"読書"の記事一覧

食のデマ屋との戦争①

「食の戦争」へのツッコミ第1回は、「第1章 戦略物資としての食料」が対象です。 これは、様々なデマを撒き散らしてきた鈴木宣弘東京大学教授の本です。 過去ログと重複する内容が結構あるので、それは割愛します。 この本は巻末に参考文献が書かれていない稀有なものです。 文中に出てきた気になる人だけリストアップします。 野口勲種苗会社経営者、京都大学久野秀二教授、安田節子、南清貴、天笠啓佑。 すでに、お腹いっぱい・・・ 数字が出てきたら嘘だと思え!2008年に深刻化した世界食糧危機を思い出してほしい。・・・コメを主食とする中米のハイチ、フィリピンでは、お金を出してもコメが買え…

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東大農学教授に見習ってもらいたい農業本

「キレイゴトぬきの農業論」を読みました。 この本に書かれていることは概ね同意できるものです。 東大農学教授とは雲泥の差です。 参考文献を見ればまともさがわかります。 畝山智香子、松永和紀、小島正美 同意できる内容神話1 有機だから安全 神話2 有機だから美味しい 神話3 有機だから環境にいい あ~、神話ですねっていう感じです。 本の中で次の図に近いものが載っていました。 ※独立行政法人農畜産業振興機構の「伝統野菜といわれるもの」より引用 『「伝統野菜」のウソ』ということで次のように書かれています。日本で食べられている野菜の大半は、もともと外国…

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地の底に落ちた国際ジャーナリスト① 医療保険編

「沈みゆく大国 アメリカ」を読みました。 自称国際ジャーナリストの堤未果氏の本です。 ツッコミ1回目の対象は『序章 「1パーセントの超・富裕層」達の新たなゲーム』『第1章 ついに無保険者が保険に入れた!』です。過去記事はタグを参照のこと。 アメリカの銀行の収益力は凄いですね史上最大のカジノと化したウォール街はさらに肥大化し、米国通貨監督庁のデータによると2014年現在、その5大銀行が国内デリバティブの約94パーセント(上位25社中)を抱え、四半期だけで279兆ドル(2京7900兆円)の利益をうる状態になっている。 ※日本の一般会計は95.9兆円(平成26年財務省データ)ばーか…

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美味しんぼの鼻血は、やっぱり風評加害だ!

『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』を読みました。 安全と安心の定義第1章「なぜ、私はこの本を書いたのか」の最後に次のようにある。大前提として「安全とは何か」について私が判断する基準を説明しておきたいと思います。 私の設定した安全についての基準自体が間違っているというご批判はもちろんあるでしょう。 しかし、私自身の安全についての判断基準はこのようなものだと提示しておけば、この本を読まれる方は、私の安全に対する考え方が良くわかっていただけると思います。 そこで、この本で私が「安全」「安心」について語る時の「安全原則」をまず次の章に書きます。これは、とても良いことだと思います。 議論…

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韓国人のこころとくらし

「韓国人のこころとくらし」を読みました。 本は新しいのだが、ちょっと古い内容です。 面白い風習今も生きている風習かわかりませんが、子供が生まれた時に『私の木』を植えるそうだ。 男の場合は先祖の墓のある山に松を植え、女の場合は畑の隅に桐の木を植える。 嫁入りする時にはその桐の木でタンスなどを作って持たせ、男の場合は棺に使うそうだ。 山に墓を作るというのは聞いたことがあります(国定公園だろうと構わずやるらしい)。 韓国らしいエピソードヒマラヤ登山する時に韓国隊がやたら速かった。 その理由は、韓国人は二メートルのクレバスを気にせずジャンプで超えたが、 西欧人は回避し…

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となりの地衣類

「となりの地衣類」を読みました。 盛口満さんの本は「おしゃべりな貝」「雨の日は森へ」に続き3冊目です。 貝⇒冬虫夏草⇒地衣類となります。 地衣類って苔だと思っていたんですが、サブタイトルにある通り菌類であることをこの本で初めて知りました。 ただの菌ではなく、藻類を共生させている菌なのです。 褐虫藻を共生させているサンゴに似たような感じですが、サンゴはヒトデの仲間なので菌類ではないです。 どういうふうに共生させているかというと、上と下からラッピングしているそうです。 上は光合成しないといけないので薄く、下は厚い。 地衣類を培養しようとした人のことが書かれてい…

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コロンビア商人がみた維新後の日本

「コロンビア商人がみた維新後の日本」を読みました。 コロンビアの人が日本に関してはじめて書いた本の日本語訳本です。 本の中で日本のことを散々に書いているが何度も来ているのは良くわかりません。 日本がキリスト教ではなく、仏教・神教なのが気に入らないようです。 アルメロと同じように明治初期の日本を旅した イザベラ・バード とはタイプが違います。 この時期には電信網ができてきて、ヨーロッパとは香港・サイゴン・シンガポール・セイロン・インドなどを通る海底ケーブルで通信できたそうです。 この時期の海底ケーブルってどんな感じだったのだろう。そしてどのように敷設したのだろうか。 …

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蚊学入門

「蚊学入門」を読みました。 科学・化学ではなく蚊学で、蚊のお話です。 面白かった蚊の生態などを書き連ねます。 ・食虫植物のウツボカズラの補虫袋は虫を溶かすために強酸性なのだが、そこに住むボウフラがいる。  ツノフサカ、チビカ、ナガハシカ、オオカなどのボウフラ。 ・ボウフラの呼吸菅は尾っぽのところについていて、逆さになって空気を吸いつつ水中エサを食べている ・血を吸う時に唾液を毎秒6回の速さで注入される。  唾液の中には局所麻酔物質、消化液、アピラーゼ(血液凝固抑制剤)が含まれる。  麻酔物質の効果は3分間持続して、吸っている間に気づかれないようにしている。 ・哺乳類…

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オーガニックの定義がおかしい八百屋さん

「八百屋とかんがえるオーガニック」を読みました。 オーガニックとは日本語では「オーガニック=有機」と訳されています。 食品については、有機JAS認証を取得した農産物、加工品が有機JASマークをつけた上で「オーガニック」や「有機」という言葉を添えて販売することができます。その食品は自然界と人との有機的なつながりを継続するために、環境に負荷をかけない生産方法で、栽培、管理されており、「人が安心して食べられる農産物や加工品です」ということを、わかりやすく表示する法律です。まず文章としておかしいですね。 オーガニックは、法律です、となっている。 上記に関する法律は実は2つあり、それが…

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ゲノム操作・遺伝子組み換え食品「デマ」入門

「ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門」を読みました。 この本は天笠啓祐氏の本です。 デタラメ論文を引用しまくりで笑えますこの本で唯一引用文献が示されていたのが以下になります(この本、ページの下1/3くらい注記のために空いているのに、なぜちゃんと書かないのでしょうね・・・)。 どこから引用したものか書かれていないとツッコミするのが大変なんですよね。 でも、これは書かれているのが楽ちんです。 検索すると特定非営利活動法人国際生命科学研究機構(ILSI Japan)の「遺伝子組み換え食品を理解するⅡ」という良いものが公開されていました。 天笠氏が引用しているようなも…

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