ワシントン・タイムズの「ドナルド・トランプ氏を大統領に」をピックアップ。
ワシントン・タイムズはドナルド・トランプ氏を大統領候補として支持する。
米国の未来が懸かっているのだ。ハリス氏も酷いが、今回のトランプ氏はそれに増して酷い。
デマ屋のロバート・F・ケネディ・ジュニアと組むし。
前回はペンス氏がいたので良かったが、今回の副大統領候補もヤバイ人らしい。
放送法によって党派性を持つことは一応制限されているTVとは違って、新聞にはその制限はないが「新聞倫理綱領|倫理綱領|日本新聞協会」にある通り”公正”を求められている。
朝日新聞も綱領で「不偏不党の地に立って・・・」などと…
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「あなたが危ない! 不幸から逃げろ!」(江原啓之)を読みました。
江原氏はスピリチュアリストとのことで、お気持ちの話は読み飛ばし、科学・法律などお気持ちとは関係ない部分でツッコんでいきたいと思います。
「子どもを壊す食の闇」(山田正彦)というデマ本の中のデマを調べている時にこの本に関する記述を見かけたので読んでみた次第です。
十中八九デマ本だと思いますが見ていきましょう。
それはあなたに考える基礎学力がないだけですお店に常温で置いてある総菜パンは、なぜ賞味期限が長く、カビが生えないのでしょうか。どう考えても添加物のおかげでしょう。来ました。自分は無知ですって発表しています…
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「子どもを壊す食の闇」(山田正彦)を読みました。
「第四章 食べるものが孫やひ孫の健康に影響を与えることも」にツッコミます。
新しい OR よくあるデマ文科省が2019年に発表した、通級による指導を受けている児童生徒数の推移調査では、発達障害と診断される子ども(編集部注:注意欠陥多動性障害、学習障害、自閉症、情緒障害の合計)が2006年には9792人だったのが、2017年には6万8839人と、1年で約7倍に増加していることがわかりました。発達障害と診断できるのは医師だけですが、この調査は教師がそうだと思ったものが計上されているだけなのでは?
日本で自閉症をはじめ発達障害の…
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「国民の違和感は9割正しい」(堤未果)を読みました。
この本へのツッコミ4回目は『第3章 〈いのちは大切〉の違和感〜虫の声が聞こえますか?』が対象となります。
食料・農業・農村基本法内容を読んでみると、もう、違和感が満載です。
例えば、第一章の「食料の安定供給の確保」が、改正後は「食料安全保障の抜本的な強化」に書き変えられていました。
具体的に何をするかというと、まず、日本からの輸出を増やすために、農業を成長産業にする〈スマート化〉。さっそく間違っていますね。
新旧対照条文を見ればわかりますが、そんなことは書かれていない。
誤:食料安全保障の抜本的な強化
正:食料安全保…
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『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(鈴木宣弘、森永卓郎)を読みました。
森永氏(獨協大学経済学部教授)のことは名前を知っているくらいでどのような人かは知りません。
鈴木氏(東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授)は、農業に関する有名なデマ屋です。
デマ本だと思いますが見ていきましょう。
第一章 世界経済はあと数年で崩壊する森永 2023年だったかな、農水省が有事の対策を発表しましたよね。いざとなれば食料は配給制にして、みんなでイモを植えてしのごうという。
鈴木 ええ。有事に食料危機が起きた場合、花農家などに強制的にイモや米を作るよう命令するための法律…
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『フェイクを見抜く 「危険」情報の読み解き方』(唐木英明、小島正美)を読みました。
はじめに強固な考えをもった人に対して、「科学的にはこうです」と言っても、説得することは不可能だろう。しかし、世の中の6割前後は「どちらが正しいか迷っている」と思われる人たちだ。本書はそのような迷いをもつ6割の人たちに対して、役に立つ参考書を目指した。陰謀論などにどっぷりつかってしまっている人は宗教と同じで救えないです。
・6割かどうか知らないですが「迷っている」「どうなのかわからない」と思っている人達
・陰謀論にはまっていたがこれは違うのでは?と疑問を持ちはじめた人達
これらの人達のために…
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「子どもを壊す食の闇」(山田正彦)を読みました。
「第三章 ゲノム編集食品が日本市場を席巻する」にツッコミます。
さっそく間違っているね狙われる学校、ゲノム編集されたトマトが学校へ
多国籍アグリ企業が、遺伝子組み換え食品に次いで拡大を目論んでいるのがゲノム編集食物です。ゲノム編集とは、特定の遺伝子をピンポイントで切断することで、生物の特徴を変えてしまう技術のことです。
すでに日本で販売されている“ギャバ”という名のトマトは、国の助成を受けて筑波大学で開発が進み、2021年9月からサナテックシード社がウェブサイトで販売しています。
同社は、ゲノム編集を利用して品種改良された種…
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「紙の爆弾」という雑誌の『放射線育種米交配種「あきたこまちR」が開く食と農業の悲劇的な最終幕』という記事を見つけたのでツッコミます。
この記事の著者は小林蓮実という方で、初めて見る人ですね。あの悪名高い「週刊金曜日」にも寄稿しているそうです。
カドミウムの吸収を抑えたあきたこまちRに対する風評加害なのだろうが、実際に読んでみないと判断できないので見ていきましょう。
「あきたこまちR」という名前を聞いたことがあるだろうか。今後の食の安全農業を変えてしまうかもしれないといわれているのが、この「あきたこまちR」が内包する問題だ。これは最初の二文です。
良い方向に変えることは「問…
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「ゲノム編集食品が変える食の未来」(松永和紀)を読みました。
過去にも何冊か松永さんの本を読んでいます。今回のはどうでしょうか。
情報災害東日本大震災後の福島第一原子力発電所事故により食品の放射能汚染が起きた際、誤情報が氾濫しました。福島県産食品が危険視されたのです。そのような説の根拠となるデータ、検査値は出ていませんでした。
私は当時、「第四の災害である情報災害が起きている」と述べ書籍や講演などで注意を促していました。地震、津波、原発事故という三つの災害だけでなく、科学的に間違った情報が人々に無用の不安を呼び起こし風評まで招くという第四の災害につながっている、と考えていました…
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「ゼロからの『資本論』」(斎藤幸平)を読みました。
著者の言う『資本論』とはこの本で言いたいだろうことを最初にまとめます。
マルクスの本として出ている『資本論』は完成形ではなく、続編を晩年に出そうとしていた。
その続編こそマルクスが言いたかったことで、その主張は研究ノートなどからうかがい知れる。
一般に言われていることは日本共産党綱領で主張するような「生産手段の社会化」なのだが、これではない。
どんなものかというと、次の2つがコアとなる。
・環境的に持続可能な社会
・個人が生産活動において歯車にならない
(資本主義は分業制になっていて、一人で全てをできないの…
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立憲民主党の山田勝彦先生は山田正彦元農林水産大臣のご子息で農業に関して親子ともども博識でございます。
勝彦氏の国会での素晴らしく輝かしい質問をピックアップして解説していきます。
(令和4年2月16日~令和6年6月4日分)
見事なダブルスタンダード第213回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号 令和6年6月4日今年度から、食品衛生基準行政が厚労省から消費者庁へ移管されました。全国各地の直売所から手作りの漬物が激減している問題についてです。
六月一日から改正食品衛生法が完全実施され、漬物の製造に営業許可が必要となり、かなり高額な加工施設を設置することが義務づけられ…
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「誰も農業を知らない」(有坪民雄)を読みました。
遺伝子組み換え発展途上国には、遺伝子組み換え食品を食べるのが「不安だ」などといった「寝言」を言っている余裕がない国が多いのです。・・・発展途上国の事情はわかる。しかし「寝言」とは、なんとひどい言い方をするのか―――そうおもうかたがいらっしゃるかもしれません。ですが、そういう方にこそ私は聞きたい。あなたはその「遺伝子組み換え作物に対する不安」について自分自身で調べましたか?勉強されましたか?筆者が「寝言」だという根拠は、大学の農学部あたりで普通に教えられている教科書レベルの知識に照らせば、寝言以外の何物でないと断言できるからです。超どスレ…
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鈴木宣弘東京大学教授のコラム「失われる消費者の選択権~どう守るか~」にツッコみます。
GM非表示制度?この4月から、酪農・畜産の飼料も含めて、「遺伝子組み換えでない(non-GM)」表示が実質できなくなった。ゲノム編集表示は最初からなしで、無添加の表示さえ、厳格でないからとしてできなくなる。日本の消費者の選ぶ権利が失われていく今、農家、消費者はどうしたらいいのか。
表示の厳格化の名目で行われた「GM非表示制度」
今回の改定は、表示の厳格化の名目で行われた「GM非表示制度」というのが実質である。混入ゼロの場合しかnon-GM表示を認めず、違反すれば摘発されるから、怖くて誰も表示で…
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「農家はもっと減っていい」(久松達央)を読みました。
久松達央氏の本は、「キレイゴトぬきの農業論」に続き二冊目となります。
例のデマ東大農学教授と比べては悪いほど、まとも本です。
後半は、プロとは何か・仕事とは何か、という感じの内容でした。
それは「啓発本」みたいな感じで、個人的にあまり興味はないですが、前半はおススメです。
第1章 農家はもっと減っていい販売農家の107万戸のうち、8割が売り上げ500万円以下の零細農家です。念のために強調しておくと、500万以下といのは「利益」ではなく「売上」です。この説明と共に以下のグラフが付いています。
少数の農家が多くを生…
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『もうダマされないための「科学」講義』を読み始めた。
これは、Twitter でフォローしている、菊池誠さん、松永和紀さんなどが書いた本です。
松永さんの本は過去に以下を読んでいます。
『メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~』
『効かない健康食品 危ない自然・天然』
『お母さんのための「食の安全」教室』
Amazonのレビューで★1つのを見たのですが、この本の「科学」的問題点を指摘しているのは皆無でした。
単に、己のイデオロギーに反するから気に食わないだけですね。
1章 科学と科学ではないもの 菊池誠
2章 科学の拡大と科学哲学の使い道 伊勢田哲…
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統一地方選挙2023の重点政策・公約から、各党のおかしな・うさんくさい農業政策をピックアップします。
以下の表に各党のおかしな・うさんくさい農業政策をまとめました。
各党のおかしな・うさんくさい農業政策各政党名のリンクから政策を見られます。
■自由民主党
あからさまに変なのは無いですが、水産業の成長産業化が微妙ですね。
資源不足のものは水産資源管理が先に必要なのだが、それがちゃんと意識されているのでしょうかね。
■立憲民主党
戸別所得補償、種子条例、学校給食はキーワード的にうさんくさい。
※リンクは、立憲民主党所属議員の発言などへのもの…
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『どう考える?「みどりの食料システム戦略」』を読みました。
ただし、鈴木宣弘東大教授のパートだけです。
いつの間にか、日本が、世界で最も農薬基準の緩い国になってきていることが農水省の調査でも明らかになっている。なっていません。嘘つくな!
嘘の常習犯だから、こんなものでしょうけど。
何の調査の結果か書かれていないが、彼のコラム「強まる世界の減農薬のうねり-日本はどう対応するか」を見てわかりました。
「令和元年度 輸出促進事業の実施状況:農林水産省」にある「主要輸出先国・地域の残留農薬基準値調査事業」のことです。
これは、コメ・茶・リンゴなど日本から輸出できそうな農産物で…
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「ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?」(堤未果)を読みました。
過去記事はタグを参照のこと。
『第5章 〈デジタル農業計画〉の裏───忍び寄る植民地的支配』にツッコみます。
RNA農薬イノベーションを中心にしたこの新しい戦略で、裁判沙汰になった〈グリホサート系除草剤>やミツバチの大量死との関係が指摘される〈ネオニコチノイド系農薬〉を減らす代わりに今後浮上してくるのが、テクノロジーをフルに活用した、次世代新技術、RNA農薬(遺伝子組み換え農薬)やゲノム編集、デジタル農業だ。
日本政府が2040年からの開発・普及を視野に入れている、害虫、病気、雑草対策の3つ…
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「ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?」(堤未果)を読みました。
過去記事はタグを参照のこと。
『第2章 フードテックの新潮流』にツッコみます。
DDTは常温で気体だったんですね、知りませんでした。国際ジャーナリストは博識だな~モンサント社の開発史を遡るとよくわかる。
同社の最初の成功は、自然分解せず生き物の体内で凝縮される殺虫剤「DDT」だ。出版社も含め、言葉を知らないとは恥ずかしいですね。
Wikipediaによると「凝縮(ぎょうしゅく 英:Condensation)は、気体から液体への物質の状態変化であり、気化の逆にあたるもの。液化とも言う。」 。
…
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『世界で最初に飢えるのは日本…東大教授が衝撃の事実を明かす「食の安全保障」の闇』にツッコみます。
この記事は鈴木宣弘東京大学農学教授の新著「世界で最初に飢えるのは日本」からの抜粋であるとのこと。
ただ、『【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】緊急財政出動と「食料安全保障推進法」の制定を』の方がわかりやすいので、ほぼ同じ内容のこちらをツッコミ対象とします。
まずは該当部分を引用します。さらには、米国ラトガース大学らの核戦争に関する衝撃的な研究成果を朝日新聞が報じた(下記画像参照)。15キロトンの核兵器100発が使用され、500万トンの粉塵が発生する核戦争が勃発した場合、直接…
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「命の源の食料とその源の種を守る取り組みを強化しよう 東京大学教授・鈴木宣弘 | 長周新聞」
東大の鈴木宣弘教授のこの記事へのツッコミです。
鈴木教授の主張【表③】のとおり、貿易自由化の進展と食料自給率の低下には明瞭な関係がある。農林漁業は貿易自由化も通じた一部企業の利益の犠牲とされ続けている。
※記事より引用
実際のところどうか?この鈴木教授の主張は前から知っていたのですが、論破する良いデータが無かったので指摘を保留にしてきました。
「食料・農業・農村政策審議会企画部会(令和2年2月13日)配布資料」にある「【参考資料2】食料自給率及び食料自給力の検証」に良いデー…
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「チバニアン兼業農学校 農業政策 山田先生 2022年3月9日」という動画を見ました。
立憲民主党の山田勝彦衆議院議員(山田正彦元農林水産大臣の息子)出演の動画です。
今回は、質問に回答しています。
見て頂ければわかりますが、間違いだらけです。
お父上の活動を宣伝しないと1時間3分20秒頃)グリホサートの毛髪検査を日本でできるか?という問いに対して次のように答えています。日本は検査できる機関が無いんです。ヨーロッパに、確かフランスに出しているんです。
そこは、デトックス・プロジェクト・ジャパン(父親の山田正彦元農林水産大臣が共同代表をしている団体)でできます!と言わない…
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「タネはどうなる!?」を読みました。
民主党政権時代に農林水産大臣だった山田正彦氏の著書です。
24ページある「第2章 野菜の種子は国産100%からすでに海外生産が90%に」へのツッコミです。
F1≠雄性不稔こうして数千万株に1つしかない雄性不稔、いわば無精子症の突然変異株を見つけ出して、両方の特性を持つ一代雑種、F1(First Filial Generation)を大量に生産できる技術を完成させたのだ。不正確ですね。
F1を作る方法としては以下がある。
1.雄性不稔
2.他家受粉
3.雌雄異株
4.自家不和合性
5.雄花、雄しべ除去
大量生産できるのは…
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日本農業新聞の「ゲノム編集食品 種苗含め表示の追求を」をピックアップ。
ゲノム編集を使った品種改良や食品の研究・開発が盛んに行われ、販売も始まった。一方で、政府は表示を義務化しなかった。消費者からは安全性への不安の声も上がっている。食べたくない人が食べないで済むように、科学的知見の進展を踏まえながら、表示制度を追求すべきだ。全くダメですね。
科学的知見を総動員しても遺伝子組み換え作物でさえ、危険性が見つかっていないのですよ。
遺伝子組み換え・ゲノム編集ともに安全の話ではなく、安心の問題なのです。
日本の農業の発展に寄与すべき日本農業新聞が科学的な安全性を説明せずして、何の存…
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「農業消滅」の第2章「種を制するものは世界を制す」を読みました。
この本は、東京大学鈴木宣弘教授の本です。
教授のコラム等へのツッコミはタグを参照ください。重複する分はここでは触れません。
関連する過去ログは以下となります。
・農業系デマ屋が勢ぞろいの動画
種子価格に関するデマをこの本と同じく言っています。
また、生産コストに占める種苗費に関して野菜は民間だから高いと言っているが、比較できない者同士を比較してそう言っています。
比較できる者同士で比較すると、大した差はない。
・農業関係で胡散臭い人の見分け方
農業競争力強化支援法を「公的な育種の成果を…
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「日本が売られる」を読みました。
ただし、実際に読んだのは第一次産業に関連する部分だけです。
その低レベルさから、とても他を読む気にならない。
著者は、国際ジャーナリストという肩書で商売しているようですが、国際ジャーナリストというのは一次情報を見ない人種なのでしょうかね?
主要農作物種子法に関する数々の間違い日本人の主食である「コメ・麦・大豆」という3大主要農産物が、どんなときにも安定供給されるよう、それらの種子の生産と普及を国の責任とした「種子法」を導入する。国の責任ではありません。都道府県の責任です。
種子法第七条を見てみましょう。(原種及び原原種の生産)
第七条…
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「売り渡される食の安全」を読みました(やっとのことで153ページ読了しました)
過去分は、タグからどうぞ。
農業に肥料は不要?実家は米と麦の二毛作を行い、さらに輪作として大豆と芋も栽培していた。
大豆は根にくっついている瘤のような器官に、根粒菌と呼ばれる土壌微生物がすんでいて、土の中でいわゆる窒素固定の働きをしたので肥料は必要なかった。大丈夫ですか?
小学生向けと思われる農林水産省の『「植物は何を栄養にして育っているの?」』から以下を引用します。
もしや、農林水産大臣をやった人が3大栄養素を知らないのですか?
窒素は山田氏が書くようにマメ科の植物(レンゲ…
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「農と食の戦後史」を読みました。
第①弾、第②弾
この本は、天笠啓祐 日本消費者連盟顧問、大野和興 日刊ベリタ編集長の二人の対談本です。
主要農作物種子法第一弾でも触れましたが、再登場しています。【天笠】主要農作物種子法も1986年に改正されています。民間企業に門戸を開く、しかも大ぴらげに開くように改正された。それまで自治体の試験場などが開発し、それを国が支援する仕組みだったのを、民間企業優先に方針を変えた。惚れ惚れするほどの大間違いです。
「主要農作物種子法」の第一条を見ればわかりますが、この法律は種子開発ではなく、種子生産・普及のためのものです。(目的)
第一条…
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沖縄タイムスの社説が『[観光客最大落ち込み]危機乗り切る戦略示せ』が、またどうしようもない。裾野が広い産業だけにホテルや旅行社、観光施設、土産品店など関連業界に及ぼすダメージは計り知れない。そんなのわかっとるわ!
それなのに科学的根拠無しにGoToを止めろと言っていましたね(こちら参照)。
アホすぎです。
今日社説:3行要約■福島民友新聞:高齢者の虐待防止/支える家族の負担減らそう高齢者と家族、双方への目配りを充実させることで虐待を減らしていくことが大切だ。■朝日新聞:日米首脳協議 国際協調 共に立て直せトランプ氏が多国間の枠組みに背を向け、国際秩序をかき乱すのを翻意させることもで…
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読売新聞の「ゲノム編集食品 消費者の理解得る努力続けよ」に目がとまりました。
タイトルが不適切ですな。「ゲノム編集食品 マスコミよ正しく報道せよ」ですな。
・食品への応用に不安を抱く人がいるのは当然である。
⇒マスゴミが正しく報道しないからでしょう。
・政府は安全性について、丁寧に説明していくべきだ。
⇒マスゴミが正しく報道すべきだ
・表示義務もないが、今回は、サナテック社側が自主的に表示する方針だ。透明性を確保するうえで適切な姿勢と言えよう。
⇒ゲノム編集食品であるか、ないかの判定が出来ないのに表示することで何の透明性が確保されるというのか?
今日社説:3行要…
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東京新聞は2020年素晴らしい社説を世の中に送り出してきました。
その中から、科学的に誤っているものをピックアップしました。
全ての社説は読んでいられないので、科学に関係しそうなタイトルのものだけを対象としています。
見て頂くとわかりますが、原発関係の質が極端に低い。
科学なんてどうでも良く、原発稼働のリスク極大化、原発を稼働しないリスクを極小化して報じたい模様。
東京新聞の原発関係記事は誤りがあると思って読んだ方が良いでしょう。
2020年2月22日 放射能汚染水 不信を除くのが先だその数は千基に達し、計約百二十万トンの放射能汚染水が保管されている。最新の装置を使っ…
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今日からブライダル産業新聞を一覧に加えました。
第一弾は藤田観光は人件費30%カットを発表「迫りくるリストラ」です。
景気の悪い話です。GoToを一時停止に追い込んだ人達を恨んでいるでしょうね。
今日社説:3行要約■西日本新聞:袴田事件の再審 いたずらに引き延ばすな再審開始の可否に決着をつけるものではなく、袴田さんの再審請求はさらに長期化する。■京都新聞:袴田最高裁決定 再審の扉を遠ざけるな袴田さんと、再審請求している姉秀子さんはともに80代、残された時間は多くない。■北海道新聞:安倍氏不起訴 喚問に応じるのが筋だ特捜部は不起訴の理由について、安倍氏が不記載を認識していた証拠がない…
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今日社説:3行要約■毎日新聞:菅首相のコロナ対応 正念場の覚悟が見えない飲酒のあるなしや昼夜を問わずに、感染が広がるケースが確認されているという。そんなこと言われんでも知っている。
感染拡大は、冬であることと、飛沫が飛ぶ行動が原因。
だが景気刺激策をやめるだけでは、感染対策として不十分だ。 あれれ?GoToが悪いって言っていなかった?
そりゃ、主要因でないものに対策しても効果が低いのは当たり前。
冬を夏にするのは無理だから、飛沫対策するしかない。
アホですね。
■秋田魁新報:21年度予算案 財政再建への展望示せ目の前のコロナ対策と併せ、財政再建の議論を深め、コロナ後に備えなけ…
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日本経済新聞の「日経_説明と検証が年金運用の要だ」をピックアップ。
2019年度の年金基金の運用で8兆円の赤字が出たことに関しての社説です。
01年度以降の累積では57兆円の運用収益を得ており、長期でみるべきだ。ただ株式比率を5割に高めたことで損益の振れも大きくなった。そういう理由ですかね?
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の「各国公的年金と当法人との比較」に各国の株比率があるので引用します。
CalPERS(アメリカカリフォルニア)/CPPIB(カナダ)/GPF-G(ノルウェー)/GPIF(日本)です。
日本を除きどの国も50%超えています。
GPIF…
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