カーリルで全国の図書館の本を調べらると知ったので、原発・放射能関係のデマ本がどれくらい置かれているか調べました。
2022年版はこちら。
調査対象は次の通り。
・Amazonで「福島第一原発事故」で出てきた本
・Amazonの「核・原発問題」売れ筋ランキングに出てきた本
・Amazonの「原子力・放射線」売れ筋ランキングに出てきた本
・+α。上記に含まれないが過去に読んだ本。「東京五輪がもたらす危険」など。
背景赤:デマ本かデマ常習者の本、背景緑:読んでマトモと判明している本。
「SLA選定」は公益社団法人全国学校図書館協議会が「全国学校図書館協議会選定図書」に選んだ…
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「日本保守党 ~日本を豊かに、強く。」(百田尚樹、有本香)を読みました。
今のLGBTQ+騒ぎに閉口するが、これは誤読というか、判決文読んだ?百田 現に、2023年7月11日、最高裁判所が、経済産業省に勤めるトランスジェンダー女性の職員が、職場の女性用トイレの使用を制限されているのは不当だとして国を訴えた裁判で、トイレの使用制限を認めた国の対応は違法だとする判決を言い渡しました。いわば、トランスジェンダー女性を自称すれば、その人物は女子トイレでも女性更衣室でも自由に入れるという絶対的なお墨付きを、司法が与えたことになります。「そんなことはあり得ない」と言い切っていた人たちはどう責任をと…
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『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』(林智裕)の脚注・参考資料集です。
※「事実を整える」の Nathanさんと共同作業で作りました
消えてしまえそうなリンクの場合は後ろに【アーカイブ】リンクを付けています。
政府系サイト(*.go.jp 等)でリンクが切れている場合は 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 で探してください。
ジャンプ:はじめに、第1章 被害者文化という侵略者、第2章 処理水海洋放出と情報災害、第2章 コラム、第3章 海外からの加害行為、第4章 風評加害との対峙、第4章 コラム、第5章 「やさしさ」は福島のためか、第6章 はずれ…
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『「先見力」の授業』(掛谷英紀)を読みました。
掛谷氏の本は以下に続く4冊目です。
・学者のウソ
・知ってますか?理系研究の“常識"
・学者の暴走
Amazonレビュー先見力のある人が、よくアマゾンでレビューする商品とは?
ところで、この本のことがきっかけで、「アマゾンのレビューがある時期を境に大きく変化する本がほかにもあるのではないか?」と考えました。
そういう本が多数あれば、予測や論争が決着した後に優勢となるレビューを最初のうちにしていた人を「先見力のあるレビュア」、逆に劣勢となるレビューを最初のうちにしている多数派を「先見力のないレビュア」と定義して、その違い…
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『「正しさ」の商人』(林智裕)は以前読んだのだが、まとも過ぎてさっさと読んでしまったので、じっくり読み直してみます。
(以前読んだ時の感想はこちら)
まずは、脚注に大量のURLが記されているのだが、その記事のタイトルが書かれていないので読み難い+その都度手入力するのが面倒なので書き起こします。
消えてしまえそうなリンクの場合は後ろに【アーカイブ】リンクを付けています。
政府系サイト(*.go.jp 等)でリンクが切れている場合は 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 で探してください。
各章への内部リンク:「はじめに」、「第1章「情報災害」とは何か」、「第2章 …
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「核大国ニッポン」を読みました。
自称国際ジャーナリストの堤未果氏の本です。
過去記事はタグを参照のこと。
第1回は、「新書版によせて」の12ページが対象です。
それって難しい言葉ですか?解体時に出る高濃度ウランやプルトニウムなどの使用済み核燃料は、〈再処理ビジネス〉という新しい国際市場を生み出した。比較的に簡単に希釈できる高濃縮ウランとは違い、プルトニウムの方はその処分方法もリサイクル手段についても確立されていなかったからだ。希釈?
プルサーマル後の使用済み核燃料の再々処理は現状確立されていないが、そのことを言いたいのだろうが、科学リテラシーが無いので意味不明なこ…
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カーリルで全国の図書館の本を調べらると知ったので、原発・放射能関係のデマ本がどれくらい置かれているか調べました。
以下は蔵書図書館数トップ15の本になります。全一覧はページ下参照。
調査対象は次の通り。
・Amazonで「福島第一原発事故」で出てきた本
・Amazonの「核・原発問題」売れ筋ランキングに出てきた本
・Amazonの「原子力・放射線」売れ筋ランキングに出てきた本
・+α。上記に含まれないが過去に読んだ本。「東京五輪がもたらす危険」など。
背景赤:デマ本かデマ常習者の本、背景緑:読んでマトモと判明している本。
「SLA選定」は公益社…
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カーリルで全国の図書館の本を調べらると知ったので、デマ本とマトモな本がどのくらい蔵書されているのだろう?と思い調べました。
調査対象はカーリルで出てくる全国の図書館の内、大学図書館を除くものです。
著者の名前の背景を「赤」にしているのは、デマ本または非常に質の低い本を書く人で、「緑」はその逆です。
「質の低い」と判断する基準は、事実と反したこと(調べれば簡単に確認できる)が多く書かれているものです。
「デマ」の説明は不要ですね。
「緑」の良質なものは、事実誤認が確認できない・または極小で、特筆すべき主張や説明がされているものです。
「比率が高い都道府県ランク」…
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「僕にもできた! 国会議員」を読みました。
これは、現在れいわ新撰組の山本太郎議員の本です。
平成30年7月西日本豪雨カジノの審議やっている場合じゃない。カジノがなくて誰が困るんだよ、カジノがなくて困るのはカジノ業界から金をもらっている奴らだけだろう?と思いました。
とにかく災害対応には100%の力を注ぐというのは、基本中の基本です。本に従って太字は太字としています。
ふむふむ。基本なんですね。
この件は、平成30年7月西日本豪雨の時の話です。
では、国会での山本太郎議員の発言を議事録で見て、災害対応に100%力を注いでいるか確認して見ましょう。
「第196…
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『「正しい」とは何か? 武田教授の眠れない講義』へのツッコミ最終回。
第3回はこちら。
四限 男と女、上司と私の不思議な関係4章では「男と女、上司と私の不思議な関係」というタイトルで書かれています。
平和な時には女が強く、そうでないときは男が強い。
上司と部下では立場が違うので、意見・正しさも違う。
という感じのことを書いていました。概ね同意します。
大きくツッコむところは無い感じです。
その程度の洞察力しかないのですか?以下のグラフをもって「タバコを吸う人が減ったから肺がんが増えた」と言っています。
ぱっと思うことは、以下です。
・年寄りの喫煙率は…
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『「正しい」とは何か? 武田教授の眠れない講義』へのツッコミ第三回。
第2回はこちら。
自己紹介ありがとうございます現代社会では「職業倫理」よりも「お金儲け」が大切になって、職業として守るべきことがおろそかになっています。タクシーは遠回りをし、いかがわしい寿司職人は不当に高いネタを使う。最近ではお医者さんまで疑われています。いかがわしい人が、他人にいかがわしいと言う。自己認識が全くできていませんね。
政策に関わる科学者が誤まったら有罪?〈多数の犠牲者が出た2009年のイタリア中部地震で、大地震の兆候がないと判断し被害拡大につながったとして、過失致死傷罪に問われた同国防災庁付…
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『「正しい」とは何か? 武田教授の眠れない講義』へのツッコミ第二回。
1回目はこちら。
国民をバカにしているのはどっち?福島の原発事故の際、宮城県知事は、牛肉の安全性に対して、どんな数字を出すのかを聞かれ、こう言いました。
「安全であるということだけでよろしいかと思っております。健康上全く問題のない数値であるわけですので、詳細な数値を出したところで消費者の皆さんは理解ができないわけでありますから、安全か安全でないかということだけはっきりと証明すれば十分だというふうに思っております」
一般国民にとって、数字はわからないと、だから、ベクレルなんて言ってもしょうがないだと、とバカに…
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『「正しい」とは何か? 武田教授の眠れない講義』を読みました。
武田邦彦氏の本は「原発事故 残留汚染の危険性」に引き続き2冊目。
では、おかしなところをツッコんでいきます。
倫理とは何か?4つの「正しさ」ということで、①神様、②偉人、③倫理、④法律をしめしていますが、倫理について次のように書いています。自分ではなく、他人(社会)に合わせるのです。これは何でしょうね。
他人に合わせることが「倫理」だと。
倫理の正しい意味は「共同体が内部に課す規範」です。
共同体の一員でなければ、その倫理は適用されないし、一員であるので、他人でもあるし自身でもある。
武田氏の言う「…
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「原発事故 残留汚染の危険性」を読みました。
この本は原発関係のトンデモで有名な武田邦彦教授によるものです。
「安全」について根本的な部分を理解していない私は原子力推進派ですが、その中でも「安全な原子力推進派」です。「地震で倒れるような原発を作ったら原子力はダメになる」というのが一貫した私の持論でした。
また原子力反対派として私を分類すれば「不安全な原子力反対派」といえます。
つまり、人類が原子力というもので恩恵を受けるためには「あんぜんであること」が大前提になると思っているのです。
わかりやすくいえば、飛行機を飛ばすときには「墜落しない飛行機」でなければならないということ…
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