"記事論評"の記事一覧

トリチウムの海洋放出は有害か?①

トリチウムは生物濃縮されて危険だ!って言う人達が結構いるので、その根拠となるものを見ていきましょう。 第1回は、岩倉政城 尚絅学院大学名誉教授の「事故原発汚染水から高濃度有機結合型トリチウムが生成海洋放出で魚介類に濃縮が国と東電は無機トリチウムだから危険は無視できると言い逃れてきた」です。 タンク内の有機炭素を無視するな!(by 岩倉氏)1.汚染水処理水タンク内で有機物の生成と微生物の生息が東京電力調べで明らかになった。 ・Sr処理水タンクK2-B1中層【採取日2018/10/22】をはじめとして得られた処理水12サンプル全てからTOC(全有機炭素)検出。 ・内面点検代表タン…

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国連人権理事会のエセ専門家による処理水放出批判

韓国のハンギョレ新聞が喜んで『国連も日本の汚染水に深い懸念…特別報告者「危険を過小評価」』という記事を配信している。 ※この記事は国際連合人権高等弁務官事務所(OHCHR)の「UN experts say deeply disappointed by decision to discharge Fukushima water」をもとにしている。 しかし、国連人権委員会の特別報告者3人による主張は誤りだらけで全く信用に足るものではない。 (というか、デマの類と言うべき) 3人は何の専門家?国連人権理事会のホームページによると、3人はそれぞれ毒性物質と人権、食品に関する権利、環境…

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知らなかったが、種子法復活+α の法案が提出されていた

今開催の通常国会の議案一覧を見ていたら「主要農作物種子法案」というのに目が入りました。 平成30年に廃止されたはずだが、間違って載っている?と思い見ると、第196回国会(平成30年1月22日~)に法案として提出されています。 議案提出者を見ると「後藤 祐一君外八名」とあり、ググると、しんぶん赤旗の「種子法復活へ法案 6野党が共同提出 食の安全守れ」が引っかかった。日本共産党、立憲民主党、希望の党、無所属の会、自由党、社民党の6野党・会派は19日、主要農作物種子法復活法案を衆議院に共同提出しました。とのこと。 この時、後藤祐一議員は希望の党所属だったらしいが、今は立憲民主党に収まって…

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意外に多い「認可地縁団体」ならぬ「認可地緑団体」の誤記

法案などの誤記に特定野党やマスゴミが騒いでいます。 「再発防止チーム(第2回)」に具体的な誤りが記載されています。 ・漢数字とすべきがアラビア数字となっている ・条項番号記載漏れ(後で書こうとしていたと思われる) ・誤字(○認可地縁団体、×認可地緑団体) など。 では、認可地縁団体(にんかちえんだんたい)が、認可地緑団体(にんかちりょくだんたい)と誤って書かれているのが今までどれだけあったのか調べました。 ちなみに、認可地縁団体は、「地方自治法の第二百六十条の二」で定義されている言葉です。町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づい…

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間違い探し超初級編に最適、山田正彦元農林水産大臣の本④

「売り渡される食の安全」を読みました(やっとのことで70ページ読了し、種子法の話が終わった) 過去のはこちら(1回目、2回目、3回目) 時間は有限なので何事にも優先度を決めましょう第二次安倍政権は18年2月10に、種子法(主要農産物種子法)を廃止する法律案を閣議決定し、国会へ提出することをきめた。このころテレビや新聞は森友学園問題一色だった。・・・それにもかかわらず、まったくといっていいほど報じられていなかった。種子法が廃止される動きがあることを私が知ったのは閣議決定直前、日本経済新聞で報じられた同年1月のことだ。どうでも良いこと(森友・桜・学術会議など)に現を抜かし、大事なこと…

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契約書が無いのがラムザイヤー教授批判の材料になる?

条約もろくに守らない国の人が、契約書が無いことによりラムザイヤー教授を批判するとは片腹痛い。 現在の民法の規定では次のようになっています。 (契約の成立と方式) 第五百二十二条 契約は、契約の内容を示してその締結を申し入れる意思表示(以下「申込み」という。)に対して相手方が承諾をしたときに成立する。 2 契約の成立には、法令に特別の定めがある場合を除き、書面の作成その他の方式を具備することを要しない。書面が無くても契約として成立するとしています。 現在の民法と戦前は全く違う可能性はあるので、今の法律を見ることには意味はないですよね。 では、戦前はどうだったのでしょうか? …

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間違い探し超初級編に最適、山田正彦元農林水産大臣の本③

「売り渡される食の安全」を読みました(やっとのことで28ページ読了) 1回目、2回目に続き3回目です。 米国の遺伝子組み換え農産物の作付面積は減ったのか?世界の流れはこの2、3年で変わった。米国では遺伝子組み換え農産物の作付は減少して、有機栽培が年に10%の割合で、EUでは年に7%の割合で増えている。面白いことを仰る。 では、ISAAA(国際アグリバイオ事業団)のISAAA Briefsをまとめたグラフを見て頂こう。 主要3品目とは、大豆、トウモロコシ、菜種のことを指します。 理由不明だが2015年は減ったが、翌2016年には増えている。 この本は2019年8月出…

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琉球新報の社説1つ当たりの誤りは何個?

琉球新報の社説にどの程度誤りがあるか検証してみました。 「琉球新報が挑んだファクトチェック・フェイク監視」でクソみたいなファクトチェックをしていたので、今回は琉球新報を対象にしました。 新聞社説1つ当たりの誤りの数朝日新聞0.53個東京新聞0.73個毎日新聞0.32個しんぶん赤旗1.08個琉球新報1.00個 12/1~12/15に14個の社説を出しているて、1つはほぼ同じ論調のGoToであったので、13個、誤りは13個。 であるので社説1個につき1つは誤りがあることになります。 12/1 ハンセン病家族法1年 差別解消が真の解決だ同年、議員立法で家族補償法が…

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鶏卵の国内自給率は96%だが、それを0%という大学教授

シリーズとなっている鈴木宣弘・東京大学教授の記事へのツッコミです。 「我々は何を食べて生きたらいいんだ」 というコラムが今回の対象です。 まあ、ヒドイもんです。 鶏のヒナは、ほぼ100%海外依存? それに加えて、飼料の海外依存度を考慮すると、牛肉(豚肉、鶏卵)の自給率は現状でも11%(6%、12%)、このままだと、2035年には4%(1%、2%)と、信じがたい水準に陥る。さらに付け加えると、鶏のヒナはほぼ100%海外依存なので、それを考慮すると、実は鶏卵の自給率はすでに0%という深刻な事態なのである。ほぼ100%というのならば、99.5%以上で四捨五入すると100%にな…

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間違い探し超初級編に最適、山田正彦元農林水産大臣の本②

「売り渡される食の安全」を読みました(やっとのことで4ページ読了)。 第1回はこちら。 2回目(1ページ半~4ページが範囲)には、5カ所の間違いまたは不適切な記述がありました。 日本の米は、ほぼ100%が固定種か?日本の国産ほぼ100%の伝統的な固定種子である米、麦、大豆を支配するために、種子法が廃止されたと私は考えている。どう考えるかは個人の勝手ですが、正しいことをちゃんと書きましょう。 この本が出たのは2019年なので、2018年のデータで見てみましょう。 米・麦・大豆の生産量は以下の通り(単位は1000t)。 米:8,324 麦:907 大豆:253 ※「平成29…

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