"記事論評"の記事一覧

2025参院選 農業・食の安全トンデモ候補者

2025年参議院議員立候補者で農業・食の安全トンデモを主張していたものをまとめました。 調査方法 ・「第27回参議院議員選挙 [2025年7月20日投票] | 選挙ドットコム」で立候補者のTwitterアカウントを調べ、生きている・アクセスできるアカウント424個が調査対象。 ・期間は 2022年12月30日~2025年07月08日 ・「農薬 OR ラウンドアップ OR グリホサート OR ネオニコ OR あきたこまち OR オーガニック給食 OR 種子法 OR 種苗法 OR 遺伝子組み換え OR ゲノム編集」をキーワードに検索し、事実に反する記述・陰謀論などががあったアカウント…

続きを読む

2025参院選 反ワクの立候補者

2025年参議院議員立候補者で反ワクした政党・立候補者をまとめました。 調査方法 ・「第27回参議院議員選挙 [2025年7月20日投票] | 選挙ドットコム」で立候補者のTwitterアカウントを調べ、生きている・アクセスできるアカウント424個が調査対象。 ・期間は 2022年12月16日~2025年07月07日 ・「ワクチン」をキーワードに検索し中身で判断し、反ワクポストがあったアカウントのポストは全て集計対象とした 反ワクアカウントアカウント所属いいね+リポストポスト表示いいね引用返信リポストフォロアー須藤元気@2枚目は須藤元気|全国比例|どこからでも投票で…

続きを読む

2025参院選 汚染水・汚染土呼ばわりした風評加害政党・立候補者

2025年参議院議員立候補者でALPS処理水を汚染水、再生土を汚染土と呼び風評加害をした政党・立候補者をまとめました。 調査方法 ・「第27回参議院議員選挙 [2025年7月20日投票] | 選挙ドットコム」で立候補者のTwitterアカウントを調べ、生きている・アクセスできるアカウント424個が調査対象。 ・期間は 2022年12月21日~2025年07月06日 ・「汚染」をキーワードに検索し、PFASなど関係無い汚染は中身を見て除外 汚染水・汚染土呼ばわりしたアカウントアカウント所属いいね+リポストポスト表示いいね引用返信リポストフォロアー蓮池透れいわ新選組82…

続きを読む

2025年参院選挙 各党のおかしな農業・食の安全政策

2025年の参議院議員選挙の重点政策・公約から、各党のおかしな農業・食の安全政策まとめました。 個人的評価でダメな順番で並べました。非科学的な政策、到底達成できないものに重みを置いています。 ・政党ごとの詳細 ・おかしな政策であるという理由(ChatGPTによる) ・ダメな政策順(ChatGPTによる) 各党のおかしな農業・食の安全政策各政党名のリンクから政策を見られます。 ■自由民主党 特段おかしなのは見当たらない。 農業ではないが水産業のところでまともな記述を発見。ALPS処理水については、安全性の徹底確保と透明性ある情報発信に取り組むとともに、全国の…

続きを読む

デマ屋は原発攻撃時の被害について大きく煽る

「【韓国原発攻撃シミュレーション③】日本の原発施設が攻撃されたら…六ヶ所再処理工場なら最大避難者数は8920万人 国際情勢が不安定さを増す中、日本の原発は大丈夫か?」(青木美希)というデタラメな記事を見つけたのでツッコミます。 著者は朝日新聞所属で「なぜ日本は原発を止められないのか?」などのデマ本を出している自称ジャーナリストです。 記事には当たり前のようにソースのURLは載っていない。 記事にあるキーワードで検索すると 「Something to Talk About: Missile Threats against East Asian Reactors – NPEC」…

続きを読む

間違いだらけの「あきたこまちR」FAQ

「OKシードプロジェクト | 「あきたこまちR」、重イオンビーム放射線育種に関するFAQ」というデタラメなFAQを見つけたのでツッコミます。 以下のタイトルはFAQのものをそのまま使っています。 1. 放射線育種って何?「育種」とは新品種を育成(作出、開発)すること。一般に品種改良と呼ばれています。「品種」とは、植物分類学の用語ではなく、園芸・農業の用語です。最初の3文を引用しましたが、さっそく間違っていますね。 品種は植物分類学で定義された用語です。 種 - 亜種 - 変種 - 亜変種 - 品種 という順番で定義されます。 ※北海道大学の「植物分類学」参照 人の手による…

続きを読む

食のデマの属国日本⑧:デマ屋は都合のよい古い情報を出す

「食の属国日本」(鈴木宣弘)を読みました。 ※既出のデマは基本的に細かく記載しません。過去ログのリンクかタグを見てください。 8回目は「第七章 田んぼ「潰し」に750億円」がツッコミ対象です。 日本は農業保護解消の過剰優等生?「政府が価格を決めて農産物を買い取る遅れた農業保護国」という日本農業批判があるが、実は、それを唯一やめたのが日本であって、他の国は自国の農業を徹底的に保護している。 ・・・ 国内政策は、貿易歪曲性の高さにより分類し、増産に結びつく価格支持政策などを「黄」の政策=削減対象、増産に結びつきにくい環境政策などを「緑」の政策=削減対象外、などと分類した。 …

続きを読む

子どもを壊す食のデマの闇⑧ デマ屋は鼻血が大好き

「子どもを壊す食の闇」(山田正彦)を読みました。 「第八章 市民の力で食の安全を取り戻す」にツッコミます。 8条しかない種子法をいつになったら理解する?子どもたちに安心安全なものを食べてもらうためには「種子法廃止違憲確認訴訟」のように法的手段に訴えることも大事ですが、もう一方で市民ひとりひとりが草の根の運動を起こすことも、現状を動かしていくために非常に重要です。アホですね。 種子法(正式名 主要農作物種子法) は、安心どころか安全さえ全く関係のない法律です。 以下に種子法第一条の目的部分を引用しますが、優秀な種子の生産と普及のためのものなので、安心・安全は全く関係ない。(目的…

続きを読む

食のデマの属国日本⑦:日本の食品は世界最先端の危険な食らしい

「食の属国日本」(鈴木宣弘)を読みました。 ※既出のデマは基本的に細かく記載しません。過去ログのリンクかタグを見てください。 7回目は「第六章 牛は水道の蛇口ではない」がツッコミ対象です。 主張がアベコベそもそも近年は、生乳はずっと不足基調だった。2014年にはバター不足が顕在化し北海道以外の都府県では生産減少が続いていたが、その生乳の供給不足分を、北海道での増産によってなんとか補ってきたのである。 その状況下で農水省は「畜産クラスター事業」を推進し、供給量の増加を図ってきた。「畜産クラスター事業」とは、酪農・畜産農家に大幅な頭数増加や、機械設備の増強を条件として、補助金…

続きを読む

山室真澄先生、方法論とデータ解釈に欠陥があるって言われているよ~

東京大学の山室真澄教授が、ワカサギの餌がネオニコチノイド系殺虫剤によって減少したため、ワカサギが激減したという論文を発表しています。 「Neonicotinoids disrupt aquatic food webs and decrease fishery yields | Science」(ネオニコチノイドは水生食物網を破壊し、漁獲量を減少させる) この論文を参考文献としている論文を Google Scholar でリストアップし、山室論文を批判的、否定しているものを調べました。 見つけた論文の一覧はこちら(論文名を日本語訳したものもつけています)。 273本中、…

続きを読む