"読書"の記事一覧

労働者協同組合法成立してよかったね。でも言動は一致する?

「棄民世代」を読みました。 著者の藤田孝典氏ですが、貧困ビジネスというイメージがあったので胡散臭いことが書かれているのだろうと思い読み進めました。 しかし、概ねまともなことが書かれていてビックリです。 (言うことと、することが一致していると良いのですが。。。) 非正規雇用(派遣など)を悪だと著者は断じている。 失われた20年(30年?)で、それが無かったらどうなっていただろうか? 雇用されていない人を誰が支えるのだろうか? 最低賃金を引き揚げろと言っているが、問題の本質が見えていない。 派遣問題も同じで、日本の生産性が上がっていないのが根本的な問題。 単に最低賃…

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意外に賢いナメクジ君

「考えるナメクジ」を読みました。 この本の著者は、福岡女子大学の松尾亮太教授です。 女子大だから、学生に嫌がれないかとよく聞かれるそうです。 でも、ナメクジは獣の臭くない・赤い血が出ない・鳴かない・噛まないなど、それほどでもないらしいです。 女子大でクモの研究をしている人の本を以前読みましたが、それよりも受けが良さそうだ。 ナメクジという超マイナーな研究をしているので、同業者が少ないと書いていたが、h-indexを見ると15で、極端に低いわけではないですね(h-indexについては、こちら参照)。 読んでいて面白いと思ったことを書き連ねます。 ・脳を含めた内臓は体液…

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データが間違っている「データで見る農業」本

「地図とデータで見る農業の世界ハンドブック」を読みました。 なぜフランスのことを多く書いているのだろう?と著者名を見たらフランス人でした。 FAOとかのデータを引用すれば、この本の半分以上は書けるだろうから、わざわざ訳さず日本人が書けば良いと思った。 ナイジェリアの現在の人口は4億人?ナイジェリアの人口について誤りがあったので指摘しておきます。 (P43)「現在人口4億人のナイジェリアは、アメリカよりも人口が多い国になるだろう。」 はい?アメリカ現在人口3億人超えて今が。。。 (P136)「ナイジェリアはアメリカやエチオピアより人口が多くなり、1億人から1億9000万…

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普段行く道にも歴史がある

「歴史は景観から読み解ける」を読みました。 「はじめての歴史地理学」という副題がついていますが、著者の専門は歴史地理学とのこと。 高校時代通った道がどう言う変遷で成り立ったかというのから話は始まっている。 今を見ただけではわからず、歴史だけ見てもわからない。そういう分野の本です。 私は理系だが、歴史も地理も好きなのでどストライクの分野ですね。 天橋立の話が書いてあったが面白い。 江戸時代に砂洲が急激に伸長したことが昔の絵などでわかっている。 その理由は、人口増などで近くの山の木が減り、土砂流出で天橋立が育った。 最近は、木が戻ったので砂が減る傾向にあるとのこと。 …

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マグネシウムを擬人化した物語

「マグネシウムは宇宙の旅人」を読みました。 弥助と擬人化したマグネシウムによる小説が半分ある構成となっています。 弥助としているが、著者の自伝小説のようなものですね。 内容は大まかには大学で習ったことなので、あまり目新しいものは無かった。 (文系の人や高卒の人にはちょうど良いかも) 地球の元素存在の重量比が載っていました。 鉄35%、酸素28%、マグネシウム17%、ケイ素13%、ニッケル2.7%・・ 意外にマグネシウム多いっすね。どうでも良いが小数点の桁数合わせましょうよ。 マグネシウムは宇宙の旅人 田中 靖三 幻冬舎ルネッサンス 2012/3/…

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鹿・猪などの駆除は人の手を掛けない方法でしか実現不可能

「けものが街にやってくる」を読みました。 動物行動学の系統だと思って読んだが、全く違うモノでした。 鹿・猪などのを駆除・人里に近づけないための政策・行政関連の本だったので残念(そういう関係のをご所望の方には良いのでしょう)。 明治・大正期の山は禿山だらけだったというのは知っていたが、滋賀県の写真を見て驚いた。 見渡す限り禿山。 「昔=善」とは限らないということが良くわかると思う。 そして、林業従事者の数がここまで減っているとは知らなかった。 1955年で52万人だったのが、2017年には4.5万人。 カナダとか機械化出来るところなら、このぐらい減っても大丈夫だろう…

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日本の害悪にしかならない「平和学の父」による平和論

「日本人のための平和論」を読みました。 著者のヨハン・ガルトゥング氏は「平和学の父」と呼ばれているそうです。 「平和の父」ではないのがミソですね。机上の学問で何の役に立たないばかりか害悪です。 ツッコミどころ満載で、とても全ては書けないので一部紹介します。 力頼みの安全保障によって平和を得ることはできない。平和によって安全保障が得られるのだ。これは、「はじめに」の一文です。この時点で、もうこの本の主張に現実社会で意味が無いだろうことは推察できます。 行為の「可逆性」という基準に照らしても、「集団的自衛権」の行使は、日本をあと戻りできない地点へ運んでしまうという点で、適切…

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武漢ロックダウンの意外な中の状況

「武漢封城日記」を読みました。 武漢のロックダウン終了!って本が終わるかと思ったら、2020/1/23のロックダウン開始から2020/3/1までの日記で消化不良。 4/8に終了なので本の最後から1ヶ月続くのです。 ネットにあげていた日記を書籍化したもので、今も中国にいるだろうことから、中国共産党に捕まるような内容がかかれていない。 そのため、実態をあらわしているかが不明であるので、それも残念だ。 読んでいて意外だったのは、食料品など最初は店から消えたが、1週間後には充実していたと書いてあったことだ。 (ほぼ毎日、肉と何らかの野菜の炒め物を食べており、肉と野菜に事欠く生活は…

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世の中いろんなマニアがいるんですね

「電柱マニア」を読みました。 読みましたというより見ましたですかね。 文字は全体の2割くらいですかな。 この本の著者のページがあるので、そこを見ると良くわかるでしょう。 電柱マニア 須賀 亮行 オーム社 2020/9/19

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凡人にはそのビジョンは理解できません

「岸田ビジョン 分断から協調へ」を読みました。 読んだ感想は一言「つまらない」です。 知的好奇心が満たされるわけでもなく、特別な意見を持っているわけでもなく、だらだらと色々書いているだけです。  1954年に創設された自衛隊は、その前身である警察予備隊時代を含めればすでに70年にわたって国民の間に根付いています。・・・ にもかかわらず、依然として、少なくない数の憲法学者が自衛隊を意見の存在としていますし、義務教育の教科書にも意見の可能性があることが記載されています。 ほんとうにこれでいいのか-私はそう思いません。国民の判断を仰ぐときが来ているのではないでしょうか。これに…

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