていた。
自民党は安倍氏をかばうのでなく、国民の負託に応える役割を果たすべきだ。疑惑解明が不十分なまま幕引きしてはならない。
沖縄タイムス[安倍前首相不起訴]真相解明にはほど遠い
相変わらず言葉は丁寧で、説明にもよどみがなかった。反省の姿勢も示した。
「政治とカネ」を巡る問題が相次いで発覚し、国民の政治不信は募るばかりだ。与野党にはウミを出し切る覚悟を求めたい。
福井新聞安倍前首相不起訴/重い政治責任、説明尽くせ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に都内のホテルで開いた夕食会の費用を補塡(ほてん)したとされる問題で、東京地検特捜部は政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反の罪で、後援会代表を務める安倍氏の公設第1秘書を略式起訴した。
政治不信が深刻なまでに深まっている。「一人一人の政治家が自ら襟を正す」と語っていたのは自身であり、身の処し方をいま一度自らが判断すべきだろう。
中国新聞安倍前首相の弁明 責任「痛感」聞き飽きた
責任を「痛感」して陳謝しても、責任を取って辞職するという考えはないらしい。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に都内のホテルで開いた夕食会費用を補填(ほてん)していた問題で、安倍氏はきのう衆参両院の議院運営委員会に出席した。
官房長官として安倍氏を擁護した菅義偉首相の責任も問われるべきだ。安倍氏の答弁訂正と陳謝で問題に幕引きできると思うのは大間違いである。
信濃毎日新聞安倍氏答弁訂正 これで幕引きにできない
これでは説明を尽くしたことにならない。「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会の費用補填(ほてん)問題に関する安倍晋三前首相の説明である。
安倍氏は夕食会だけでなく、招待者リストなど全体の問題について、国会で事実を明らかにせねばならない。その上で、自身が議員を続ける資格があるのか問い直すべきである。
山陰中央新報安倍氏国会弁明/自浄能力は失われた
安倍晋三前首相が衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題を巡り、国会で事実と異なる答弁を重ねたとして謝罪した。自民党と安倍氏はこれで疑惑の幕引きを図ろうとしているが、行政府の長が立法府で「虚偽答弁」を繰り返した責任の重大さを軽んじているのではないか。
だが、安倍氏が議運委に出席したのは衆院選を控えた来年まで、「党の顔」である首相経験者を直撃した問題を引きずりたくないとの思惑がある。官房長官当時、安倍氏の答弁を追認した菅義偉首相も陳謝したが、「政治とカネ」問題への取り組み姿勢を見極め、衆院選でしっかり審判したい。
山陽新聞安倍前首相不起訴 秘書の責任で済ますのか
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会を巡り、東京地検特捜部は、政治資金規正法違反(不記載)で、安倍氏の公設第1秘書を略式起訴した。安倍氏は嫌疑不十分で不起訴処分とされ、一連の捜査は終結した。
官房長官として虚偽答弁に加担することになった菅義偉首相にも、長引くのを避けたい意向が透ける。新旧首相の思惑を秘めた政治決着だとすれば、国民の政治不信が払拭(ふっしょく)できるはずはなかろう。
東奥日報責任を軽んじているのか/安倍前首相 国会弁明
安倍晋三前首相が衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題を巡り、国会で事実と異なる答弁を重ねたとして謝罪した。自民党と安倍氏はこれで疑惑の幕引きを図ろうとしているが、行政府の長が立法府で「虚偽答弁」を繰り返した責任の重大さを軽んじているのではないか。
だが、安倍氏が議運委に出席したのは衆院選を控えた来年まで、「党の顔」である首相経験者を直撃した問題を引きずりたくないとの思惑がある。官房長官当時、安倍氏の答弁を追認した菅義偉首相も陳謝したが、有権者は今後も「政治とカネ」問題への取り組み姿勢を見極めていきたい。
琉球新報安倍前首相不起訴 政治的責任は免れない
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜祭として主催した夕食会への費用補填(ほてん)問題で、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)、公職選挙法違反(寄付行為の禁止)などで告発された安倍氏を不起訴処分とした。
民主主義の基本である事実に基づいた議論を放棄したのが安倍前政権だといえる。その事実を重く受け止めるのなら、安倍氏は速やかに出処進退を明らかにすべきだ。
高知新聞【安倍氏の弁明】知らなかったでは済まぬ
結局は「知らなかった」で済ませるつもりのようだが、どれだけの国民が納得するだろう。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補塡(ほてん)問題で、政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍氏は嫌疑不十分で不起訴処分となった。
安倍氏の責任はその進退も含めて、今後とも追及し続けていかなければならない。国会の存在意義が問われている。

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